日本語版 v1.3.3 · fc-doc

#霊界の門、妖魔の欲望、派閥対応

目次

良い妖魔は「悪だから」動くのではない。自らの法則を最後まで押し通すから恐ろしい。


#序文 - 閉じない門の前で

門は石でできてはいなかった。

それは川辺の霧であり、城跡の黒い井戸であり、寺の裏で誰も撞かない鐘の音だった。だが人々はそれを門と呼んだ。何かがそちらから来て、何かがこちらから消えたからだ。

槍兵たちは門に向けて槍先を構えた。僧たちは符を貼った。学者たちは線を引いて風の方向を記した。狐の面をつけた女は笑いながら何もしなかった。

霧の中から声が聞こえた。

「開いたと思うか。」

誰も答えなかった。

「お前たちが我らを呼んだ所は、すでにすべて門であった。」

その言葉を最後に霧が晴れた。門は消えた。代わりにその場に、子どもらが歌っていた歌の一節だけが残った。

その日以降、その歌を最後まで歌う者はいなかった。


#香 - 欲望が妖魔を歩かせる

妖魔は飢え、怨恨、反復、保護、帰郷、模倣、噂のような力で動く。人間の悪党は命令書と野望を残すが、妖魔は痕跡と禁忌を残す。したがって妖魔の目的は、たいてい一つの文で表される。

  • 「この川に入った名を食らう。」
  • 「この山の道を取り戻す。」
  • 「我を殺した名が再び呼ばれるまで反復する。」
  • 「門が閉じる前に戻る。」
  • 「人間の家で人間のように暮らす。」

欲望が明確なら、妖魔は戦闘が終わった後にも残る。


#法 - 妖魔の欲望8軸

欲望説明戦闘外の表現
食らう肉、血、夢、恐怖、記憶、名、噂を取る。被害者が消えたのではなく、空いていく。
守る山、川、墓、橋、家、封印地を守る。侵入者にのみ残酷で、住民には規則的だ。
報いる死、裏切り、侮辱、忘却に報いる。怨恨の対象が変わらない。
反復する最後の行動や怪談の中の順序を続ける。同じ音、数、道、台詞が戻ってくる。
名を得るより多くの目撃談で存在を固定する。噂が広まるほど出現範囲が広がる。
解き放たれる封印、契約、場所、季節から脱する。助けを求めるが、解放後に災いとなりうる。
真似る愛、家族、職業、信仰、芸術を模倣する。人間的な場面が最も不吉だ。
巻き戻す古い時代、古い山道、古い王座を復元する。人間の定着と記録を消そうとする。

#霊界の門 - 類型別の意味

妖魔の類型霊界の門
鬼・戦場の妖魔兵站路。血と暴力が循環する道だ。
天狗・山岳の妖魔境界線。人間が越えれば罰し、妖魔が下りてくれば災いとなる。
怨霊・死霊排水口であり逆流口。解けない死が流れ出るか戻ってくる。
付喪神息遣い。古い物に霊界の気が入って目覚める。
妖狐・化けの妖魔舞台。人間世界に紛れるための仮面を得る。
海上・河川の妖魔潮。水路と霊界が重なるとき門となる。
古代神級の妖魔封印と王座。門が開けば帰還し、閉じれば潜伏する。
現代妖魔物理的な門より伝播の通路。駅、トンネル、画面、掲示板、匿名の噂が門の役割をする。

#時代別の門

時代門が見える仕方
平安宮廷の禁忌、陰陽の兆し、夜の方位として解釈される。
戦国戦争と廃墟で統制が崩れ、漏れて裂ける。
江戸管理・封鎖・検閲の対象となり、路地と怪談で迂回する。
現代場所より伝播の仕方が重要になる。噂網が小さな門となる。

#co派閥対応表

派閥鬼・戦場山岳・自然怨霊・死霊化け・噂現代妖魔への適用
カグラ藩討伐・封鎖山城防衛線の構築軍律で隔離諜報対象として追跡公共秩序の事件として処理
比叡連退魔戦聖地回復解脱・封印邪教と規定迷信ではなく汚染と見る
エンリョ館危険だが研究交渉優先事情調査分類・記録民俗学・心霊学の資料と見る
尾羽山酒席と同盟可能山の境界を共有利用はするが近づかない最もよく扱う噂網を隠れ家にする
堺座妖魔素材の取引産物流通遺品取引は危険噂流通媒体・商品化を通じて拡散
国友座霊核の兵器化捕獲装置封印装置の開発感知装置の開発画面・電信・機械と結合

#運用 - 大悪党の最初の文

妖魔の大悪党を作るときは、まず数値を見ずに最初の文を書く。

最初の文結果
「彼は戦争が終わらないことを望む。」戦場の鬼、怨霊の将軍、城跡の組織へ向かう。
「彼女は自らの名を忘れた村を罰する。」怨霊、守護の妖魔、解消型の結末へ向かう。
「それは門が閉じれば死ぬ。」封印解除の陰謀、同情と災いの両面へ向かう。
「彼らは人間が自分たちを語り続けるよう仕向ける。」怪談組織、江戸・現代の噂キャンペーンへ向かう。

#結びの句

妖魔を止めるには、刀より先にその欲望がどの門を出入りするのかを知らねばならない。