日本語版 v1.3.3

#商人サンプル: 恵比寿屋コハル (恵比寿屋小春)

目次

「金の前に敵はいない。」


Ebisuya Koharu, a merchant, complete upper body from head to waist, abacus with unmarked beads and folded ledger with blank pages, polite smile hiding calculation, sleeve and hair.

#1段 — 堺の若き店主

#

堺の中堅商家恵比寿屋の娘であり後継者。幼い頃から算盤を手にしていた。笑みは柔らかいが、目は計算を止めない。

#背景 — どのように冒険を始めたか

恵比寿屋は堺の商人連合に属する中堅商家である。主業種は鉄砲火薬と南蛮輸入雑貨。コハルはその商家の長女で、十二歳から帳簿を読み、取引現場に同席した。十六で父が毒殺された後 — 競合商家の陰謀だった — コハルは家業を継いだ。女主人は堺では珍しかったが、コハルは数字で説得する方法を知っていた。

最初の戦場経験は、カグラ藩の鉄砲部隊へ火薬を供給する補給護送だった。国境の山道で山賊に襲われた時、コハルは護衛の浪人に報酬二倍 + 山賊の略奪品受取権を即座に提示した。浪人はその場で三倍の力を出し、山賊八人が倒れた。コハルはその日学んだ — 金は刀より速いことがある

#

恵比寿屋コハル — 商人1段
戦力3、防備12(商人服の中に軽い甲冑)、活力10
勇-1、技+0、体+0、智+1、美+2、運+1
背景: 商人の子 (財布金貨 +3) | 心: 無心

開始金貨: 8 (基本5 + 商人の子 +3)

武器: 護身用短刀(基本) + ばらまく金貨(1活力、敵判定 -1)

マヌーバ一覧:

源泉マヌーバ類型活力限界
特技黄金万能2判定 +1 (金貨1消費時)
特技帳簿の感覚素養交渉・情報 +2
一般幸運児素養
共通買収試行3卒分隊結束 -1 (金貨3)

典型的呼吸: 後列維持 → 黄金万能(2) + 買収試行(3) = 5。戦闘外取引も主要技法。


#5段 — 戦争商人

#

恵比寿屋は堺の大商家の列に入った。カグラ藩の公式軍需供給者。戦争が起きるほど富が増える — しかしコハルは、自分が戦争を利用しているのか、戦争に利用されているのか、時々分からなくなる。

#背景 — どのようにここまで来たか

1段以後、コハルは四年間カグラ藩と独占供給契約を結び、軍需火薬・鉄砲・食糧の主供給者となった。五度の戦役に参加した — 毎回後方から。その間、彼女は戦争経済の論理を完成させた — 戦場で卒一人が倒れれば、金貨1が彼女の財布に入る。死体回収権、武器回収権、戦利品優先買入権。

二年目、コハルは買収転向を初めて試みた。敵傭兵分隊長に金貨二十枚を提示し、裏切りを誘導したのである。成功した。傭兵分隊はその日、カグラ藩側として戦った。この一件の後、コハルは有名になった — 「恵比寿屋の金貨は刀よりよく切れる。」

三年目、戦闘後の死体整理中、コハルは十五歳の足軽の遺体のそばで泣いているその母を見た。母は言った — 「うちの息子が倒れたことは、恵比寿屋の金持ちたちの金に一行足しましたか?」コハルは答えられなかった。その夜、恵比寿屋へ戻った彼女は戦死者遺族基金を作った。自分の利益の一割を積み立て、戦死した足軽の遺族へ配分するものだった。無心の心が少し揺らぎ始めた事件だった。

#

恵比寿屋コハル — 商人5段
戦力3、防備13(名品南蛮甲冑 — 商人が着ると商人服に見える設計)、活力10
勇-1、技+0、体+0、智+2、美+3、運+1
背景: 商人の子ルートA (財界進出) | 心: 無心 (少しの慈)
流派: なし (自己流商い)

追加マヌーバ:

源泉マヌーバ類型活力限界
3段戦争経済素養卒処置時金貨 +1
5段買収転向敵卒分隊に金貨N = 結束 -N
5段補給線保護素養味方戦闘ごと金貨収入 +5

典型的呼吸: 後列 → 買収転向(金貨消費) + 黄金万能(2) + 分隊命令(1) = 3。戦闘中に金貨流入。


#10段(達人) — 「天下の富、コハル」

#

全国で最も金を持つ商人。恵比寿屋は今や堺・京都・江戸に支店を持つ財閥。彼女の金貨一列で大名家が興り、一度の拒絶で家が滅ぶ。しかし彼女はいまも堺の旧本店に住む — 父の祭壇のそばに。

威名: 職業の極意 — 天下の富

#背景 — どのように威名を得たか

コハルの伝説は南蛮貿易航路開拓から始まった。彼女は堺商人連合を説得して南蛮船専用港を開設し、異国の火薬・鉄砲・衣服・薬材を独占輸入した。その結果、カグラ藩を含む四藩が彼女の手元から軍需補給を受けた。

決定的事件はエドク大乱経済防衛であった。般若会が火薬供給網を断とうとした時、コハルは私財で半年分の火薬在庫を密かに積み上げていた。大乱中に鉄砲が途切れなかったのはそのおかげである。彼女はそのために金貨を失った — ほぼ半年分の収益を。しかしカグラ藩の大名は彼女に名誉大名職を提案し、彼女は断る代わりに — 「商人連合の公式首長」の地位を求めた。大名はその要求を受け入れた。

現在、コハルは堺商人連合の公式首長である。武士道の公式名誉でもなく、資本そのものの名で全国を動かす。彼女は「天下の富」と呼ばれる。この名が付いた日、彼女は父の祭壇の前に金貨一枚を置いた。

#

恵比寿屋コハル — 商人達人
戦力3、防備13(名品南蛮甲冑+符)、活力12(10+技2)
勇-1、技+2、体+0、智+3、美+3、運+1
背景: 商人の子達人 (財閥) | 心: 慈 (完成 — 利益の上に置くものがある)
威名: 天下の富 (職業の極意)

財布: 無制限潜在 / 戦闘携帯上限20維持 (標準PC規律)

追加マヌーバ:

源泉マヌーバ類型限界
7段大商団素養小康収入 +5
9段経済結縛素養敵大名の補給減少 (シナリオ)
威名天下の富素養小康 +5金貨、戦闘上限20維持 (悪役雑貨商のみ上限解除)

「戦争は最高の商いだ。だが — 戦後の方がもっと大きな商いだ。」