#祈祷と聖歌 — 効果データ [Variant]
本文書は front に属する。すべての効果は
co-99-01の 変形(Variant) — 卓が採用したときだけ使う。メカニクスの結は正本 密教真言・陰陽呪術 と 同じ系列 である — 活力・限界・タグ体系が同一である。コンセプトが強いので GM承認を推奨 する。
読み方: 類型タグ([素養]/[型]/[構え]/[整備])・活力・限界・タグ([霊体]・防備 -N・戦力)は全て正本に従う。判定が必要な効果は正本 36技能 で振る。風格・退魔・予言・交渉・医術 は全て正本技能であり(風格は専用6技能)、本号は 新しい技能を作らない。 難易度目標値は正本ラダー 5/7/9/11/13/15/17/19 を使う。
#資料 — 段別効果カタログ
02 代替経路 の段別置換表に対応する。同じ段では 1つを選択(正本外人スロットと同一)。
#1段: 降福祈祷 (降福祈禱) [整備] — 経路自動
[整備] 降福祈祷
時点: 小康段階 | 限界: 小康1回 | 活力: 消費なし(小康専用)
効果: 味方1体にデウスの加護を予め掛ける。その味方が次に受ける
呪い・状態異常1回を無効化する。(次の小康まで維持)
判定: なし(自動)。風格免許以上なら対象2体。
信仰の外人が1段から持つ基本祈祷。正本外人の [
異国の火薬] スロットを代わりにする。「来るものを知れば、防げる。」
#3段 (1つ選択)
| 特技 | 類型 | 活力 | 限界 | 判定 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 退魔聖歌 (退魔聖歌) | [型] | 2 | 間合1回 | 2d10+智+退魔 >= 目標値 | 同一/隣接区域の妖魔全員 防備 -2 (1間合)。非実体妖魔にも適用(免疫ではない)。「初めて聞く祈祷に妖魔は防ぐ術を知らない。」 |
| 慰撫聖歌 (慰撫聖歌) | [型] | 2 | 間合1回 | 2d10+美+風格 >= 目標値 | 同一区域の味方全員 恐怖免疫 + 次に受ける被害 -1戦力(最小0、1間合)。 |
| 回心勧告 (回心勸告) | [型] | 3 | 戦闘1回 | 2d10+美+交渉 vs 敵の意志 | 敵の雑兵/雑魚分隊1個に伝道。成功時その間合 攻撃不可(躊躇)。錬以上には無効。降伏勧告(交渉免許)の信仰演出。 |
退魔聖歌は密教僧の
退魔経文と 同じ系列(妖魔 防備 -2)であるが、判定技能が退魔であり、非実体妖魔にも届く(免疫ではない)点が異なる。
#5段 (1つ選択)
| 特技 | 類型 | 活力 | 限界 | 判定 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 洗礼浄化 (洗禮淨化) | [型] | 3 | 間合1回 | 2d10+智+退魔 >= 目標値 | 同一区域の対象1体の 呪い・穢れ・状態異常1個を即時解除。穢れに蝕まれたNPC・場所の浄化にも使う(非戦闘)。陰陽浄化の信仰版。 |
| 合唱加護 (合唱加護) | [整備] | — | 小康1回 | なし | 小康段階、同一区域の味方全員 次の1間合 全ての判定 +1。聖歌隊のように共に唱える祈祷。 |
| 十字守護 (十字守護) | [構え] | 2 | 維持 | なし | 維持中、自身と隣接1体が受ける 妖魔攻撃に防備 +2。移動可能。「デウスの影の下に。」 |
#7段 上級 (1つ選択)
| 特技 | 類型 | 活力 | 限界 | 判定 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 終油の秘跡 (終傅聖事) | [型] | 1 | 戦闘1回 | なし | 臨終/瀕死(戦力1)の対象の枕辺の加護。対象がその戦闘で戦力0に到達すると 戦闘不能を1間合遅らせる(その1間合の間は戦力1とみなし、最後の一呼吸の後、間合終了時に戦闘不能 — 詳細は下の注釈)。または死を受け入れた対象の死後 怨霊化(怨靈化)封鎖 — 穢れに染まって怨霊になる道を塞ぐ。「恐れるな。」 |
| 大退魔聖歌 (大退魔聖歌) | [型] | 4 | 戦闘1回 | 2d10+智+退魔 >= 目標値 | 対象区域の妖魔全員に 2戦力 + 妖魔 進入封鎖(2間合)。[霊体]に適用。密教僧 [大退魔陣] の信仰系列。 |
| 聖域奉献 (聖域奉獻) | [整備] | — | 戦闘1回 | 2d10+智+予言 >= 目標値 | 戦闘開始前、一区域を臨時の聖域に。その区域の味方 防備 +2、妖魔進入目標値 +2。結界技能なしに信仰で開く変形(正本結界名人 守護役 と同じ効果・異なる出処。同一区域の防備補正は重複せず高い値一つだけ適用)。 |
終油の秘跡は被害・回復技法ではない。 活力(行動経済)も戦力(耐久)も直接増やしたり減らしたりしない — 「最後の一呼吸」は戦闘不能状態で行動させるのではなく、戦闘不能の発生を1間合遅延 させる演出である。その1間合の間、対象は戦闘不能ではなく(戦力1とみなす)、正本密教僧
涅槃寂静(「戦力0になっても復活 → 1間合後に戦闘不能」)と 同じ系列の処理 である — 戦力0到達後に戦闘不能を1間合遅延させる認可されたオプトインである。ただし涅槃寂静が戦力全量回復・正常行動であるのに比べ、終油の秘跡は戦力1とみなす・最後の一呼吸のみなのでより弱い。すなわちco-03-05の「戦闘不能 = 行動不可」を上書きせず、限界(戦闘1回)で縛られる。
#9段 上級 (1つ選択)
| 特技 | 類型 | 活力 | 限界 | 判定 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 復活祈祷 (復活祈禱) | [型] | 5 | 戦闘1回 | 2d10+智+医術 >= 目標値 | 戦闘不能の味方1名 即時復活 — 戦力最大値の半分(四捨五入)。「まだお前の時ではない。」 |
| 殉教の光 (殉敎の光) | [型] | 0 | セッション1回 | なし | 自身が戦闘不能になるとき宣言。同一区域の妖魔全員 3戦力 + 隣接区域の妖魔 1戦力([霊体]適用)、味方全員 1間合 恐怖免疫。自身はそのまま安息。「私の死が最後の祈祷だ。」 |
| 使徒 (使徒) | [素養] | — | セッション1回 | — | 風格・退魔・予言判定 自動成功 扱い(聖人級演出) + 信仰オーラ戦場適用。1セッション1回。隠れキリシタン百年のオラショが一人に宿った瞬間。 |
復活祈祷は医術名人 蘇生術(戦力1復活、
co-04-09-01)より回復幅が大きいが、9段頂点・戦闘1回限界で相殺した信仰変形である。
9段効果は全て セッション/戦闘1回 限界で縛られる。偉名(威名)が数値ボーナスでないように、「使徒」の自動成功も永久能力ではなく1セッション1回の頂点演出である。
#選択ルール — 運用規則(短く)
1. 何で振るか。 祈祷・聖歌の判定は全て正本36技能である — 攻撃的効果(退魔聖歌・大退魔聖歌・洗礼浄化・復活祈祷)は 智(智) 軸(退魔/予言/医術)、社会・加護効果(慰撫聖歌・回心勧告・合唱加護)は 美(美) 軸(風格/交渉)。02 で美・智を核心として勧めた理由である。
2. 非実体対象の処理([霊体])。 妖魔に届く効果は非実体妖魔にも効果が適用される(免疫ではない)。戦力被害を与える攻撃型効果(大退魔聖歌・殉教の光)には正本 [霊体] タグを付けて非実体対象の防備を迂回し、デバフ型効果(退魔聖歌 防備 -2)は 非実体妖魔にもそのまま適用 される。これが信仰の外人が土着退魔師と分かれる点である — 見知らぬ祈祷は実体なき霊(れい)にも形式を知らぬまま届く。ただし、[貫通 N]・[直撃 N] のような物理迂回タグ(及び装備損傷補助 [破壊])は祈祷・聖歌に 付かない(火薬ではない)。
3. 限界優先。 先制加護・自動成功・復活のような強効果は全て 小康1回/間合1回/戦闘1回/セッション1回 限界で縛られる。効果を解いて与えるときは限界から確認する(正本 co-04-09 活力・限界体系と同一原則)。
4. 霊界政治フック。 01 の香のとおり、信仰の外人はカミにとって客(客)である。GMは神社結界が彼に冷たく振る舞ったり、偶像を壊した領地でカミが協力を引き上げる場面を流してやれる。祈祷・聖歌は妖魔に強いが、土着の霊の助けを借りることにはペナルティ を与える式で均衡を取る。
5. 尊重。 実在の信仰を扱う場である。効果は 歴史的キリシタンの枠(オラショ・終油・洗礼)の中だけで押さえ、信仰自体を嘲ったり貶めたりしない。卓で不快な箇所はGMが取り除く。
外人のもう一つの顔はここまでである。火薬を下ろした手に残るものは — 一行の祈祷である。→ frontへ
