日本語版 v1.3.3
#忍術流派拡張 (忍術流派 擴張) — セクションインデックス
目次
#アイデンティティ
本編の忍術2流派(伊賀・甲賀)に加え、世界各地の暗殺・諜報・潜行流派を追加。忍術が日本固有のものではないことを強調 — 朝鮮の剣契、アラブのハシャシン、ユダヤのシカリまで変換。
#デザイン目標
- 最小5種、最大7種の新規忍術流派。
- 流派類型の混合:
- 有名門派 2種 (根来流・風魔流)
- 秘人秘伝 1~2種 (明の錦衣衛派生・秘密結社)
- 自己流 0~1種 (個人の密偵)
- 異国流 2~3種 (朝鮮の剣契・ハシャシン・シカリ)
- 1次拡張の忍び系列との重複に注意。本拡張の流派は本編・1次とは異なる文化的土台を提供。
#§ このセクションのファイル一覧
ex2-14-01-new-schools.md— 忍術の新規流派7種
#参照文書
本編必須:
- 流派 (Schools)
- 流派データ (流派資料, School Data) — 10・11番 (伊賀・甲賀)
- 技能目録 (技能目錄, Skill List) — 忍術技能
- 忍び (忍, Shinobi) — 忍び職業
1次拡張 (フォーマット参考):
本拡張内部:
#§ 香 — 闇の国境
風魔一族の一人の忍びが、江戸郊外の廃倉庫の屋根の上で息を殺していた。黒い塗料の短剣、夜間潜入用。自分の息の音すら聞こえないその沈黙が彼の誇りだった。
彼が一度足を踏み出した — 次の屋根へ。そして止まった。
別の影が同じ呼吸で彼の隣に来ていた。
同じ黒い塗料。しかし短剣の曲刀の形が違っていた — ペルシアの山城の曲刀。そして頭に巻いた布が日本の頭巾ではなく砂漠のキッファだった。
風魔人は体を回さぬまま日本語で囁いた。「風魔か?」
別の影が答えた — ペルシア語で。「アラムートの残党だ。シリアから流れてきた。」
風魔人はペルシア語を知らなかった。しかし分かった。ハシャシン — 11世紀のアラムート山城に住んでいた結社。1256年にモンゴルに滅ぼされたと聞いていたが、残党がシリアの山岳に残っているという噂はあった。
「なぜ東方に来た?」
「なぜ日本に忍術がある?」
二つの影はしばらく沈黙した。そして同時に次の屋根へ足を踏み出した。同じ呼吸、異なる信仰、同じ闇。
闇には国境がない。 それが忍術の真実だ — 日本固有の技ではなく、地球の暗い夜が生んだ千の影。
「影は文化を選ばない。選ぶのは名だけだ。」