日本語版 v1.3.3 · fc-closing
#結びの言葉 — この書を閉じて卓に戻るとき
目次
この書は読むために書いた。
あなたがこの最後の章まで辿り着いたなら — この書がすべきことはほぼ果たされた。通読する必要はなく、順番に読む必要もなかった。手の向くまま、興味の向くまま開いて読めばよい。
さあ、書を閉じて、卓に戻るとき。
#書を閉じる前に
この書が約束したこと:
- 戦国(戰國)という一世紀の空気。戦が季節であった時代。
- その時代を生きた人々の顔。侍から落魄まで。
- その時代を特別にしたもの — 妖魔が隣人となった世界。
この書が約束しなかったこと:
- 判定の方法 — 本編
coとexにある。ここにはない。 - キャラクター作成 — それはチュートリアルの仕事だ。
- シナリオ・敵データ — それぞれの資料集にある。
あなたが判定を必要とするとき — この書は開くな。判定表ではない。
あなたが場面の匂いを必要とするとき — 一ページ開け。匂いがあるだろう。
#卓に戻って
卓に戻れば再びサイコロが転がるだろう。
そのサイコロの音の下に、あなたが読んだこの書の小さな痕跡が残っていてほしい。
- あなたの侍が朝に起きて刀を磨くとき — この書のある一文がその手にひと重ね加わるように。
- あなたの陰陽師が結界を張るとき — その手が血統の重みを感じるように。
- あなたが妖魔と向き合ったとき — それを単なる敵ではなく見知らぬ隣人として見るように。
この小さな重なりが — この書が望むすべてだ。
#あなたのGMへのひと言
あなたがGMならば — この書はあなたの眼のために書いた。
セッションで何かを描写しなければならないとき — この書の一節が口に浮かぶこともあるだろう。必ずそうしなければならない義務はない。あなたの言葉で十分だ。この書はあなたの言葉を後押しする文にすぎない。
最も良い瞬間は — あなたがこの書を忘れてもこの書にあったある感触をセッションに持ち込むときだ。そのときこの書は本当に自分の仕事をしたことになる。
#あなたのPCへのひと言
あなたがプレイヤーならば — この書はあなたの世界についての書だ。あなたのキャラクターを作る書ではなく、あなたのキャラクターが息をする空気を語る書。
セッションとセッションの間の静かな時間に — この書を開いておけば、あなたのキャラクターが少し立体的になって戻ってくるだろう。あなたが彼の世界をより深く知ったのだから。
#最後のひと文
「読んだなら、閉じよ。閉じたなら、忘れてもよい。忘れても — ある夕べ、卓で何かが浮かぶだろう。」
この書を読んでくれたあなたに感謝する。
卓で会おう。