日本語版 v1.3.3 · fc-doc

#強化妖魔ハブ

目次

強い妖魔は戦力が高い妖魔ではない。事件が終わった後にも名と規則を残す妖魔だ。


#導入掌編 - 山を生きたまま縛った者

その山には入口が三つあった。

第一の入口には酒甕が置かれ、第二の入口には折れた刀が刺さり、第三の入口には子供の履物が並んでいた。人々は三つのどの道からも入らなかった。どの道も同じ場所へ続くと知っていたからだ。

山の上には妖魔が一匹住むと言われた。しかし山の麓の村の老婆は首を振った。

「一匹ではない。山がその妖魔の体であり、道がその妖魔の指であり、我らの物語がその妖魔の息だ。」

若い武士が問うた。

「では何を斬ればよいのですか。」

老婆は三つの入口を順に指さした。

「酒を断ち、刀を埋め、子の名を返せ。その後にも山が動けば、そのとき斬れ。」


#香 - 大悪党の妖魔は法則を持つ

妖魔の大悪党は、人間の悪党のように命令書と階級で動かなくてもよい。その代わりに法則がある。特定の名を食い、特定の山道を守り、特定の禁忌を破った者だけを害し、特定の噂が広まるときに強くなる。

妖魔の組織も同じだ。人間の組織のように部長と会計と文書を備えなくてもよい。共同の欲望、夜の規則、領域、餌があれば組織となる。


#法 - 強化背景6種

既存の妖魔に一つ付けて強くする。二つ以上付ければ、長期キャンペーンのボス級として扱う。

強化背景効果解消
名のある妖魔名が広まった地域で制圧力 +1。最初の名の起源を明らかにする。
領域の主特定の場所で防備 +1、初判定 +1。領域の禁忌を回復するか破る。
門に縛られた者戦力 0 の後、霊界へ退却可能。霊界の門を封印するか安定化する。
眷属保有卒・練妖魔分隊を1-2個指揮する。眷属の餌や恐怖を断つ。
怪談増殖噂が広まるほど次の事件に再登場する。偽の噂を正し、本物の名を固定する。
人間契約人間勢力または cult が保護する。契約の文言、供物、代償を公開する。

#運用 - 次の文書へつなぐ

この文書は既存の妖魔を一段強くする共通背景を提供する。大悪党と組織を細部設計するときは、次の文書へ進む。

目的文書
主級または長期キャンペーンの敵手を作るfc08-06-02-yoma-masterminds.md
オリジナル妖魔組織を作るfc08-06-03-yoma-organizations.md

#妖魔大悪党 6問

質問答えるべきこと
何を食うか被害の様相と長期の脅威。
どこで完全か戦場、山、井戸、城、書、駅のような本拠地。
どんな名で強くなるか噂と情報戦の核心。
人間に何を約束するか誘惑、取引、cult の理由。
殺す以外に止める法は何か解消型の結末。
倒した後に何が残るか後続シナリオのフック。

#妖魔大悪党 類型要約

類型中心の欲望推奨妖魔
山の主侵した人間の秩序を戻す。天狗、山姥、木霊の変質
戦場の捕食者戦争が続くことを望む。鬼、怨霊、餓鬼
怪談の君主名が広まるほど強くなる。妖狐、怨霊、現代妖魔
封印された古代妖魔門が開くのを待つ。混流の破片、アラハバキ型、主級変種
人間を愛した妖魔保護が所有に変わる。妖狐、化け猫、絡新婦
神になろうとする妖魔恐怖を信仰に変える。祟り神型、古代神級の妖魔

#霊界の門

妖魔組織の門は普通一つではない。首領は大きな門に縛られ、下位の妖魔たちは小さな門を担う。戦場の墓、山道、蔵、井戸、投稿が、すべて同じ組織の末端の門となり得る。

組織を強くするときは、門のネットワークを作る。

規模門の構成
小規模本拠地の門1個 + 事件の場所1個
中規模本拠地の門1個 + 下位の門3個
大規模首領の門1個 + 幹部ごとの門 + 噂の通路

#ファクション対応

勢力妖魔大悪党妖魔組織
カグラ藩首領の討伐と本拠地の占領を優先する。組織を軍事勢力と見て粉砕する。
比叡連封印条件と業の解消を探す。下位の門の祭礼を順に閉じる。
エンリョ館動機と共存の可能性を問う。組織の規則を記録し協定の可能性を探す。
尾羽山取引するか離間する。噂網型の組織と容易に絡む。
堺座組織の餌を商品化する危険がある。情報と物流を通じて組織の拡散に関与する。
国友座捕獲・兵器化に関心を持つ。下位の妖魔を実験材料にしようとする。

#締めの言葉

大悪党の妖魔を倒すのは易しい。その妖魔が食って生きていた名と門を閉じる仕事が難しい。