日本語版 v1.3.3 · ex-doc

#道場・剣戟キャンペーン

目次

Edo dojo sword drama, two bamboo swords crossed on an empty wooden floor, paper screen edge and one kneeling silhouette far behind, no calligraphy.

Campaign Module. 江戸剣戟を長期キャンペーンとして運用する枠組み。


#香 ─ 床板に残る剣傷

道場の床板は毎日磨かれる。それでもある剣傷は消えない。師の死、免許の不正、消えた名刀、一度も認められなかった弟子の怨恨が木目の間に残り、剣戟を妖魔譚へと変える。

#法 ─ 道場キャンペーン

  • 道場型キャンペーンは流派の名誉・門弟分隊・名刀・後援者・仇討ち許可を反復資源として置く。
  • 剣客の敵は数値だけ強くせず、誰の名前を背負っているかを定める。
  • 結末は勝敗よりも継承・封印・公開・復讐中断・流派解体の選択で閉じる。

#場面解説 ─ 剣術は覚えている

道場型キャンペーンで流派は戦闘スタイルだけではない。誰が誰に学び、どの免許が不正とされ、どの敗北がまだ認められていないかが流派の身体だ。剣術は身体の技術でありながら同時に記憶の系譜となる。

道場の場面は繰り返す儀式で味を出す。床磨き、木刀を置く場所、師の肖像、看板前の挨拶といった小さな行為が積み重なって初めて決闘が重くなる。殺鬼剣豪が登場するときも、彼は突然狂った剣客ではなく、その儀式と系譜が壊れた場所から現れた者でなければならない。

道場型キャンペーンの反復素材:

  • 免許と継承の正当性。
  • 門弟分隊の忠誠または分裂。
  • 名刀と流派名のどちらを守るか。

#セッション適用 ─ 儀式を繰り返せ

  • 最初の場面:毎セッション道場掃除・木刀整列・師への礼といった小さな儀式をひとつ繰り返す。
  • ひねり:ある日その儀式が壊れる。木刀が消えたか、看板が損傷したか、師の名が消された。
  • 最後の問い:PCは流派を守るか、流派が生んだ怨恨を断ち切るか。

#推奨敵

  • 剣豪道場の門弟。
  • 免許皆伝師範代。
  • 極道食客浪人。
  • 殺鬼となった剣豪。

#道場型キャンペーンの構造

道場型キャンペーンはひとつの流派を中心に始まる。師が死に、名刀が消え、門弟が二つに割れ、外部の道場が試合を挑んでくる。最初は人間の名誉問題のように見えるが、事件が深まるにつれ怨恨・名刀・暗躍勢力・殺鬼剣豪が露わになる。


#反復事件

事件用途
道場破り最初の戦闘とライバル紹介
免許継承紛争門弟分隊と師範代の葛藤
仇討ち許可公的秩序と私的怨恨の衝突
御前試合幕府または藩の目が入った決闘
名刀失踪fc05と連結する追跡事件
殺鬼出現剣術が妖魔的執着へと変わった最終葛藤

#剣戟と妖魔譚の接点

剣戟が妖魔譚になる瞬間は「刀が長く覚えすぎたとき」だ。師の怨恨、敗れた門弟の嫉妬、死んだ相手の名前、名刀の呪い、観客の恐怖が剣術に貼りつく。殺鬼剣豪は妖魔が刀を握ったのではなく、人間の剣術が妖魔を呼んだ結果だ。


#キャンペーンを終わらせる

道場型キャンペーンの終わりは最も強い者を倒すことだけではない。流派を継ぐか、名刀を封印するか、復讐を止めるか、殺鬼の名前を記録するかが結末だ。


「剣傷は木に残り、怨恨は名前に残る。」