#10段の先へ — 威名降等と昇段延長
目次
本文書は front に属する。ここに合意しなければ、その先は点けない。 威名をそのままにして11段を回せば、正本の警告どおりゲームは崩れる。
#解 — なぜ威名を先に手直しすべきか
co-04-05 ははっきりと言う。威名は キャンペーン終結装置であり、その効果は コアシステムを無効化するように作られている、と。剣聖の自動命中・自動回避は判定を、法王の戦闘不能免疫は死を、軍神の0活力指揮は活力経済を — まるごと消し去る。
だから10段の先へ進むには、まず最初に 威名から「無効化」を抜かねばならない。強さは残しつつ、ゲームを消し去る絶対性だけを取り上げるのだ。二つの取っ手がある。
- 数値化 — 「無条件/自動」を 固定ボーナス +4〜+5 に変える。自動命中 → 命中判定 +5。ほぼ常に成功するが、サイコロはまた振る(会心・失着が生き返る)。
- 頻度制限 — コアを無効化する効果は セッション1回・戦闘1回・間合1回など効果の強度に見合った頻度で縛る。常時権能 → 決定的な一場面の切り札。(間合1回ですでに制限されたインタラプト型効果は追加降等なしで存置する。)
- 対象範囲縮小(補助の取っ手) — 効果の届く対象を狭める(全員 → 隣接/同じ区域など)。頻度制限と併せて適用し、広域絶対権能を局地化する。
この二つを威名ごとに適用すれば、威名は「キャンペーンを終わらせる神」から「キャンペーンを継いでいく英雄の秘技」へと降りてくる。
#選択ルール — 威名降等表 [Variant · エピックモード]
以下は co-04-05 が コアシステムを無効化すると明示した6威名に対する 降等である。表にない職業の極意・背景の極意・二重ビルド威名は、同じ二つの取っ手(数値化・頻度制限)を適用してGMが同じ方式で降等する。数値・頻度は卓基準であり、GMがキャンペーンの強度に合わせて ±1 調整できる。
| 威名 | 正本(無効化) | 降等型(エピックモード) |
|---|---|---|
| 剣聖 (剣術聖人) | 自動命中 + 自動回避 + [型] 0活力反撃(間合1回) | 剣術攻撃・回避判定 +5(サイコロ維持)。この威名補正は 02 の聖人 +4 を代替し、剣術に超越熟練を併せて採択した場合は二つのうち 高い値ひとつだけを適用(重複不可)。[型] 0活力反撃(間合1回)は降等後も維持。完全自動は セッション1回 |
| 無双戦神 (侍) | [構え] 同じ区域進入の敵全員0活力自動反撃(間合1回) + 同じ区域制圧力 +5(一区域単独掌握) | 制圧力・突破関連判定 +4。同じ区域進入の敵全員0活力自動反撃(間合1回)は降等なしで存置(line 31 原則)。単独掌握演出は セッション1回 |
| 無影客 (浪人) | 制圧力・突破無視(常時) + 先攻 +999(1位保証) + 移動活力 -2(最小1) | 先攻補正 +5、移動費用 -1。完全無視は 戦闘1回 |
| 影の王 (忍び) | 常時潜入 + 全攻撃奇襲扱い(会心拡張) + 奇襲即死(卒/練/将、主免除) | 潜入判定 +5、未発覚奇襲 [直撃 2]。即死級の一撃は セッション1回 |
| 法王 (浄土僧) | 味方全員戦闘不能免疫 | 同じ区域の味方が戦闘不能時 セッション1回 自動生還(戦力1)。常時免疫廃止 |
| 軍神 (学者) | 分隊命令0活力 + 全員 +3活力/間合 | 分隊命令活力 -2(最小0)、味方1名 +3活力は 間合1回 |
スタック処理。 降等後も同系列の威名がパーティに二つ以上あれば、GMはセッション1回効果が 重ならないように(同じ戦闘に一つだけ)調整する。降等は無効化を取り除いただけで、合算まで防ぐわけではない。
複数威名。 11段以降に二つ目の威名を得たいなら、
03の 「威名再臨」 超越特技でスロットを開く — ただし 降等型前提でのみ。
#選択ルール — 11段以降交差成長表 [Variant · エピックモード]
正本 10段交差成長表 の 奇偶交差リズム(奇数段=特技、偶数段=能力値+1・技能+2点)を11段の上へ延長する。ただし11段+の奇数段は基本特技1スロットに単純化し、正本1・9段のように追加スロットを与える段はGM裁量である。
| 段(段) | 基礎成長 | 特技獲得 |
|---|---|---|
| 11段 | — | 特技1個(職業上級 · 超越特技 · 一般 のうち択) |
| 12段 | 能力値 +1 / 技能 +2点 | — |
| 13段 | — | 特技1個 |
| 14段 | 能力値 +1 / 技能 +2点 | — |
| 15段 | — | 特技1個 |
| … | (偶数 = 基礎、奇数 = 特技 反復) | … |
- 偶数段の 能力値 +1 は正本どおり一つの能力値に +1 だが、+3 上限は
02の超越で開いた範囲の中でのみ 適用される(超越なしでは依然として +3 で止まる)。 - 偶数段の 技能 +2点 は正本どおり配分するが、聖人の上の成長は
02の超越熟練で受ける。 - 奇数段の特技スロットは職業上級特技をすべて取り切ったなら 超越特技か一般特技で埋める。
#選択ルール — 解放する五つの制限 [Variant · エピックモード]
エピックモードは正本の次の天井を 選択的に 解除する。すべて点ける必要はない — 卓が望むものだけ。
| # | 正本制限 | エピックモード解除 |
|---|---|---|
| 1 | 能力値 +3 上限 | 「超越:能力値」特技で一能力値あたり +1 ずつ天井を上げる(→+5、それ以上)(02) |
| 2 | 免許以上の 個数上限(10段6個) | 偶数段ごとに継続して +1(12段7 · 14段8 …)、または「熟練限度超越」特技で追加 |
| 3 | 名人は 職業指定6技能 の中でのみ | 「名人領域超越」特技で6技能外の技能1個ずつ名人解禁 |
| 4 | 聖人は 10段達人専用 | 11段以降「聖域超越」特技で聖人可能技能を追加(スロット費用) |
| 5 | 同じ特技の 反復上限(原則重複取得不可=1回;強靭・神速・幸運児の反復特技のみ最大2回) | (a) 新設の 超越特技は設計上反復可能(02・03)。(b) 正本の資源 +1 一般特技(強靭=戦力 +1 · 神速=活力最大 +1 · 幸運児=運命介入 +1)の 正本2回上限を解除(取得ごとに +1 累積) |
解除は費用を伴う。 1・3・4 の解除は 超越特技を職業・一般特技スロットで取得してこそ開き(
03)、5(資源 +1 一般特技の反復)も 一般特技スロットを使う。偶数段の自動成長(2番)だけがスロットなしで続く。つまり「さらに育つこと」はタダではなく、特技スロットという機会費用で買う。
#香 — 一文
「神を飼い慣らす第一歩は、神から『無条件』という言葉を取り上げることだ。」
