日本語版 v1.3.3 · fc-doc
#妖魔の仲間と妖魔PCのハブ
目次
妖魔の仲間は便利な召喚獣ではなく、妖魔PCは強い化け物シートではない。どちらも人間社会に入り込んだ禁忌である。
#導入小品 — 共に歩むということ
旅人は道端で火を焚いた。
向かいには狐が座っていた。狐は人のように手をかざすことも、獣のようにうずくまることもなかった。ただ火明かりの縁で目を細めた。
「お前はなぜついてくる」
狐が言った。
「お前が私の名を正しく呼んだからだ」
「ならば私の味方か」
狐は長いあいだ答えなかった。木の枝が燃え落ち、遠い山で獣の鳴く声がした。
「同じ道を歩むことと、同じ味方であることは違う」
旅人はうなずいた。翌日、彼は飯を二膳炊かなかった。代わりに火のそばに小さな盃を一つ多く置いた。狐はそれを飲まなかったが、その日から道に迷わなくなった。
#香 — 妖魔と共にあるということ
妖魔を仲間として用いると物語が豊かになる。人間が知らない道を知り、霊界の匂いを嗅ぎ、妖魔と交渉できる。しかし妖魔は人間の仲間と同じやり方で忠誠を尽くさない。名、禁忌、餌、場所、約束が関係を縛る。
妖魔PCも同じである。強力な化け物としてプレイするのではなく、怪異が人間社会の言葉と規則を学ぶ物語である。
#法 — 詳細文書
| 目的 | 文書 |
|---|---|
| 妖魔の仲間・帯同分隊の運用 | fc08-07-02-yoma-companion-squads.md |
| 汎用妖魔職業の昇段データ | fc08-07-03-generic-yoma-class.md |
| 既存妖魔技法のPC変換 | fc08-07-04-yoma-technique-conversion.md |
#運用 — まず合意すること
妖魔の仲間や妖魔PCを許可する前に、以下の四つを定める。
| 項目 | 問い |
|---|---|
| 禁忌 | この妖魔が絶対に破れないものは何か。 |
| 餌 | この妖魔が共にあり続けるために必要なものは何か。 |
| 社会の反応 | 人間勢力はこの存在をどう見るか。 |
| 門 | この妖魔が帰還する、あるいは弱まる霊界の門は何か。 |
#霊界の門とファクション
妖魔PCにとって門は、出生地、帰郷地、弱点のいずれかである。キャラクター作成時に一つを選ぶ。
| 門との関係 | 効果 |
|---|---|
| 出生 | その門の周辺で感知 +1。門が封印されると不安定になる。 |
| 帰郷 | 危機の際に帰る場所がある。代わりに人間社会から遠ざかる。 |
| 弱点 | 門が損なわれると戦力回復を使用できない。 |
| 逃避 | 門を通って逃げた過去がある。追跡者がつく。 |
ファクションの反応は公然と定める。カグラ藩は監視し、比叡連は浄化の可能性を問い、エンリョ館は保護しようとし、尾羽山は自陣営に引き入れようとする。
#結びの言葉
妖魔と同じ道を歩むということは、その妖魔が人間になったという意味ではない。互いの禁忌を踏まないと決めたという意味である。