日本語版 v1.3.3 · fc-doc
#現代妖魔
目次
現代妖魔は旧い妖魔が消えた後に残った空席ではない。噂がより速く動く時代に合わせて新しく生じた夜の形式である。
#導入断片 — 削除された投稿
投稿は三行だけだった。
昨日の終電で降りたのですが、駅名がありませんでした。 駅員はおらず、スピーカーから私の名前が呼ばれました。 返信しないでください。道が記憶します。
投稿はすぐに削除された。だがキャプチャが残った。キャプチャは再び上がった。誰かが悪戯で駅名を付け、誰かが地図にない線路を描いた。三日後、最初の目撃談が出た。
一週間後、同じ駅で降りたという人が五人になった。そのうち二人は互いに異なる都市で同じプラットフォームの写真を上げた。
写真の中の電光掲示板には駅名がなかった。
代わりに次の列車の到着時刻だけが浮かんでいた。
昨日 25:61。
#香 — 現代の門は移動する
現代妖魔は特定の山や井戸だけに縛られない。駅、トンネル、エレベーター、廃病院、掲示板、映像、写真、通知音のような 伝播可能な場所 に縛られる。過去の怪談が人の口を伝って歩いたなら、現代妖魔は保存され、複製され、検索される。
とはいえ現代妖魔が技術そのものなのではない。技術は通路だ。妖魔の体は依然として恐怖、反復、名、禁忌から来る。
#法 — 現代妖魔の共通規則
現代妖魔を co 時代キャンペーンにそのまま入れるときは、異邦・未来・霊界の鬼物式の事件として処理する。現代背景キャンペーンでは以下の共通規則を使う。
| 要素 | 規則 |
|---|---|
| 伝播 | 怪談を見た人、聞いた人、保存した人が次の目撃者になりうる。 |
| 削除 | 投稿・映像の削除だけでは妖魔は消えない。原本の名と最初の目撃条件を見つけねばならない。 |
| 場所 | 物理場所と媒体場所が重なる。駅のプラットフォームと投稿が同じ門でありうる。 |
| 禁忌 | 返信しないこと、再び見ないこと、名を検索しないことのような行動禁忌を置く。 |
| 弱点 | 最初の投稿者、最初の映像、最初の被害者、本来の場所を見つければ制圧力 -1または防備 -1。 |
#現代妖魔と霊界の門
現代妖魔にとって門は固定された門枠ではなく 複製可能な経路 である。
| 通路 | 門の役割 |
|---|---|
| 駅 | 別の場所へ行くべき移動が霊界へ漏れ出す。 |
| トンネル | 入った距離と出た距離が合わない。 |
| エレベーター | 階数と世界の層が重なる。 |
| 映像 | 見る時間が呼出式になる。 |
| 投稿 | 返信と共有が祭礼のように作動する。 |
| 検索語 | 名を呼ぶ現代的な方式である。 |
#派閥対応
戦国 co 派閥を現代に直接移すときは、後裔・秘密機関・研究会に変形する。
| 系統 | 現代対応 |
|---|---|
| カグラ藩系統 | 公共安全・退魔機関。事件の隠蔽と現場封鎖に強い。 |
| 比叡連系統 | 宗教・民間祭礼ネットワーク。怨み解消と葬礼に強い。 |
| エンリョ館系統 | 民俗学・心霊学・怪談研究者。資料収集に強いが危険を招く。 |
| 尾羽山系統 | 正体不明の情報屋・匿名コミュニティ。怪談を隠すか広める。 |
| 堺座系統 | 出版・映像・商品化。意図せず妖魔の名を拡大する。 |
#運用 — 現代妖魔を戦国に持ち込む
現代妖魔を戦国キャンペーンに入れるときは「未来妖魔」として入れるより 伝承の種 として入れるほうがよい。
- 現代の駅怪談は戦国の「戻らない峠」に変える。
- 映像の呪いは「再び開いてはならない屏風」に変える。
- 投稿怪談は「書き写せば訪れる怪文書」に変える。
- エレベーター怪談は「昇らない塔」や「階数が合わない城」に変える。
#締めの言葉
現代妖魔は新しいが見慣れぬものではない。名を呼ぶ方式が口から画面に変わっただけである。
