日本語版 v1.3.3 · fc-glossary
#用語辞典 — 暗面心鏡
目次
本辞典は判定規則ではなくRPの言葉である。実際の数値、特技、職業データは
coの原文に従う。
#導入断片 — 同じ言葉の裏面
学者は同じ文字を二度書いた。忠。一つ目の文字の横には「主君を守る」と書き、二つ目の文字の横には「主君の名で焼く」と書いた。
浄土僧はその横に慈を書いた。一つ目には「苦痛を抱く」、二つ目には「苦痛を消すという名で人を消す」と書いた。
野人は魔を書いた。一つ目には「流れに従う」、二つ目には「食ってよいと言う」と書いた。
最後に浪人は無心を書いた。一つ目には「とらわれない」、二つ目には「責任を負わない」と書いた。
四人は同じ紙をしばらく見た。文字は変わらなかった。変わったのは、その文字を手にして立つ者の心であった。
#大きな流れ
| 用語 | 漢字 | 簡単な解説 | 混世霊妖譚との連結 |
|---|---|---|---|
| 暗面 | 暗面 | 三道六心の暗い作動。信念が弁明と暴力へ固まる面。 | 覇、虚、魔、無心中心のRP。 |
| 魔道 | 魔道 | 人間の道理を捨て、禁忌、本能、虚無、強圧を道とする状態。 | 魔人PC/NPCの核心的な問い。 |
| 魔人 | 魔人 | 妖魔ではなく、人間が禁忌と暗面を通じて変質した存在。 | co 魔人12職。 |
| 堕落 | 堕落 | 一度の過ちより、繰り返された選択の傾斜。 | 心転、セッションの結果、NPCの反応で表れる。 |
| 帰還 | 帰還 | 暗面から完全に抜け出すか、少なくともこれ以上下りないと選ぶ場面。 | 悔悟、贖罪、封印、死、追放などで表現できる。 |
| 禁忌 | 禁忌 | 卓と世界が越えないと定めた線。 | 世界内部の禁忌とプレイヤー合意の禁忌を区分する。 |
| 結果責任 | — | 悪役の選択が世界と関係に残す痕跡。 | 報酬表より後続の場面で扱う。 |
#三道六心の暗面語
| 用語 | 明るい根 | 暗面の解釈 |
|---|---|---|
| 覇 | 忠、秩序、名分 | 「我が秩序が正しいのだから、他者は折ってもよい。」 |
| 虚 | 慈悲、空、無常 | 「どうせ苦痛だけなのだから、何も守る必要はない。」 |
| 魔 | 自然、真、流れ | 「強い者が食い、弱い者が食われるのが世界だ。」 |
| 無心 | 執着のなさ、揺るがなさ | 「私は何も信じないのだから、責任もない。」 |
#魔人運用語
| 用語 | 解説 |
|---|---|
| 鏡の職業 | 魔人職の基盤となる一般職業の組み合わせ。例: 修羅道は侍と密教僧の暗い結合として読める。 |
| 堕落の経路 | 魔人になるまで繰り返された選択の流れ。出自より重要である。 |
| 暗面宣言 | プレイヤーが自分のキャラクターの暗面の問いを明示する合意の文。例: 「この人物は秩序のために人を捨てられるかを見る。」 |
| 停止の場面 | これ以上下りる前に、最後に止まれる場面。必ずしも成功を保証しなくてよい。 |
| 鏡のNPC | 魔人PCと同じ問いに別の答えを出す英雄、被害者、かつての仲間、後継者。 |
| 没落の場面 | 魔人PCがついに戻らないと決めるか、世界が彼をもはや受け入れない場面。 |
#禁止線の区分
| 区分 | 意味 |
|---|---|
| 世界内部の禁忌 | 混世霊妖譚の世界の人物が恐れたり禁じたりするもの。邪教、人身供養、怨霊結縛のような題材がここに入る。 |
| 卓の禁止線 | プレイヤーとGMが実際に扱わないと合意した題材。世界内部で可能であっても、セッションでは省く。 |
| 暗転処理 | 場面の結果だけを残し、描写は飛ばす処理。 |
| 避け方 | 同じ叙事機能をより刺激の少ない題材に替える処理。 |
| 中断信号 | 進行中、不快さが大きくなったときに即座に場面を止めるための信号。方式は卓が定める。 |
#混同しないこと
| 混同 | 区分 |
|---|---|
| 魔人と妖魔 | 魔人は人間の堕落と変質を扱う。妖魔PCは本巻の範囲外である。 |
| 虚と空 | 空は苦痛と執着を見る知恵である。虚は意味を放棄する暗面である。 |
| 魔と真 | 真は世界と調和を成そうとする。魔は調和を語りながら弱肉強食だけを残す。 |
| 無心と無責任 | 無心は執着を手放した状態でありうる。暗面の無心は責任を手放した状態である。 |
| 悪役と無礼なプレイ | 悪役PCは卓の合意の中のキャラクター役割である。プレイヤー間の攻撃や合意の破壊ではない。 |
#口調の参考
覇の人物は「秩序」「大義」「必要な犠牲」「命令」「統一」「平定」を口にする。
虚の人物は「終わり」「無意味」「空しさ」「救いなし」「苦痛の終結」を口にする。
魔の人物は「本能」「強者」「餌」「流れ」「自然」「生き残り」を口にする。
無心の人物は「かまわない」「値を言え」「私の仕事ではない」「今日だけしのぐ」「信じない」を口にする。
用語は罪を代わりに犯さない — ただ、罪がどんな顔で語るかを教えてくれる。