#核心解釈原則 (Core Interpretive Principles)
目次
Canon. 本文書は混世霊妖譚ウィキ全体の規則解釈優先原則を定義する。個別規則文書が直接扱わない交差・重複・グレーゾーンは、本6原則で解釈する。個別Canon文書と本原則が衝突する場合は個別Canonが優先するが、そのCanonが空白を残した領域は本原則が埋める。権威体系:
co-99-01-authority.md.
関連項目: co-99-01-authority.md · ../co-00-02-axioms.md
#目的
ウィキ規模が大きくなるにつれ、個別規則文書が明示しない交差状況(二重構成・適応・名品・神物・部隊・ユニット代行など)でGMごとに異なる解釈が出ている。これを防ぐため、6個の上位原則を立て、派生論争を根から遮断する。
設計基調:
- 優雅に: 上位原則一つが複数の下位イシューを吸収する。
- 閉じたリスト(closed list): 「3種だけ」「4類型だけ」「5経路だけ」のような限定文法で拡張議論を遮断する。
- 創造性保存: 極端ビルドは放棄領域が明確なので禁止しない。効率上限だけを固定する。
#原則 1 — 出典独立と同名非重複
異なる出典(特技・武器・神物・流派)から来る異なる名前の効果は累積する。同じ名前・同じ種類の効果が重なるなら、最も有利な一つだけを適用する。
追加細則: すでに「自動」結果を保証する効果(自動会心・自動成功)に、同じ種類の「自動」効果が重なる場合、どちらか一つだけが有意味な効果として残り、残りは消滅する。判定を消す効果(自動成功)は、「判定に適用されるすべてのペナルティ」(連撃疲労など)も一緒に消滅させる。ただし、独立した追加効果(会心時 +1戦力など)は出典が異なれば別に累積される。
#原則 2 — ユニット自律と代行行動
ユニットは自分の活力で自分の行動を行う。固有活力のないユニット(式神・傀儡・分隊)を操者が動かすとき、操者は自分の活力で操縦アクションを実行する。操縦アクションは操者の活力・上限に従う。
細則:
- 式神・傀儡: 本体活力0。術者の操縦アクションは「明示的0活力 [型] マヌーバ」(
co-03-04-action-points.md§ルール3)に該当し、一間合2回上限を共有する。ユニットがN体いても、術者の操縦は一間合最大2回。 - 分隊命令: 固有費用(1~2活力)が付く別トラック。基本分隊命令は0活力マヌーバ上限と無関係。ただし、特定効果が分隊命令を
0活力([型])で実行すると明記した場合は、その効果の限界に従う。 - 傀儡は個人ユニットである。 分隊ではなく、分隊命令・総指揮・分隊戦術の対象にならない。
- 譲渡: 固有活力を持つ味方にだけ1:1。活力0のユニット(式神・傀儡・分隊)には譲渡不可。譲渡された活力は受信者の通常活力だが、受信者の0活力マヌーバ一間合2回上限は本人基準で維持される(譲渡で上限は増えない)。
#原則 3 — 装備スロット
一人のキャラクターは装備カテゴリー(武器 / 防具 / 装身具 / 神物・符)ごとに1個だけ同時装備・活性化できる。
例外 (4種、拡張不可):
- 多重武装を許す特技・流派免許を保有 — 二刀流、伊藤一刀流免許、双拳銃など、明示的に多重武装を許す特技・免許を取得した場合、その特技が指定する範囲内で武器スロットを複数使用できる。
- 武器スロット限定。防具・神物・装身具スロットは拡張されない。
- 特技・免許なしに「双剣使い」というコンセプト宣言だけでは不可。
- 二刀流で装備した二振りがそれぞれ名品・神物でも装備自体は許可。ただし名品技法・献身技法の同時活性化は、例外2~4および[理解]経路を別途満たす必要がある。
- 対で伝承された名品・神物 — 雌雄一対剣、比翼一対弓など、伝承そのものが対である場合のみ。任意の二振りを「双剣」と主張することはできない。
- 同一原所有者セット — 同じ人物が生前同時に着用していたことが伝承・記録で確定しているセット。同じカテゴリーでも同時装備可能。
- 原本主人の英霊 — 英霊クラスが自分の前世の神物を所持する場合、生前保有分をすべて所持可能。ただし物理的制約(両手 = 武器2個、鎧1領、兜1個など)は常識を適用する。関羽の英霊でも青龍偃月刀と槍を同時に振り回すことはできない。
相互作用: 例外2・3・4は本来「多重所持」を前提にするため、それ自体が物理的な多重装備を許す(二刀流特技不要)。例外1は武器スロット拡張であり、名品・神物かどうかとは独立軸である。どの例外でも手・身体の物理的制約が最終上限である。
#献身技法 [理解] 経路 (5種、拡張不可)
- A: 該当文化に対応する36技能名人(4点)。例: 軍学・策謀・風格・地理・退魔・呪術など。
- B: 異国適応特技(1スロット = 1文化)。
- C: 外人クラス自動理解 — 欧州・南蛮系統限定。
- D: 英霊自動共鳴 — 自分の前世文化1個に限定。多文化英霊はGMが前提として設定した場合のみ。
- E: GMシナリオ付与。
その他のクラス・状況による「広範な理解」主張は無効である。
#原則 4 — 自然回復の定義と能動回復タイプ
「自然回復」はパッシブ回復(小康自動リセット、時間経過回復)だけを指す。能動回復(特技・修理・治療)は自然回復制約とは無関係である。
#能動回復タイプ (4種、拡張不可)
| タイプ | 例 |
|---|---|
| 医療 | 医術、医務隊の戦場処置、急造修理(生体適用)、治癒薬草 |
| 機械 | 工人修理、野戦鍛冶場、自律機人の自己修理、絡繰整備 |
| 神格 | 治癒の光、祝福、神域回復、阿弥陀顕現 |
| 士気・結束 | 芸人 戦場の花、浄土僧 念仏、軍楽隊 |
一間合、一対象について各タイプ最大1回適用。異なるタイプは累積する。
「自然回復不可」状態特技(自律機人 機關の身など): パッシブ回復のみ禁止。能動回復4タイプは有効。「強靭」のような戦力上限増加特技は回復ではないため無関係、有効。
#原則 5 — 適応変換は頻度だけを制限する
適応(co-04-02-progression.md §適応)で借用した特技は、原本の発動条件をそのまま維持する。変換されるのは頻度だけである。
- [型]/[構え]/[整備]: 活力費用 +1。条件・効果は原本そのまま。
- [素養]: 「常時」 → 「間合1回」。原本の発動条件(例: 潜入状態、特定武器所持)は維持され、条件未充足時、その間合では発動しない。
この規則は追加解釈を作らない。「原本に明記されていない新しい権利」は適応では生じない。
#原則 6 — 「間合 N回」カウンター独立性
異なる特技・名品技法・神物献身技法の「間合 N回」制限は、それぞれ独立したカウンターである。一つのマヌーバの「間合1回」は、そのマヌーバだけの制約である。
- 二刀流で二振りの名品を持つ場合、各名品技法はそれぞれの間合 N回を維持する。
- ただし、一呼吸活力上限と連撃疲労(対象基準の累積)などの上位制約はそのまま適用される。
#原則 → 解決するイシュー対応
| 原則 | 主な解決イシュー |
|---|---|
| 1 | 即身成仏 vs 連撃疲労、奇襲+先制一撃の自動会心重複、鉄砲+魔弾の射手、天才軍師+総指揮 |
| 2 | 人間凶器0活力体術上限、式神0活力上限、譲渡ループ、譲渡+傀儡、傀儡の分隊性 |
| 3 | 神物多重所持、英霊共鳴文化数、天人 vs 外人理解、二刀流の法的位置づけ |
| 4 | 複数回復ソース、自律機人+工人修理、自律機人強靭 |
| 5 | 適応 [素養]「間合1回変換」 |
| 6 | 二刀流名品の間合1回独立 |
#原則の権威
本6原則はCanon文書であり、各規則文書の上部・セクションに同一原則ブロックが挿入されている。原則全体を改訂するには、保守変更記録にmajorまたはminor変更として残す(SemVer基準)。個別原則の適用範囲拡張・縮小は、本書の修正を通じてのみ行われる。
六つの原則が十四個のクラッシュを覆う。この数がさらに増えるなら、原則を再設計する時である。