日本語版 v1.3.3

#体術流派拡張 (體術流派 擴張) — セクションインデックス

目次

#アイデンティティ

本編の体術1流派(竹内)に加え、世界各地の武術・格闘技を大幅に追加。体術は剣術とともに本拡張で最も多様性を強調する技能 — 東アジア武術・ヨーロッパ格闘技・古代格闘・メディア架空武術まで包括。

「少林」「降龍十八掌」のように大衆メディア起源の武功も改変なく直接収録 (IP安全ガイド99-07参照)。

#デザイン目標

  • 最小12種、最大15種の新規体術流派。
  • 流派類型の混合:
  • 有名門派 4~5種 (少林・武当・太極・代表柔術)
  • 秘人秘伝 2~3種 (降龍十八掌・秘伝内功心法・暗殺体術)
  • 自己流 1~2種 (野人自己流・孤独な修行者)
  • 異国流 5~7種 (テッキョン・太極・八極・蟷螂・パンクラティオン・サバット・ムエイボラン・レスリング)
  • プレイタイプ多様化の極大化:
  • 強攻型 (少林・八極)
  • 柔導型 (太極・柔術)
  • 爆発型 (蟷螂・降龍)
  • 持久型 (レスリング・相撲)
  • 意外型 (テッキョン・サバット・蹴り中心)
  • 素手戦闘ならではの特殊性: 武装解除状態で有効、集団乱戦に強い、妖魔との肉薄戦に特化可能。

#§ このセクションのファイル一覧

#参照文書

本編必須:

1次拡張 (フォーマット参考):

本拡張内部:


#§ 香 — 始まりも終わりもない一呼吸

長崎の空いた庭。正午。二人が向かい合って立っていた。

一人は少林から来た拳士だった。端正な両手の構え。両足は肩幅、膝はわずかに曲がっている。呼吸は静かだった — 吸う音も吐く音も聞こえなかった。

もう一人はヘラスの辺境から来た者だった。自らをパンクラティオン (παγκράτιον)の保有者と言った。斜めに立てた肩、垂らした両手、後ろ足に重心。呼吸は深くゆっくりだった。

誰も最初の一歩を踏み出さなかった。二人とも分かっていた — 最初の呼吸が決着だということを。 そして二人ともその一呼吸を誰が先に使うかを見極めていた。

一刻が過ぎた。庭の影が一寸動いた。

拳士がゆっくりと両手を下ろした。ヘラス人は肩を開いた。二人は同時に構えを解いた。そして同時に礼をした。深く。

戦いは始まりもしなかった。しかし終わりはすでにあった。 振り返りながら拳士はヘラス人に一言かけた — 広東語で。ヘラス人が答えた — ギリシア語で。二人は互いの言葉を聞き取れなかった。しかし分かった。

体術の百の道が一つの庭に集まると、どの道も優越しない。ただ各自の呼吸を使うだけだ。


「拳は最初にして最後の武器だ。だから最も多くの名を得る。」