日本語版 v1.3.3 · zn-doc

#小道具 — 舞台に持ち込むもの

目次

芸人の小道具挿絵

本文書は front に属する。以下の小道具はすべて Variant(オプトイン) Data Catalog — 卓が採用するときのみ有効である。舞台小道具の補正は 02小道具補助 +1 限度 の中で働き、互いに合算されない(下記の運用を参照)。


#資料 — 名物と普通の道具

道具には二つの趣がある。普通の道具はただ舞台を整えるのに使われるだけで判定にボーナスを与えない(無ければ困るが、有るからといって優れるわけではない)。名物 — 名の付いた一点 — だけが公演判定に手を触れる。名物は fc05 の名品・神物の考え方を藝の品に移したもので、おおむね金貨単位であり、来歴と所有関係を持つ。

小道具漢字分類効果(採用時)値(詳細経済)
名物琵琶名物 琵琶楽器公演判定 +1鎮魂・降霊(02)の席で霊対象に限り 追加 +1金貨 8~20
七色扇七色扇舞踊小道具舞踊公演(白拍子・歌舞伎など)判定 +1銀貨 30 ~ 金貨 5
能面能面仮面能公演の演出。般若面は鎮魂・降霊 +1 だが 失着時に霊的事故拡大銀貨 20 ~ 金貨 6
名物茶器名物 茶器茶具茶会の席で[交渉]・社交判定 +1~2、大名の歓心金貨 10~30
名香・香炉名香·香爐香具香道の席の公演 +1、霊的気配の感知補助(GM裁量)銀貨 40 ~ 金貨 8
傾奇者衣装傾奇者 衣装服飾第一印象・風格演出 +1。ただし目立って[変装]とは逆に働く銀貨 20~80
興行幟・幕幟·幕舞台設置路上公演を一段階格上げ(目標値 -1、席ごとに1回)銅貨 50 ~ 銀貨 20
鼓・笛(合奏具)鼓·笛楽器二人以上で共に演奏する時、舞台 規模 +1段階(一人では効果なし)銀貨 5~30

護身具は別。 芸人が懐に収める懐剣(懐の短刀)・半弓(短弓)は 芸人クラス 推奨装備であり co-07 の正本項目である。本号はその数値を改めて記さない — 舞台での護身はその文書をそのまま用いる。


#表 — 一目要約

よく効く名物補正
街頭・舞踊舞台七色扇 / 傾奇者衣装+1
鎮魂・降霊名物琵琶 / 般若面+1 (霊対象 +1)
茶会社交名物茶器+1~2 (交渉)
香道の席名香・香炉+1
路上 → 格上げ興行幟・幕目標値 -1 (1回)

#運用 — GMのための短い案内

1. ボーナス限度。 小道具補正は 02小道具 +1 限度 の中だけで取る。扇と衣装を共に持っても公演判定補正は +1 が上限である(分野の異なる茶会の茶器 +1、鎮魂の席の霊対象追加 +1 のように 軸の異なる補正 だけが別に上乗せされる)。品で数値を積み上げるビルドを防ぐためである。

2. 報酬として使う。 名物は端銭経済(co-08-07)の上の 稀な大当たり である。02 の会心特別効果(後援の申し出)、大名御前の下賜品、天下人御前の名物下賜 — 芸人の名物は金よりも このように 手に入るほうが似合う。

3. 霊界フック。 名物は事情を抱える。百年を鳴らした名物琵琶が自ら平家を弾き始め(付喪神の閾)、般若面が用いる者の恨みを映し、名物茶器一点を巡って大名たちが刀を抜く — 一点の品が一編のシナリオになる。

4. 芸人がいなくても。 これらの小道具は芸人クラス専用ではない。風格を修めた武将が茶会で名物茶器で敵将の心を探り、間者が傾奇者衣装で視線を引く形で — 舞台の外でも使われる。


#香 — 一文

「品は名を得た瞬間に事情を背負う — 芸人の手で、その事情がもう一度泣く。」