日本語版 v1.3.3

#芸人 (藝人, Entertainer)

戦場の花。歌と舞で傷を癒やし、士気を上げる。

  • 役割: 回復、バフ、士気管理、叙事触媒、鎮魂
  • 核心能力値: 美、運
  • 心府進入: 強行突破
  • 基盤職業: 白拍子、琵琶法師、歌舞伎道化、遊女 — 芸術と魂の人。
  • 三道六心: 慈または真。歌で世界を見る。
  • 名人可能技能: 風格、交渉、扇動、医術、天運、変装
  • 開始自動技能: 風格習得、交渉入門、扇動入門、変装入門

#香 — 戦場に歌が必要だ

芸人は刀を持たない。琵琶を弾き、歌を歌い、舞い、負傷者の傷を拭う。戦闘の真ん中で芸人がすることは — 人を生かすこと。ほかの職業が敵を殺す間、芸人は味方を死なせない。そして死者には — 鎮魂歌を歌う。誰も聞いてくれない死の最後の歌を、芸人は歌う。

崩れかけた前列で、足軽が死を恐れる時、芸人の歌が響けば — 震えていた手がまた槍を握る。負傷した武士が血を流して倒れる時、芸人の手が傷を包めば — 死の戸口から戻ってくる。芸人の一曲が一部隊を生かす。その歌が何を歌っているのか — 敵にもわからない。芸人の歌は歌詞ではなく、意志の振動だからだ。

芸人には戦闘力がない。防備も低く、戦力も少ない。だが芸人がいなければ、戦場には絶望しかない。芸人は戦場の心臓である。刀が止まった場所に歌が流れ、歌が止まれば — また刀が取られる。その間に人の心が生きる。芸人はその心の守護者である。9段名人芸人が歌う歌は — 死にゆく者の魂を次の生へ導くという。それが迷信であれ真実であれ、その歌を聞いた者は — 再び立ち上がる。

非戦闘では、芸人は人と人をつなぐ存在である。村で公演すれば名声が上がり、敵陣で歌えば交渉の扉が開き、パーティ内に葛藤が生じれば芸人の一言が和解を導く。しかし芸人の最も深い悲しみは — 自分のための歌がないことだ。すべての歌が他人のためのものである。芸人が自分のために歌う瞬間は、死の直前の最後の一曲だけだ。だから本物の名人芸人の死は — 最も美しい公演となる。その歌を聞いた者は生涯忘れない。

  • 推奨武器: なし(非戦闘専門)。護身用懐剣(懐中短刀)、半弓(後列射撃)、琵琶/太鼓/笛そのもの(象徴)。
  • 推奨流派: なし。芸人は武術流派ではなく芸術学派に属する。琵琶法師流、白拍子流などの別学問。
  • 推奨陣営基盤: 堺座(商人ギルド + 興行)、カグラ藩(宮中芸人)、霧幻衆(天狗芸人の神秘)

#法 — 特技一覧

#1段: 戦場の花 (戰場の花) [整備]

[整備] 戦場の花
時点: 小康段階  |  限界: 小康1回
効果: 味方1体の戦力1回復、または分隊1個の結束力1回復。
      活力消耗なし(小康専用)。

「戦場で最初に死ぬのは希望だ。芸人はその希望を守る。」

#3段クラス特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
軍歌[型]2間合1回同じ区域 + 隣接区域の味方全員: 次の攻撃技法 +1。歌が刀を鋭くする。
応急治療 (應急治療)[型]2間合1回同じ区域の味方1名、戦力1回復。(戦闘中の数少ない回復手段の一つ。)
巫女の舞[素養]小康段階「戦場の花」の対象を2体に増加(1体→2体)。

#5段クラス特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
鎮魂歌 (鎭魂歌)[型]2間合1回妖魔専用。隣接区域の妖魔全員、攻撃技法 -2(1間合)。「歌で妖魔を鎮める。」
活力の歌[型]3間合1回味方1体の現在活力に即時3点追加。「リズムが呼吸を導く。」カウントが上がる。
天生の美[素養]美オーラ効果が隣接区域まで拡張。存在感が前列まで届く。

#7段高級特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
戦場のディーバ (戰場の歌姬)[素養]小康段階「戦場の花」の回復量2(戦力 or 結束力)。対象2体
不死の歌[型]3戦闘1回味方1名が次に戦闘不能になる時、代わりに戦力1で生存。「この歌が終わるまで — 倒れないで。」
妖魔魅惑[型]3間合1回妖魔将1体に2d10+美 >= 対象防備。成功時1間合行動不可。歌に魅惑される。

#9段高級特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
大公演[型]5戦闘1回味方全員戦力2回復 + 結束力全量回復 + 活力 +3。「戦場が舞台になる。」
魂の歌[型]5戦闘1回戦闘不能の味方1名を即時復活(戦力半分)。「その名を呼ぶ。」
天下第一[素養]美+3扱い。制圧力オーラが戦場全体に適用。存在そのものが戦場を変える。

#芸人の典型的呼吸パターン

芸人は直接攻撃しない。バフ/回復/攪乱に集中する。

呼吸マヌーバ組み合わせ活力効果
軍歌+移動軍歌(2)+歩行(2)4味方 +1攻撃 + 位置調整
応急+予約応急治療(2)+懐剣緊急回避予約(1)3戦力1回復 + 護身
活力の歌活力の歌(3)+予約(1)4味方 +3活力(決定的)
大公演大公演(5)5全員回復(究極技)

#区域ボーナス

区域効果
後列安全。整備活力 -1(後列ボーナス)。芸人の基本位置。
前列危険だが軍歌の範囲が広がる。「前列で歌う芸人」は叙事的に強烈。
心府絶対に入ってはいけない。

#三道六心

自然な心葛藤
慈 (空道)「すべての人の苦痛を慰めたい。」芸人の自然な方向。
葛藤: 虚方向「どれほど歌っても人は死ぬ。この歌に意味はあるのか?」絶望の瞬間。
葛藤: 真方向「歌は自然の一部だ。風が吹くように、雨が降るように。」芸術の境地。

芸人の三道六心の問い: 「歌が戦争を止められるのか?」答えは — まだ誰も知らない。


戦場に歌が必要だ。そして芸人がそこにいる。


#分隊戦術特技(芸人)

スロット規則: 分隊戦術特技は該当段のクラス特技選択肢に含まれる。3段/5段クラス特技を選ぶ時、一般クラス特技の代わりに分隊戦術特技を選択できる。

芸人の分隊戦術は歌と舞で士気を上げる独特の形。戦闘力ではなく精神力で分隊を強化する。

特技類型習得段活力限界効果
戦場歌 (戰場歌)[戦術:型]3段分隊命令費用間合1回軍歌を歌う。同じ区域の分隊全員、次の攻撃 +1 + 結束 +1。「歌が刀を鋭くする。」
鎮魂舞 (鎭魂舞)[戦術:型]5段分隊命令費用+1戦闘1回戦闘不能分隊1個を結束2で戦場復帰。人数は半分(端数処理)。「死者の意志を継ぎ、再び立ち上がる。」

三道六心(分隊戦術): 戦場歌は慈(士気を上げることは慈悲)。鎮魂舞は慈から真へ — 「歌が魂を慰め、生者を立ち上がらせる。」


"歌は刀を止められない。しかし — 刀を止めた後の人は、歌でしか生きていけない。"


#例示キャラクター

ハナビ — サンプルシート(1/5/10段 + 段階別バックストーリー)