日本語版 v1.5 · ex-doc

#妖魔事件の分類と処理

目次

Three blank incident tags laid beside a small black claw shadow, classification without labels.

Scene Tool. 幕府式事件分類をGMツールとして提供する。


#香 — 事件に付く名前

同じ悲鳴も、どこに書かれるかで変わる。路地の騒ぎなら治安事件、藩の屋敷なら秘密、幕府文書庫に入れば存在しない出来事になる。江戸で事件等級は真実の大きさではなく、真実を覆う手の大きさだ。

#法 — 等級の使い方

  • 事件等級は新しいルールでも報酬表でも妖魔の強さを測る表でもなく、GMが介入権限・隠蔽強度・余波を定めるための言葉だ。
  • 一つの事件は低い等級から始まり、調査結果によって高い等級に再分類されることがある。
  • 等級が上がったら、敵の戦力よりも記録改竄、目撃者処理、報告線、封印権限、競合勢力の介入を増やす。
  • 上昇のサインは、同じ事件の異なる記録名、現場より危険な文書庫、PCを殺すより記録から消そうとする敵手だ。
  • 最後に、この事件を処理できる者と処理してはならない者を定める。

#事件等級

等級表面名称実態
流言飛語下級の都市妖魔
治安事件人間型敵手または妖魔物品
藩秘密憑依・霊界門・政治的隠蔽
禁止事件百物会または暗躍勢力の核心作戦

#処理手順

段階質問
現場確認被害者は誰か、表面上の犯人は誰か
名前確認妖魔の名がすでに噂になっているか
責任確認幕府、藩、寺社、商団のうち誰が隠したいか
勢力確認百物会または人間暗躍勢力が介入したか
処理決定退治、封印、交渉、暴露、記録抹消のうち何を選ぶか

#等級別運用

#甲 — 流言飛語

下級妖魔、誤認の目撃談、百物会の探索、闇市の小さな物品が原因だ。戦闘より調査と噂収集が中心になる。

#乙 — 治安事件

人が死んだか消えた。同心と岡っ引きが動き、PCは公式または非公式に現場に入る。人間型敵手と下級妖魔が一緒に出やすい。

#丙 — 藩秘密

大名、家老、道場、寺社、商団が関わる。事件を公開すると一つの組織の体面が崩れる。妖魔退治より責任の所在と記録処理が難しくなる。

#丁 — 禁止事件

幕府が公式記録を残さない事件だ。百物会、黒札房、裏般若、黒札組のうち一つ以上が直接動く。主級敵手や勢力間交渉が登場することがある。


「事件の名前を決める者が、事件の終わりも決めようとする。」