日本語版 v1.3.3 · zn-doc

#野人の別の道 — 代替経路と専用特技

野人の別の道 — 代替経路と専用特技 挿絵

本文書は front に属する。能力値・技能・判定・熟練度・活力・戦力・タグはすべて正本 野人 に従う。以下の経路・特技はすべて co-99-01変形(Variant) であり GM承認推奨 である。正本野人特技を 修正せず、同じスロットで選べる 代替案 としてのみ加える。

重複回避。 本文書は ex2-01-01 の既存野人代替特技(自然生存・動物本能・野生体力・山岳狂乱・獣の王)と 重ならない新規特技のみ を載せる。同じ効果を再び作らない。

読み方:判定はすべて正本どおり 2d10 + 能力値 + 技能熟練度 >= 防備または目標値 である。野人の名人到達可能技能は 体術・生存・強健・闘志・感知・歩法(co 野人)であり、以下の特技はこれらの技能のみを使う — 新しい技能を発明しない。


#選択ルール — 代替経路2種

野人は正本では「素手の虐殺・野生生存・妖魔感知」の職業である。以下の二つの経路は、そのコンセプトを 別の方向へ傾けた 枝分かれである。一つの経路を選べば、該当段の正本クラス特技の代わりにその経路の特技を選べる(スロット規則は正本と同じ)。

#経路A — 送り手

殺すことよりも 送り還すこと に重きを置いた野人。イオマンテ(01)の心を戦闘の道とした者。殺ではなく還送で妖魔に向き合う。

代替特技種別活力効果
3手向け[素養]野人が 直接倒した 妖魔は消滅時に穢れを残さない。その区域の次の妖魔遭遇判定に味方全員 +1(よく送られた場所は清い)。
5送り還し[型]2間合1回。戦力が半分以下まで落ちた妖魔1体を対象に 2d10 + 美 + 闘志 >= 防備。成功時に即座に 退場(戦闘から離脱、戦利・追跡不可)。殺傷ではないため 威名・業に殺しとして記録されない。
7送りの謠[型]2間合1回。ユカㇻの一節。同じ区域の味方全員が次の1回 恐怖・精神耐性自動成功 + 本人の活力1回復。「送り手は揺るがない。」

運用メモ。 送り手は「討伐数」が少なく出るビルドである。その代わり 穢れを残さず、封印・浄化シナリオで輝く。GMはこの経路を選んだPCに「よく送られた場所」の報酬(次の場面の清浄・友好)を流してやるとよい。

送り還し美 + 闘志 のペアリングは還送の質感を生かした 意図的な組み合わせ である — 勇猛(勇)で斬る戦闘の雄叫び イヨマンテ 系統と異なり、この道は 品位(美)で送る。能力値-技能の自然対応からわざと外した選択であることを断っておく。

#経路B — 磯の野人

山ではなく 海と磯 を住処とした野人。琉球・西海(01)の荒い海辺で育った者。水と滑る岩が舞台である。

代替特技種別活力効果
3磯足[素養]水中・水辺・滑る地形で 移動ペナルティ無視 + そこでの歩法判定 +1。押し戻し抵抗自動(足が岩を噛む)。
5息こらえ[素養]強健 連携。潜水・煙・毒気の中で1間合長く耐える。溺死・窒息判定1回/戦闘自動成功。ただし、水中心府区域へ進入時に活力 -1。
7荒磯投げ[型]3間合1回。2d10 + 體 + 体術 vs 敵 2d10 + 體。成功時に同じ区域の敵1体を 隣接区域(または水中)へ投げる + 1戦力。水に投げられた敵は次の間合の移動に1活力追加。

運用メモ。 磯の野人は 西海・海戦・湿地シナリオに特化している。山岳前提の正本野人と舞台が違うだけで、強さの総量は同じである。乾いた平地では平凡になる — それが均衡である。


#選択ルール — 専用特技 (経路無関係)

以下の二つの特技は経路に関わりなく、該当段のクラス特技選択肢に 追加選択肢として 挿んで使える(GM承認推奨)。

特技習得段種別活力効果
匂い読み3[素養]正本野人の嗅覚偵察(co 野人 香)を規則化。小康段階に 2d10 + 技 + 感知 で隣接区域1ヶ所の 敵数・妖魔の有無 を知る(目標値9)。〈野生の感覚〉と択1。
焚火守り(本号任意読み)5[整備]野営・幕間に焚火を焚けば、同じ場所で休んだ味方全員が次の戦闘の最初の間合 活力 +1。火のカムイに捧げた酒一杯の返礼。(正本 生存名人 火種守り と名は通じるが別個の項目である — あちらは個人回復・こちらはパーティ整備。両方持っても効果重複なく各々適用。正本 火種守り は漢字の読みが明示されておらず、上の 焚火守り は本号の任意表記である。)

匂い読み vs 野生の感覚。 正本3段 野生の感覚 は「感知自動成功・奇襲免疫」の強い即答型である。匂い読み は判定を振って 一歩先を 見る、より雰囲気のある偵察型である。一人の野人が両方持つと偵察が過剰になるため 択1 にまとめる。あわせて ex2-01-01 の野人代替特技 動物本能(感知 +1・霊的気配を含む)を併せて採用した卓では、効果の出所が異なり保有自体は可能だが 匂い読み・動物本能・野生の感覚のうち野人1人につき1個のみ を推奨する(感知偵察の過積載防止)。重複の可否はGMが調整する。


手に持つものがそのまま人の質感を見せる — 野人が握った小道具で。→ 03 手に握ったもの