#ゴールデンルール (Golden Rules for Play)
目次
この文書は、
混世霊妖譚を実際に進行するとき、規則より先に確認するテーブル運営の原則である。細部の規則は場面を助ける道具であり、この原則はその道具をどう使えば楽しいセッションになるかを定める。
関連項目: 基礎前提 · ダイス体系 · 判定と耐性 · 版権および利用許諾
#1. ゲームは楽しむためのものです
TRPGは、共に時間を作って物語を作り、選択を分かち合い、その結果を楽しむための遊びです。規則はその楽しさを助けるために存在します。
ある規則が場面を生かし、全員の選択を明確にするなら使ってください。逆に、ある規則がテーブルの集中を切り、場面の面白さより計算や確認を大きくしてしまうなら、しばらく脇に置いてもかまいません。重要なのは規則を漏れなく執行することではなく、参加者が納得できる形で場面を共に続けていくことです。
#2. すべての規則を無理に使わないでください
混世霊妖譚には、コアルール、選択ルール、補足資料が一緒に収められています。一つのテーブルが、これらすべてを一度に使わなければならないわけではありません。
最初はコアルールだけで始めても十分です。戦術、領地経営、詳細経済、拡張職業、補足巻のデータは、テーブルが望むときに一つずつ加えればよいでしょう。不便な規則や雰囲気に合わない規則は外し、キャンペーンの空気に合う規則だけを選んで使ってください。
規則を外したり変更したりするときは、できるだけ場面の開始前に参加者と共有してください。進行中に決める必要があるなら、GMが一時判断を下し、セッション後にその判断を継続して使うかどうかを一緒に決めれば十分です。
#3. 規則解釈が分かれたらGMが判断します
規則の解釈について意見が分かれることがあります。そのときは、まず参加者の説明を聞き、場面の意図とこれまでの判定の流れを確認してください。それでも結論が出ない場合は、GMが最終判断をします。
この判断は、誰かの意見を無視するための権限ではありません。場面を止めたまま長く議論せず、全員がゲームへ戻るための進行権限です。GMは判断を短く説明し、さらに確認が必要な内容はセッション後に改めて見直せばよいでしょう。
#4. 後から規則の誤りに気づいたとき
後から規則を誤って適用していたことに気づいても、すでに過ぎた物語を巻き戻さないでください。場面を巻き戻すと、参加者の選択や感情の流れまで揺らいでしまうことがあります。
プレイヤーがその誤りによって明白な損害を受けたなら、GMは補償として運命介入1回を追加で与えることを検討できます。この補償は、複雑な損害計算の代わりとなる簡単な調整です。誰がどれほど損をしたかを長く問い詰めるより、次の選択で一度だけ追加の機会を持てるようにする程度で処理してください。
逆に、プレイヤーがその誤りによって明白な利益を得たなら、すでに得た利益は保全してください。その利益を取り消すために追加計算や補正戦闘を作る必要はありません。代わりに正しい規則を短く共有し、次から同じ誤りが繰り返されないよう基準を合わせれば十分です。
損害と利益が明確でないなら、特別な補償や回収なしに進めてもかまいません。必要なのは過去の場面を再判定することではなく、今後同じ規則を同じ方式で適用できるという合意です。
#5. 進行が伸びたらしばらくロールプレイを止めます
会話が長くなり、場面の目的がぼやけ、全員が何をすればよいか分かりにくくなることがあります。そのときGMは、参加者にしばらくロールプレイを止めようと提案できます。
各自が今望む方向、得たい情報、避けたい危険、次に見たい場面を短く話せるようにしてください。GMはその内容を整理して選択肢を絞り、必要な判定や場面転換を提案すればよいでしょう。
これは没入を壊す行動ではなく、没入を取り戻すための整理です。キャラクターの台詞では解けない詰まりは、参加者の言葉で整理してもかまいません。
#6. 集合時間と終了時間を尊重してください
セッションは、参加者がそれぞれの時間を持ち寄って作る場です。開始時間、休憩時間、終了時間はできるだけ守ってください。誰かが疲れていたり次の予定があったりするなら、もう少し続けたい場面が残っていても止められるべきです。
終了時間が近づいたら、GMは残りの場面を確認し、今日終える場面と次のセッションへ送る場面を分けてください。戦闘中なら、次の間合の開始、小康、または大きな選択の直前のように、再開しやすい地点で止めるのがよいでしょう。
よいセッションとは、長く引き延ばすセッションではなく、次にまた集まりたくなる形で終わるセッションです。
#7. 生成AI資料を、それだけを理由に禁止しません
混世霊妖譚を使うテーブルでは、参加者が生成AIの助けを借りて作った個人用プレイ資料を、AIで作られたという理由だけで全面的に禁止してはなりません。キャラクターのバックストーリー草案、ポートレート、名前の候補、家の設定、場面参考画像のように、プレイを助ける資料がここに含まれます。
この原則は、すべてのAI資料を無検討で許可せよという意味ではありません。テーブルは著作権、肖像権、個人情報、性的表現、暴力表現、セッションのトーン、世界観への適合性について基準を設けることができます。資料がほかの参加者を不快にしたり、キャンペーンの約束を損なったり、公開利用に問題があったりするなら、調整するか外す必要があります。
ただし、混世霊妖譚自体が生成AIの助けを借りて作られたルールであるため、AI補助資料を使える可能性は、この規則を使う前提に含まれます。各テーブルはこの前提を踏まえ、どの資料をどのように共有し使用するかを明確に定めればよいでしょう。
#制作および画像生成の告知
本資料の相当部分は、企画、草案作成、文章整理、校正の過程で生成AI(LLM)の助けを借りて制作されました。画像生成の過程ではGPT Image 2モデルを使用しました。日本語版・英語版の翻訳にはClaude CodeとCodexを使用しました。最終編集と公開責任は制作者にあります。
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