#4段 — 一つの任務を一人で終えた者たち
目次
4段使用基準。 4段は偶数段である(
co-04-02) — 能力値 +1・技能 +2点だけが伸び、特技スロットは増えない。4段時点累積: 能力値合計 +5、技能13点、特技5個。免許以上の保有上限は3個(4段)だが、この六名は各1個を用いる。名人(4点)は2段から規則上可能だが、この目録の構成では6段で初めて名人に届く。
#香 — 一つの任務を一人で終えた手
4段は一つの任務を一人で最後まで引いていった人々である。心府を裂く強者ではないが、小さな仕事一つを最初から最後まで引き受けた経験がある。上からは領主・商団・寺院が呼び、下からは弟子・家族・村が頼る — 両側から引かれる中堅の位置である。
六名のうち一人は二つの道をともに歩き始めた者(風魔の道)であり、一人は一つの生業で領地に名を知られた職人である。
| # | 名前 | 職業 / 生業 | 役割 | 出身 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 熊之介 | 野人 (心府・格闘) | 師 — 山の素手猟師 | 四国 |
| 2 | 風早甚吾 | 浪人 + 忍び (二重構成) | 敵手 — 脱走忍び剣客 | 紀伊 |
| 3 | 星見の霊安 | 陰陽師 (呪術・召喚) | 情報屋 — 地方陰陽術者 | 近江 |
| 4 | 了海 | 浄土僧 (支援・回復) | 依頼人 — 一向一揆道場の僧職 | 北陸・信越 |
| 5 | 土肥作蔵 | 工人 (制御・地形) | 競争相手 — 従軍築城親方 | 東海 |
| 6 | 博多のお澄 | 民衆 — 生業:機織り | 地域人物 — 貿易港の機織り職人 | 西海 |
#法 — この章の人物配分
五名の一般/二重職NPCを五つの役割群(心府・格闘 / 機動・暗殺 / 呪術・召喚 / 支援・回復 / 制御・地形)から一人ずつ連れてきた。出身はfc09十地方から互いに異なる五つを選んだ(圏域交差表標準)。
| # | 職業 (役割群) | 地域 | 1次目的 | テーブル役割 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 野人 (心府・格闘) | 四国 | 守護(山) | 師 |
| 2 | 浪人+忍び (機動・暗殺) | 紀伊 | 復讐(脱走) | 敵手 |
| 3 | 陰陽師 (呪術・召喚) | 近江 | 伝承 | 情報屋 |
| 4 | 浄土僧 (支援・回復) | 北陸・信越 | 信仰(一向) | 依頼人 |
| 5 | 工人 (制御・地形) | 東海 | 立身(専属) | 競争相手 |
| 6 | (民衆スロット、別軸) 民衆 (生業:機織り) | 西海 | 生計・継承 | 地域人物 |
五名の一般/二重職の役割・目的・役割群・地方は互いに重ならない。2番が二つ目の二重構成例 — 浪人(主)+忍び(副)の「風魔(風魔)の道」。民衆スロット(6番)は別軸(
ex1-99-06)。
#1. 熊之介 (熊之介) — 野人4段
熊を素手で獲ったと、人々はそう伝える。
四国の深山の猟師。村と山の境に住む。熊を素手で獲ったという噂が流れるが、当人は何も語らない。山を歩く法と素手の戦いを教えられる — 山の師である。
熊之介 (熊之介) — 野人4段 · 師(山の素手猟師)
副職業: 該当なし (単一職業)
戦力 5, 防備 10(鎧未装備), 活力 11. 勇+3, 體+2, 技+1, 智0, 美0, 運-1.
背景: 漂流者 | 道・心: 玄道 / 眞 (銘心)
技能: 体術免許 · 生存/感知/闘志/強健/歩法習得 (4段免許1個=体術)
特技: カムイの手[素養](自動) · 野生の感覚[素養](背景) · 強靭[素養](1段一般) / 熊殺し[素養](3段クラス) · 不屈[素養](3段一般)
装備: マキリ(小刀) · 鉄棒 · 鎧なし(裸身) · 熊皮の蓑 · 山猟道具. 金貨 2.
出典: co正本 — 出典バッジ不要.
- 運用。 素手活力1(カムイの手 — 押し/掴み)、心府自由進入(野人1段自動)、熊殺し(大型敵特効)。非戦闘: 山岳狩猟・追跡(生存/感知)・山案内。弱点: 文明社会での交渉が弱い(野生)。
- バックストーリー。 山の人。熊の話は噂であり、彼は肯定も否定もしない。
- 関係フック。 PCに山道と素手の戦いを教える(師)。山のカムイを怒らせれば敵になる。
- PC変換。 野人1→4段。優先順位: 勇主軸 / 体術免許 / 3段熊殺し。心府自由は1段自動。
#2. 風早甚吾 (風早甚吾) — 浪人 + 忍び二重構成4段
風と影が一身に — 風魔の道、その入口。
かつて紀伊山中の忍び雑波にいたが、抜け出して流浪の剣客として生きる。忍術と剣を一身に持つ — 「風と影が一つ」という風魔(風魔)の道の入口である。古い組織が彼を追っている。
風早甚吾 (風早甚吾) — 浪人4段 · 敵手(脱走忍び剣客)
主職業: 浪人4段 / 副職業: 忍び (3段宣言)
戦力 4, 防備 12(軽甲), 活力 13. 技+3, 勇+2, 體+1, 智0, 美0, 運-1.
背景: 放浪者 | 道・心: 無心(無心)
技能: 剣術免許 · 忍術/速度/潜入習得 · 歩法/生存/天運/感知入門 (4段免許1個=剣術)
特技: 風の刃[素養](自動) · 漂泊者の直感[素養](背景) · 神速[素養](1段一般)
/ 先手一撃[素養](3段浪人クラス) · 奇襲[素養](3段一般スロット → 副忍び借用)
装備: 打刀 · 小太刀 · 隠した忍者刀 · 軽甲 · 変装道具・鉤縄 · 笠. 金貨 3.
出典: co正本 — 出典バッジ不要.
- 二重構成。 主浪人4段 / 副忍び(3段宣言)。前提充足: 技 +3 · 忍術習得(忍び前提: 技+2・忍術入門+)。借用: 一般特技スロット1個を忍び3段特技奇襲に置換。副職業威名・1段自動特技(影渡り)は未取得。 ※ 心府自由進入は主職業浪人の1段自動(風の刃)から来るもの — 副忍び借用で生じたものではない(禁止項目遵守)。10段到達時の専用威名 = 風魔(風魔)。
- 運用。 心府自由進入(風の刃)、奇襲(潜入初攻撃自動会心)、剣術免許。非戦闘: 潜入・偵察・偽装(忍術)。弱点: 古い忍び組織に追われている — 脱走者の影。
- バックストーリー。 二つの道を一身に持つ者。それが自由なのか逃亡なのか、本人もまだ知らない。
- 関係フック。 古い組織の命でPCを狙うか(敵手)、同じ標的をめぐってぶつかる。古い組織をともに討てるなら味方になる。
- PC変換。 浪人1→4段、3段で副忍び宣言。なぜ二つの道か: 流浪の剣に影の技が載った。10段 = 風魔。二重構成パターン参照。
#3. 星見の霊安 (星見の霊安) — 陰陽師4段
星を見て吉凶を読み、ついでに噂も読む。
近江の地方陰陽術者。宮廷宗家の縮小版ではなく、村の暦と吉凶を受け持つ実務者である。星を見て「星見」と呼ばれる。式神二体を使い、遠くを見る。
星見の霊安 (星見の霊安) — 陰陽師4段 · 情報屋(地方陰陽術者)
副職業: 該当なし (単一職業)
戦力 3, 防備 10(平服), 活力 12. 智+3, 技+2, 美+1, 體0, 勇0, 運-1.
背景: 寺院出身 | 道・心: 玄道 / 眞 (銘心)
技能: 呪術免許 · 退魔/予言/結界/感知習得 · 医術/交渉入門 (4段免許1個=呪術)
特技: 式神使役[型](自動) · 経典の力[素養](背景) · 妖魔知識[素養](1段一般) / 呪い[型](3段クラス) · 危機感知[素養](3段一般)
装備: 短刀 · 六尺棒(護身) · 式神符束 · 暦・式盤・占筒 · 平服・烏帽子. 金貨 3.
出典: co正本 — 出典バッジ不要.
- 運用。 式神2体(智 +2 → 召喚2回)で偵察・囮、呪い(遠隔弱体化)、結界。心府進入は強行突破 — 本人は入らず式神だけを送る。非戦闘: 暦・吉凶・方位占い(情報屋)・祭祀・退魔。弱点: 本人の武力(戦力3)。
- バックストーリー。 宗家の門内に入ったことはない。村の星と暦が彼の位置である。
- 関係フック。 「この方位・この日は凶」と予言と噂を売る(情報屋)。式神を偵察として貸す。
- PC変換。 陰陽師1→4段。優先順位: 智主軸 / 呪術免許 / 3段呪い。心府強行突破(式神だけ)。
#4. 了海 (了海) — 浄土僧4段
念仏で農民を結び、その者たちを守る手を求める。
北陸一向一揆道場の中間僧職。念仏で農民を一団に結び、その集団を守る武力を求める。一つの道場を率いる若い僧だと人々は伝える。慈悲と蜂起の間で、彼は毎日裂かれている。
了海 (了海) — 浄土僧4段 · 依頼人(一向一揆道場の僧職)
副職業: 該当なし (単一職業)
戦力 5, 防備 10(僧服), 活力 10. 美+3, 體+2, 智+1, 技0, 勇0, 運-1.
背景: 寺院出身 | 道・心: 空道 / 慈 (銘心)
技能: 交渉免許 · 風格/医術/扇動/闘志習得 · 退魔/感知入門 (4段免許1個=交渉)
特技: 阿弥陀の盾[素養](自動) · 経典の力[素養](背景) · 不屈[素養](1段一般) / 念仏[型](3段クラス) · 野戦指揮[素養](3段一般)
装備: 薙刀 · 短刀 · 僧服・袈裟 · 数珠・経文・浄土旗(南無阿弥陀仏) · 薬草・包帯. 金貨 2.
出典: co正本 — 出典バッジ不要.
- 運用。 分隊結束維持(阿弥陀の盾)、念仏(士気・回復)、交渉免許(説法・民心)。非戦闘: 一向道場運営・民心・仲裁・治癒。心府進入は強行突破。弱点: 一向蜂起と慈悲の間の葛藤 — 信仰そのものが弱点である。
- バックストーリー。 農民であり僧侶。念仏が武器になる時代の人。
- 関係フック。 PCに道場守護または蜂起参加を頼む(依頼人)。慈悲と蜂起の衝突が長期ドラマ。
- PC変換。 浄土僧1→4段。優先順位: 美主軸 / 交渉免許 / 3段念仏。心府強行突破。
#5. 土肥作蔵 (土肥作蔵) — 工人4段
橋と木柵と陣地 — 人足を使って一晩で作る。
東海の従軍築城親方。人足を使い、橋・木柵・陣地を作る。手一つで作っていた2段時代の工兵を過ぎ、今は一群を指揮する。専属職人の席を狙っている。
土肥作蔵 (土肥作蔵) — 工人4段 · 競争相手(従軍築城親方)
副職業: 該当なし (単一職業)
戦力 6, 防備 12(作業革軽甲), 活力 11. 體+3, 智+2, 技+1, 勇0, 美0, 運-1.
背景: 農夫 | 道・心: 玄道 / 眞 (銘心)
技能: 解除免許 · 地理/感知/強健/薬草/生存習得 (4段免許1個=解除)
特技: からくり陣地[型](自動) · 大地の子[素養](背景) · 強靭[素養](1段一般) / 強化工事[型](3段クラス) · 熟練[素養](3段一般)
装備: 鉄棒 · 槌 · 作業革軽甲 · 制作道具一式(槌・鑿・鋸・墨縄) · 荒縄・板・釘. 金貨 4.
出典: co正本 — 出典バッジ不要.
- 運用。 バリケード・強化工事(からくり陣地 + 強化工事 — 区域強化)、罠・修理・築城。非戦闘: 築城・制作・修理(人足指揮)。心府進入は強行突破。弱点: 直接戦闘は普通、専属職人の席(座)をめぐって常に競争する。
- バックストーリー。 手で作っていた者が、今は人を使う — それが親方の位置である。
- 関係フック。 同じ築城・仕事をめぐってPC側の工人と争う(競争相手)。認めれば、ともに大きな築城を請け負う。(城砦築造は
fc12と接続。) - PC変換。 工人1→4段。優先順位: 體主軸 / 解除免許 / 3段強化工事。心府強行突破。
#6. 博多のお澄 (博多のお澄) — 民衆4段 · 生業:機織り(職人)
彼女の布は南蛮商人も求めると、港で伝わる。
博多貿易港の機織り職人。「領地で名のある」職人段階に届き、彼女の布は南蛮商人も求めると伝わる。上からは商団が、下からは弟子と村が彼女に結びついている。
博多のお澄 (博多のお澄) — 民衆4段 · 地域人物(貿易港の機織り職人) [ex1-99-06]
戦力 3, 防備 10(作業着), 活力 13. 技+3, 美+2, 智+1, 體0, 勇0, 運-1.
背景: 商人の子 | 道・心: 玄道 / 眞 (銘心)
技能(1段9点[自由配分5+背景2+自由2] + 偶数段 +2+2 = 13点): 生業:機織り 職人 [ex1-99-05]は別枠 · 交渉免許 · 買収/感知習得 · 虚言/地理/生存/強健/天運/風格入門 (免許1=交渉、段数上限内)
特技: (自動特技なし — 民衆) 資金力[素養](背景) / 熟練[素養]·強靭[素養]·幸運児[素養] (一般3、すべて民衆10種内)
装備: 機・糸車・染料・布 · 物差し・鋏 · 作業着 · 帳簿・取引証文 · 見本絹. 金貨 5.
出典: 民衆 [ex1-99-06] · 生業:機織り [ex1-99-05]. ex1なしの時 — 段数未付与の非戦闘NPCに代替.
- 運用。 非戦闘 — 機織り・染色(生業:機織り 職人 +2 — 領地で名のある布、戦場判定不可)、取引・交渉(交渉習得)、人を見る目(感知)。地域人物: 貿易港の名ある職人。戦場では無訓練民衆 → 雑扱い(戦力0・即死)。
- バックストーリー。 職人(+2)は「領地で名のある」段階 — 名匠(+3)は一生に一人か二人なので、彼女にはまだ一歩が残っている。
- 関係フック。 PCへ布・取引・港の噂を供し、上(商団)と下(弟子)の間で助けを求める(地域人物)。
- PC変換。 民衆はPCとして使えない。 移したいなら本編商人・工人などへ再構成する。
#卓フック — 六人を一場面に
- 道場をめぐって。 了海(浄土僧)の一向道場を、ある領主が狙う。作蔵(工人)がその道場の木柵を積み、霊安(陰陽師)が「この日の方位は凶」と占う — 三人の仕事が一つの籠城に集まる。
- 山と港。 熊之介(野人)の山とお澄(機織り職人)の港は一つの島(四国・九州圏)の両端である — 山の毛皮と港の絹が一つの商団の帳簿で出会う。
- 影の借り。 風早甚吾(風魔)を追う古い組織が、ちょうどPCの標的と同じ勢力なら — 敵が仲間になる一場面。
#香 — 一文
「一つの任務を一人で終えた者は、初めて『任せてもよい人』になる — そしてその位置で、二つの道の選択が始まる。」





