#半妖 (Half-Yokai)
人間と妖魔の混血。二つの世界の間に挟まれた存在。妖魔の力を使うほど、人間性が侵蝕される。
- 役割: 変身戦士、妖魔交渉、危機時爆発、夜間偵察
- 核心能力値: 勇、運
- 心府進入: 自由
- 基盤職業: 人間だが人間ではない者。アイデンティティの人。
- 三道六心: 真または慈、または魔。二つの血の比率によって決まる。
- 名人可能技能: 闘志、感知、強健、体術、威圧、天運
- 開始自動技能: 体術習得、感知入門、闘志入門、強健入門
#香 — 二つの血
母は人間だった。父は — 覚えていない。ただ、夜になると爪が伸び、目が金色に光り、傷が異常に早く治ることだけを知っている。幼い頃は、それを祝福だと思っていた。ほかの子が怪我をすれば何日も苦しむが、自分は一時間で治る。それを羨む友を見て — その友がしだいに距離を置くのを見て — ようやく気づく。自分は違う種類の人間なのだと。
半妖は人間社会で排斥される。子どもは石を投げ、大人は目をそらす。村で誰か一人でも怪我をすれば — 半妖の責任になる。「あの子がやった」という言葉が、そのまま死刑宣告だ。だから半妖は幼い頃に村を出る。どこへ行くのかも知らずに。しかし戦場で — 妖魔が押し寄せ、足軽が恐怖に駆られて逃げる時 — 半妖が前へ出れば誰も何も言わない。その瞬間だけは、半妖の爪が歓迎される。それが半妖の最も悲しい慰めである。
問題は妖魔の力である。使うほど強くなるが、使うほど人間性が霞む。変身するたびに「自分はまだ人間なのか?」という問いが重くなる。ある変身で — 自分の手が友の首を絞めていたことに気づいた半妖がいる。その後、彼は二度と変身しなかった。しかし変身しなければ弱い。弱ければ仲間が死ぬ。だから彼はまた変身する。そしてもう一度、自分を失う。それが半妖の一生である — 毎戦闘ごとに自分の魂の一部を失うこと。
半妖の最も深い孤独は二つの世界のどちらにも属せないことである。人間社会は彼を恐れ、妖魔社会は彼を「半端者」と見る。酒呑童子でさえ半妖を見ると — 仲間とは呼ばず、「失敗作」と呼ぶ。だから半妖は常に独りである。最も近い仲間でさえ、ある日突然遠ざかる。その時、半妖は決めなければならない。自分の中の人間に従うのか、妖魔に従うのか、それとも — 二つの世界の間に新しい居場所を作るのか。それが半妖の最も難しい選択であり、その選択が半妖を英雄にも怪物にもする。
- 推奨武器: 爪(素手/体術 — 変身時)、小太刀(二刀流)、打刀(人間形態)、短刀(懐中)、懐剣(隠密)
- 推奨流派: 竹内流(体術 — 素手)、無流(独学 — 部族出身半妖)、柳生新陰流(武道 — 非殺)
- 推奨陣営基盤: なし(最も一般的 — どこにも属せない)、尾羽山(妖魔側同盟 — 危険)、カグラ藩(まれに — 傘下半妖部隊)
#法 — 特技一覧
#1段: 妖の血 [素養]
常時効果:
- 小康段階、戦力1自動回復(超自然再生)。
- 妖魔感知自動成功(2区域内)。
- 妖魔との交渉判定に +2。
- 心府自由進入/離脱。
背景霊界の子の[霊界の感応]とは別効果。両方保有時、回復効果はクラス版(妖の血)のみ適用し、感知効果は両方合算。
代価:
半妖は存在そのものが両刃の剣である。自分自身は強いが、部下を不安にする。
#3段クラス特技(1つ選択)
| 特技 | 類型 | 効果 |
|---|---|---|
| 爪 | [素養] | 素手攻撃解禁(活力1)。命中時「出血」(小康ごとに1戦力、体>=11で解除)。武器破損の心配なし。 |
| 妖の目 | [素養] | すべての潜入/変装/幻術を自動看破。妖魔の弱点把握(妖魔対象攻撃 +1)。夜間視界完全。 |
| 恐怖の気勢 (恐怖の氣勢) | [素養] | 同じ区域の敵卒/雑は半妖への攻撃に -2ペナルティ。敵分隊が結束力を回復する時、半妖が同じ区域にいれば回復量 -1。 |
#5段クラス特技(1つ選択)
| 特技 | 類型 | 活力 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 半変身 (半變身) | [型] | 2 | 1間合の間妖魔形態。攻撃 +2、防備 +2、移動1活力。戦闘ごとに2回。使用時、同じ区域の味方分隊結束力 -1(恐怖)。 |
| 妖気吸収 (妖氣吸收) | [素養] | — | 妖魔を倒すたびに戦力1回復 + 運命介入 +1回(該当戦闘)。「敵の妖気を吸収する。」 |
| 混血の直感 | [素養] | — | 毎間合開始時、敵1体の次の行動を知る(GM公開)。罠/待ち伏せ自動感知。先攻補正 +2(最初の呼吸限定)。 |
#7段高級特技(1つ選択)
| 特技 | 類型 | 効果 |
|---|---|---|
| 完全覚醒 (完全覺醒) | [素養] | 半変身([型])が2間合持続に強化。会心拡張(隣接目も会心)。使用回数3回/戦闘。 |
| 妖魔支配 | [型] | 3活力。妖魔将1体に対立判定(2d10+勇 vs 対象2d10+勇)。成功時、2間合の間、味方へ転向。戦闘ごとに1回。 |
| 再生暴走 | [素養] | 戦力0になると自動発動: 即時戦力3で復活 + 次の2間合、攻撃 +3。ただし、2間合後に強制戦闘不能(制御不能)。戦闘ごとに1回。 |
#9段高級特技(1つ選択)
| 特技 | 類型 | 効果 |
|---|---|---|
| 二界の支配者 | [素養] | 妖魔と人間の両方の利点: 妖魔攻撃で受ける戦力減少量半減 + 人間分隊結束力ペナルティ無効。両方から「同じ側」と認識。 |
| 大妖魔化 | [型] + [構え] | [型] 5活力で発動。+ [構え] 3間合の間、大妖魔形態: 戦力 +5、攻撃 +4、防備 +4、恐怖オーラ(敵全員、勇>=13)。構えスロット占有。終了後、戦力1、活力0。戦闘ごとに1回。 |
| 業の支配 | [素養] | 運命介入回数 = 運修正値 x2。ゾロ目を作る時、±2調整可能(通常±1ではない)。 |
#推奨武器
| 武器 | 理由 |
|---|---|
| 小太刀(小刀) | 心府連打。連続斬り1活力。二刀流可能。 |
| 短刀/爪(短刀/素手) | 爪(3段特技)は武器破損不可 + 出血。懐中に隠しやすい。 |
| 打刀 | 変身前の万能武器。変身後も使用可能。 |
#半妖の典型的呼吸パターン
| 呼吸 | マヌーバ組み合わせ | 活力 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 通常戦闘 | 小太刀連続斬り(1)x3 + 十字防御予約(1) | 4 | 3打 + 防御。安定。 |
| 半変身オールイン | 半変身(2) + 爪(1)x3 | 5 | 変身+3打(各攻撃+2)。出血付与。 |
| 運命賭博 | 小太刀斬り(1) + 運命介入でゾロ目誘導 → 会心 | 1+ | 運命介入で戦闘を覆す。 |
| 大妖魔暴走 | 大妖魔化(0、戦闘1回) + すべての技法 +4 | 全量 | 3間合の間、攻撃による戦力減少0。代価: 戦力1+活力0。 |
#区域ボーナス
| 区域 | 効果 |
|---|---|
| 心府 | 自由進入。小太刀/爪で連打。半妖の獣じみた本能が発揮。 |
| 前列 | 変身時、恐怖オーラで敵分隊結束低下。ただし味方分隊にも結束 -1ペナルティ。 |
| 外郭 | 妖魔感知自動。偵察に適する。 |
| 外部 | 半変身中、妖魔の気配で外部感知可能(忍びほどではない)。 |
#三道六心
| 自然な心 | 葛藤 |
|---|---|
| 葛藤中 (真↔魔) | 半妖の核心叙事。人間として生きるのか(真)、妖魔の本能に従うのか(魔)。 |
| 背景ルートA(人間の意志) → 真 | 「人間社会で認められる。」偏見と戦う。 |
| 背景ルートB(妖魔の覚醒) → 魔 | 「この力を受け入れる。」人間性放棄の危険。 |
| 第3の道 → 慈 | 「人間でも妖魔でもない、二つの世界の橋になる。」最も難しい道。 |
半妖の三道六心の問い: 「私は何か。人間か、妖魔か、それとも — どちらでもない何かか?」
二つの血が一つの身体で戦っている。その戦争の勝者を — 自分自身が決める。
#分隊戦術特技(半妖)
スロット規則: 分隊戦術特技は該当段のクラス特技選択肢に含まれる。3段/5段クラス特技を選ぶ時、一般クラス特技の代わりに分隊戦術特技を選択できる。
半妖の分隊戦術は恐怖の力。変身した半妖の存在そのものが敵に恐怖を与え、味方には複雑な感情を起こす。
| 特技 | 類型 | 習得段 | 活力 | 限界 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 妖魔の咆哮 | [戦術:型] | 3段 | 分隊命令費用+1 | 間合1回 | 半妖変身状態でのみ発動。隣接区域の敵分隊全員恐怖 + 結束 -2。味方分隊結束も -1(半妖を恐れる)。 |
| 妖魔の盾 | [戦術:素養] | 5段 | — | — | 半妖が同じ区域にいる時、分隊は妖魔の精神攻撃(恐怖/魅惑)免疫。「妖魔の力を味方にも。」ただし、分隊結束最大値 -1(半妖への不安)。 |
三道六心(分隊戦術): 咆哮は魔(妖魔の力を行使)。盾は慈と魔の境界 — 「私の中の怪物が、君たちを守る。」
"二つの血が一つの身体で戦う。その戦争の勝者は — 私が決める。毎呼吸、毎回新しく。"