日本語版 v1.5 · zn-doc
#公文書
目次
#香 — 公文書
Fiction-Only — 清い文書は、汚れた文書より怪しいことがある。紙は印を押されたからといって正直にはならない。
文書庫の書吏は、年ごとに束ね、役所ごとに束ね、誰にも見つかりたくない度合いでさらに束ねていた。最悪の文書は隠されていなかった。完璧な筆で写され、正しい場所に綴じられ、役に立つための一行だけを欠いていた。
#表 — 文書
| # | 文書の断片 | ゆるい端 |
|---|---|---|
| 1 | すべての名の年齢が三十三と記録された失踪者名簿。 | 年齢が改竄されたのか、失踪者が一人になっていくのか。 |
| 2 | 米の量は普通に書かれているが、合計が歯で数えられた年貢帳。 | 誰の会計法なのか。 |
| 3 | 「すでに処刑済み、武装の可能性あり」と記された男の逮捕令状。 | 誰が死者の令状に署名したのか。 |
| 4 | 毎冬、同じ幼名で一人の小僧が得度している寺の登録簿。 | 寺は人を取り替えているのか、誓いを更新しているのか、血筋を隠しているのか。 |
| 5 | 家臣に「第二の日の出」を論じることを禁じた一族覚書。 | 誰が見て、第二の光は何を示したのか。 |
| 6 | 在庫にもなく、維持費も払わない舟に与えられた渡船免許。 | 誰も所有しない公認の舟を誰が使うのか。 |
| 7 | 罪名が切り取られ、処罰だけ残った逮捕記録。「家へ戻すこと。」 | なぜ戻されることが罰なのか。 |
| 8 | 「交換用の月」という項目を含む社の修理見積。 | 比喩か、暗号か、儀式具か。 |
| 9 | 消えた藩の印が押された通行手形。昨日、三人の番人が受け入れた。 | 誰が死んだ藩にまだ従っているのか。 |
| 10 | 花嫁二人、花婿なしで封じられた婚姻登録。 | どんな同盟には花婿の不在が必要だったのか。 |
| 11 | 「私は次のものを見たことを否認し、ここに記述する」で始まる証言書。 | 誰が証人に否認と証言を同時に強いたのか。 |
| 12 | 「折り畳まれた影一つ」を載せた押収目録。 | どんな容器なら影を収められるのか。 |
| 13 | 一戸だけ「数の外に立つ」と記された村の人別帳。 | 数の外にあるとどんな権利や危険が生じるのか。 |
| 14 | 灰を重さで受け取った寺の寄進領収。 | 誰の灰で、なぜ価値があったのか。 |
| 15 | 「建つ前に」修理せよという橋の普請命令。 | 計画された橋か、記憶された橋か、すでに別のものを渡しているのか。 |
| 16 | 自分を調べる許可を自分に求める代官の手紙。 | 法的慎重さか、狂気か、役職による憑依か。 |
| 17 | 「夢の中のみ出席、なお給金支給」と記された槍隊名簿。 | 誰が夢の兵に俸給を認めたのか。 |
| 18 | 封じた壺十三個の蔵受領書、後書き。「十二番目は二度と開けるな。」 | 初めて開けた時、何が起こったのか。 |
| 19 | 所持者の名が誤読される日にだけ有効な旅手形。 | 所持者の名を声に出して変えると誰が得をするのか。 |
| 20 | 被告、裁き手、被害者が別々の墨で同一人物になっている判決書。 | 三人が一つの記録へ潰されたのか、一人が三役へ裂かれたのか。 |
| 21 | 「音なし、構造健全」と記された寺の鐘の検査書。 | 音はどこへ行ったのか。 |
| 22 | 一枝だけ墨ではなく赤糸で描かれた家譜。 | その枝は紙が終わった後に足されたのか。 |
| 23 | 一家の借りを道端の社へ譲渡した債務移転書。 | 社はどう取り立てるのか。 |
| 24 | 原因を「未来の過失」とした火事報告。 | 誰が火より先に過失を知ったのか。 |
#表 — 公的な沈黙を読む
| 沈黙 | ありうる意味 |
|---|---|
| 欠けた名 | 保護、抹消、禁忌、養子、または強すぎて書けない者。 |
| 欠けた日付 | 反復事件、入れ替わった順序、偽造された不在証明、儀式の時刻。 |
| 欠けた印 | 無許可の真実、許可された嘘、または責任を拒む書吏。 |
| 多すぎる写し | 誰かが記録を破壊に耐えさせたかった。 |
| 清すぎる | 危険な部分が除かれた後、書類が作り直されたのかもしれない。 |
#運用 — 公文書の使い方
公文書は権威の圧力を作る。虚偽を執行可能にし、真実を使用不能にする。単純に戦って解決できない時に特に有効だ。文書がすでに誰が語ってよいかを形作っているからである。
シナリオでは、その文書が証拠、武器、罠、相続、借り、死体のどれかを選ぶ。そのうえで、どの役所がそれを別物として扱うことで得をするかを決める。
