日本語版 v1.3.3
#ハウスルールのアンチパターン (禁止パターン)
目次
#§ 香 — 何を避けるべきか
良いハウスルールはキャンペーンを深くする。悪いハウスルールはキャンペーンを殺す。本ガイドはよく見られる悪いパターン10種。
#§ 10のアンチパターン
#1. 「GMの気まぐれ」ルール
- 症状: GMが毎セッション異なるルール。PCが予測不可。
- 解決: ハウスルールを1回決定した後、1シーズン維持。変更はシーズン転換の時点。
#2. 「一人のPCだけ得」ルール
- 症状: 特定のPCに有利な変形。他のPCが疎外。
- 解決: すべてのPCに平等な効果。1 PCだけが得をするのは威名・神物など本編の領域。
#3. 「易しいPC」ルール (PC強化の過剰)
- 症状: PCボーナスが強すぎる。挑戦が不在。
- 解決: 本編 ±1強度を維持。強化は段階的・条件付き。
#4. 「難しいPC」ルール (PC弱化の過剰)
- 症状: PCペナルティが強すぎる。毎回死亡。
- 解決: 本編 ±1強度を維持。弱化は条件付き。
#5. 「複雑ルール」パターン
- 症状: 追加の追跡項目が多すぎる。時間不足。
- 解決: 1変形あたり1追加の追跡項目に限定。
#6. 「矛盾ルール」パターン
- 症状: 本編ルールと自ら衝突。どのルールに従うべきか不明。
- 解決: 変形導入時に本編ルールとの正確な関係を明示 (代替・追加)。
#7. 「キャンペーン殺し」ルール
- 症状: 変形がキャンペーンの流れを妨げる (例: PC死亡が永久・資産が永久剥奪)。
- 解決: 変形は回復可能でなければならない。永久損失はPCの合意が必須。
#8. 「メタゲーム」ルール (第4の壁の破壊)
- 症状: PCのキャラクターがGM・ルール自体に影響を与える変形。
- 解決: メタゲームトーンのキャンペーン以外では非推奨。コメディトーンのみ。
#9. 「PCトラウマ」ルール
- 症状: 変形がPCプレイヤー (実際の人) の精神に影響。
- 解決: トラウマ・狂気・ホラーのルールはPCの事前同意が必須。安全カード (X-Card) を導入 — John Stavropoulosが提案したインディーRPGの道具。プレイヤーがどの場面でも「X」カードを取り上げれば、GMがその場面を即座に中断・再作成。事前合意の条件なしに拒否権を行使。30-10 グリムダーク・55-12 クトゥルフなどホラートーンのモジュール使用時に推奨。
#10. 「報酬不在」変形
- 症状: PCに負担だけを与えて報酬がない。
- 解決: すべての負担には均衡の取れた報酬。活力・運命点・資産など。
#§ 事前確認の5つの質問
自作変形の導入前にGMが自己点検:
- この変形はすべてのPCに平等か?
- この変形は回復可能か?
- この変形は本編ルールと衝突しないか?
- この変形はPCに負担だけを与えるのではないか?
- この変形は試行後に回復可能か?
5つすべてがYes → 安全。1つ以上がNo → 再考。
#§ アンチパターンの回復手順
すでに導入したアンチパターンの回復:
- 即座の復帰宣言: 「昨日導入した変形を本編へ復帰します」
- PCへの補償: 変形で損害を受けたPCへの補償
- GMの自尊心を捨てる: 「自分が試したが通じなかった」と認める
- 再発防止の記録: 変形廃止の理由を記録
「良いルールはPCを楽しませる。悪いルールはPCを去らせる。」