日本語版 v1.3.3

#修験者 (修驗者, Shugenja)

山で苦行により身体を鍛えた修行者。自らの血と苦痛を代価に、人間の限界を超える力を引き出す。

  • 役割: 自己犠牲型の瞬間火力/支援。苦行で戦力を削り、技法を強化する。
  • 核心能力値: 体(體)、勇
  • 心府進入: 自由
  • 基盤職業: 山伏。山中の修行者。密教僧の鏡像。
  • 三道六心: 慈または真。苦痛によって真理を見る者。
  • 名人可能技能: 闘志、強健、退魔、体術、生存、歩法
  • 開始自動技能: 強健習得、闘志入門、退魔入門、生存入門

#香 — 苦行の道

山伏。山で修行する者。滝の下で経を唱え、火の上を裸足で歩き、冬山で裸のまま耐えて身体と精神を鍛える。この極限の修行を経た者は — 人間の身体で人間ではない力を使える。修行は学問ではなく — 自分の身体で真理を刻むことだ。本一冊より、滝百回のほうが多くを教える。

修験者は戦場で「苦痛」を燃料にする。自ら血を流し、骨にひびを入れ、意志で苦痛を押さえ込み — その代価として噴き出す力は刀より鋭く、呪術より熱い。ほかの職業が呼吸(活力)を資源に使うなら、修験者は肉(戦力)を資源に使う。自分の肉を供物として捧げ、一呼吸の爆発を作る。その爆発が敵の一部隊を消し飛ばす。そして修験者は — 次の小康にまた滝へ入る。新しい肉のために。

密教僧が経文で妖魔を退けるなら、修験者は自分の身体を供物にして退ける。浄土僧は仏の慈悲に頼るが、修験者は自分の苦痛に頼る。同じ山寺で育った二人の僧侶が、ある日、道を分かつ — 一人は密教の道、一人は修験の道。二つの道は頂点で出会うと言われる。悟りの瞬間に。しかし修験者の道は — より速く、より残酷である。9段に至るまでに、修験者の身体は傷痕だらけになる。その傷痕の一つ一つが — 一人の敵、一呼吸の真理、一度の悟りである。

山から下りてきた者たちの目には — 恐れがない。彼らはすでに最も恐ろしい敵(自分自身)と戦い、勝ったからだ。しかし修験者の最も深い孤独は — 自分の身体がしだいに人間を超えていくことである。ある日、修験者は自分の手が人の手ではないと悟る。自分の足が人の足ではないと。9段[即身成仏]に到達した修験者は — 生きながら仏となった者だ。それは祝福なのか、それとも人間としての死なのか。答えは — 修験者本人が決める。山で、独りで。

  • 推奨武器: 刀(前列)、棒/金剛杵(退魔)、素手/体術、弓(狩猟用)。修験者は武器より自分の身体を鍛える。
  • 推奨流派: 修験道流(苦行との結合 — 本業)、竹内流(体術)、真言流(大日真言)。寺院出身背景とシナジー。
  • 推奨陣営基盤: 霧幻衆(天狗の山修行)、比叡連(僧兵の道)、一向一揆(農民修験者)

#核心資源: 苦行 (Austerity)

修験者だけの固有メカニック。自発的に戦力を減少させて技法を強化する。

苦行宣言: 自分の呼吸で、技法実行前に「苦行 N」を宣言。自分の戦力をNだけ即時減少。代価として、その呼吸のすべての技法に下記ボーナス:

苦行 N戦力消耗ボーナス
苦行 1戦力 -1その呼吸のすべての判定 +2
苦行 2戦力 -2その呼吸のすべての判定 +4、技法ダメージ +1戦力
苦行 3戦力 -3その呼吸のすべての判定 +6、技法ダメージ +2戦力、[貫通 全体]

制限:

  • 戦力1未満になる苦行はできない(戦闘不能直前まで)。
  • 苦行で減らした戦力は小康に自然回復しない。芸人/浄土僧など、ほかのキャラクターの治療/回復効果でのみ戻せる。

「修験者にとって苦痛は敵ではない。燃料だ。」


#法 — 特技一覧

#1段: 不動明王の誓い [素養]

[素養] 不動明王の誓い
効果: 苦行使用可能。心府自由進入/離脱。苦行1以上状態では妖魔対象攻撃 +1。

#3段クラス特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
火渡り[型]2間合1回自分の区域に「聖火」環境ギミックを付与。妖魔に毎小康1戦力。人間には無害。苦行1必須。
苦行連鎖[素養]苦行で戦力を削る時、その呼吸に活力 +2。「苦痛が呼吸を戻す。」
山の息吹[整備]小康1回小康段階に、苦行戦力消耗分のうち1回復(通常は回復不可)。「山の気が傷を満たす。」

#5段クラス特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
不退転 (不退轉)[構え]2維持維持中、被撃時の戦力減少を苦行に変換 — 戦力は減るが、次の呼吸に苦行ボーナスを自動適用。「打たれるほど強くなる。」
修行の果て[素養]戦力2以下の時、すべての技法活力 -1(最小1)。「限界で身体が軽くなる。」
結界歩行 (結界步行)[型]3間合1回移動経路に結界を自動設置。妖魔進入時1戦力。苦行1必須。

#7段高級特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
人身供養[型]1戦闘1回苦行3宣言(戦力 -3)。今回の間合の残りすべての攻撃技法が自動会心。戦闘1回。戦力1以下に落ちる覚悟。
山伏の権能 (山伏の權能)[素養]苦行ボーナス2倍。苦行1 = +4、苦行2 = +8。代わりに苦行後、次の間合の一呼吸限界3。
護摩[型]4戦闘1回苦行2必須。対象区域全員(敵)に3戦力 + 「聖火」環境ギミック。広域退魔。

#9段高級特技(1つ選択)

特技類型活力限界効果
即身成仏 (卽身成佛)[型]0セッション1回戦力を0にする(自発的戦闘不能直前)。今回の間合の残り: すべての判定自動成功。すべての攻撃3戦力。[貫通 全体]。間合終了時戦闘不能。「自分の身体を仏に捧げる。」
生還[素養]苦行で減らした戦力が小康時に全量回復。苦行の唯一の弱点が消える。
生きている山[素養]戦力最大値 +3(体+3ではなく追加)。苦行使用量増加。総戦力8~10可能。

#区域ボーナス

区域効果
心府苦行ボーナス +1追加(心府の混沌が修行の極限を引き出す)
高所苦行時、活力追加 +1回復(山での修行)
水中苦行1自動適用(滝修行と同じ)

#三道六心

自然な心葛藤
慈 (公道)「苦痛を通してすべてを理解する。」自己犠牲の慈悲。
真 (玄道)「山と一つになって修行する。」カムイの道。
葛藤: 忠→覇「この苦痛に意味はあるのか。」苦行が目的ではなく、手段として堕落する。

#推奨武器

武器理由
金剛杵(退魔法具)妖魔2戦力。退魔判定基盤。修験者+密教僧共用。
短刀心府で苦行+低活力連打。
鉄棒苦行ボーナスと粉砕(防備破壊)のシナジー。

#修験者の典型的呼吸パターン

呼吸マヌーバ組み合わせ活力戦力消耗効果
苦行1+金剛杵苦行1(戦力-1)+聖打(2)+聖打(2)412打(各判定+2)。妖魔4戦力。
苦行2オールイン苦行2(戦力-2)+聖打(2)+防御(1)321打(判定+4、ダメージ+1)+防御。
人身供養(7段)苦行3(戦力-3)+人身供養(1)以後、全攻撃自動会心13残り呼吸すべて自動会心。
即身成仏(9段)戦力→0 + 間合全体自動成功0全量最後の満開。間合終了時、戦闘不能。

「苦行は賭けである。戦力を削るほど強くなるが、戻せない。その覚悟が修験者の本質。」


#ほかのクラスとの差

比較対象修験者の差
密教僧密教僧は経文/印法。修験者は自分の身体が武器。苦行資源交換は密教僧にはない。
浄土僧浄土僧は他人を支える。修験者は自分を削って他人を助けるか、敵を討つ。
野人野人は素手特化。修験者は素手も可能だが、苦行+技法強化が核心。道具(金剛杵、法具)使用可能。
現人神現人神は「信仰」という外部資源。修験者は自分の戦力という内部資源。

"この苦痛は — 私の力だ。"


#分隊戦術特技(修験者)

スロット規則: 分隊戦術特技は該当段のクラス特技選択肢に含まれる。3段/5段クラス特技を選ぶ時、一般クラス特技の代わりに分隊戦術特技を選択できる。

修験者の分隊戦術は苦行の炎。自分の身体を削り、分隊と区域を浄化する。

特技類型習得段活力限界効果
苦行の炎[戦術:構え]3段分隊命令費用 + 自分の戦力 -1維持修験者が同じ区域にいる必要がある。修験者戦力 -1。区域に聖火環境: 妖魔は毎小康1戦力。分隊は影響なし。
山岳行軍[戦術:素養]5段修験者が指揮する分隊は山岳/森/湿地区域で移動活力 -1(最小1)。「山を知る者だけが山で戦える。」

三道六心: 苦行の炎は真(自己犠牲による浄化)。山岳行軍は真 — 「山の道を知ることが、山を尊ぶことだ。」


#例示キャラクター

山伏 — サンプルシート(1/5/10段 + 段階別バックストーリー)