日本語版 v1.3.3

#霊界位相 — 方位と深度

目次

本編参照: 区域ギミック図鑑 (區域仕掛圖鑑, Zone Gimmick Catalog)

香を焚き、地図を開く。霊界には北がある。正確には、鏡山領から見た北である。霊界の方位は絶対ではなく相対であり、その基準は常に結界ドームである。

#1. 霊界の基本形状

霊界は平面ではない。だが、平面のように「描く」ことはできる。GMがセッション中に実際に扱う位相は、次のような形をしている。

#中心: 鏡山領

領地は霊界の中心にある。結界ドームに囲まれた円形空間。ドームの直径は一間合の内に渡れる大きさである。内側から見れば空があり、家があり、道があるが、外側から見れば、領地は灰色の平原に置かれた半透明の灯(燈)一つに似ている。

ドームの表面は霞んでいる。晴れた日にも霞み、潮汐が満潮の時には特に濃くなる。その内側が本編の舞台であり、その外側がこの補充の舞台である。

#外側: 8方位放射構造

領地の結界ドームを中心に、八つの放射領域が伸びていく。真北(北)を基準に時計回りで、北・東北・東・東南・南・西南・西・西北。各領域は扇形に近く、領地から遠ざかるほど幅が広くなる。

八方位のうち五つにだけ地獄が配置される。残る三方位は「余白(空)」と呼ばれる接近不能領域である。余白は地図上では灰色に空いており、その方向へ歩くと、方位が戻る、あるいは領地へ戻されるといった位相歪曲が発生する。

#地獄の配置

五方位に五つの地獄がある。配置は次の表の通りである。

方位地獄主な感覚中心までの基準間合
等活刃物の鉄臭3 間合
東北(艮)黒縄(黑繩)濡れた麻と松脂4 間合
叫喚煮え湯の湯気3 間合
焦熱乾いた灰と炭3 間合
西無間匂いなし5 間合

余白の三方位は東南・西南・西北である。この三方向は、生きている命が行くべき場所ではないというのが定説である。地図でも点線で示すか、そもそも空けておく方が雰囲気に合う。

#余白の規則

余白方向へ歩き込むと、五歩目で風景がずれる。六歩目で、PCは自分がすでに通ってきた道の上にいることに気づく。七歩目には結界ドームが正面に見える。余白は地理ではなく、拒絶である。

GM運用のコツ: PCが余白方向に固執するなら、三度警告した後、そのセッションを失わせる。「失う」とは、その夜のすべての進行が夢だったものとして扱われ、翌朝に領地で目覚めるという意味である。霊界露出度は残り、記憶は曖昧になる。

#2. 間合 — 霊界の距離単位

霊界の距離は物差しでは測れない。代わりに時間で測る。「間合」は霊界における一歩の単位であり、本編の時間単位と同じである。一間合はおよそ成人が平坦な地面を歩く15分程度に相当するが、霊界ではこの値は流動的である。

#間合の流動性

同じ距離を歩いても、潮汐・霊界露出度・感情状態によって間合消費は変わる。GMは各移動について、基準間合に次の修正を適用する。

状況修正
満潮(03-03)+1 間合
PC霊界露出度 7 以上+1 間合
香を焚いた状態で移動-1 間合 (最小 1)
地獄中心部へ進入+2 間合
結界ドームの視界内-1 間合 (最小 1)

修正は累積する。満潮 + 霊界露出度 7 + 地獄中心部進入の場合、基準 3 間合の移動は 7 間合へ膨れ上がる。霊界では、近いことが常に近さを意味しない。

#間合記録の実務

GMはセッション中の霊界移動を次の形式でメモする。

[移動] 領地結界 → 北の等活境界
基準 3 間合 / 満潮 +1 / 香 -1 = 合計 3 間合

セッション記録には「合計 N 間合」だけ残しても十分である。この値がそのまま03-02 移動ルールの霊界露出度計算へつながる。

#3. 深度(深) — 水平ではないもう一つの軸

霊界は平面のように描かれるが、実際には深度というもう一つの軸がある。深度は地獄中心部に近づくほど増える値であり、水平移動とは別に機能する。

#深度の定義

各地獄方位の内側で、PCの位置は二つの値で記録される。「方位内間合距離」と「深度段階」である。深度段階は 0~5 の整数であり、各段階は固有の風景と危険度を持つ。

深度 0 は方位境界線。入りたての地点である。深度 5 は地獄の心部。本格的な教理的苦痛が作動する領域である。GMがPCを深度 5 まで導く場面は、シナリオのクライマックス近くに置く方が自然である。

#深度進行規則

深度は、ただ歩くだけでは深くならない。各段階の間には「関(關)」と呼ばれる通過地点があり、関を越えるには次のいずれかが必要である。

  1. その地獄の教理に合致する行為(03-06参照)
  2. 香一束の消費
  3. 結界判定の成功 (目標値は現在の深度段階 + 8)
  4. 強制事件 — 妖魔による捕縛・誘導など

GMは、この四つの経路のうちどれが開いているかを、関の前で描写する。すべての経路が開いている必要はない。

#深度別風景概要

下の表は、深度段階別の共通風景である。地獄ごとの具体的な描写は03-06で詳述される。

深度名称風景結界 目標値
0地獄の気配が薄く染みた境界8
1外院地獄固有の感覚がはっきりする9
2回廊加害の痕跡が風景に混じる10
3中堂地獄の形象が自立的に存在12
4内院(內院)教理が直接作動し始める14
5地獄の本質 — 「鏡」が完成する16

深度 5 に到達したPCは、その地獄の教理を身体で経験する。この経験は霊界露出度ではなく「烙印」として記録され、烙印はセッション終了後にも消えない。(烙印規則は別ファイルで扱う — 本補充の後続セクション予定。)

#4. 方位と深度の組み合わせ — 座標表記

GMがPCの霊界座標を記録するときは、次の形式を用いる。

[方位/深度/方位内間合]
例: [北/2/3] = 等活方位、深度 2(回廊)、方位内 3 間合進入

この表記は、セッション間の連続性のためにキャンペーン記録簿へ残す。PCが領地へ戻って再び同じ地獄に入る場合、深度はリセットされない。初回訪問で深度 3 まで行ったなら、二度目の訪問は深度 3 の回廊から始めてもよい (GM裁量)。

#5. 結界ドームの外面 — 境界地帯

領地結界ドームの外側一間合幅は「境界地帯(境地)」と呼ばれる。どの方位にも属さない灰色の地帯であり、03-05 境界イベントが作動する空間である。

境界地帯は地図上で、結界ドームを囲む薄い灰色の縁として描かれる。この縁の内側では地獄固有の気候は作動せず、代わりに八方位の気が混ざった「混風」が吹く。

PCが領地を出る瞬間、最初に踏む場所がこの境界地帯である。多くのシナリオがこの地帯で始まり、多くのPCがこの地帯から戻れない。

#6. 移動距離測定の実務例

#例 1: 領地 → 等活外院

  • 領地結界 → 境界地帯: 0 間合 (結界通過のみ)
  • 境界地帯 → 北方位の門(深度 0): 2 間合
  • 門(深度 0) → 外院(深度 1): 1 間合 + 関通過

合計 3 間合 + 関 1回。移動ルールによる霊界露出度計算は03-02に従う。

#例 2: 等活外院 → 叫喚外院 (方位移動)

地獄方位の間の直接移動は、原則として不可能である。各方位は中心の領地を通してのみ接続される。したがって、この移動は次のようになる。

  • 等活外院 → 等活門: 1 間合
  • 等活門 → 境界地帯: 2 間合
  • 境界地帯 → 叫喚門: 3 間合
  • 叫喚門 → 叫喚外院: 1 間合

合計 7 間合。領地内部を通る場合は、領地滞在時間が追加される。

#例外: 霊界回廊

高位の妖魔、あるいはGM特権で提供される「霊界回廊」は、方位の間を直接飛び越える通路である。深度 3 以上の中堂から、まれに現れる。回廊使用は移動 1 間合だが、露出度 +1 が強制される。まれに使うからこそ効果が大きい。

#7. GMのための地図作成ガイド

#段階 1. 領地ドームを描く

紙の中央に小さな円。直径約 3cm。これが鏡山領の結界ドームである。

#段階 2. 8方位線を引く

円の周囲に八本の放射線。北を上に置き、時計回りに45度ずつ。この線が方位の境界線になる。

#段階 3. 地獄を表示する

北・東北・東・南・西の五方位に地獄の印。印はテキストでも小さな図像でもよい。漢字一字で表記しても問題ない (等・黑・叫・焦・無)。

#段階 4. 余白を処理する

東南・西南・西北は灰色のハッチングか点線。「余白」という文字を薄く書いておくとよい。

#段階 5. 深度同心円

各方位の内側に五段階の深度線。方位境界に近いほど浅く、放射線の外端に向かうほど深い。同心円でなく、方位ごとの個別曲線でもよい。

地図は美しく描く必要はない。PCには見せないGM専用地図である。必要なら、方位名と地獄名だけを書いた簡易表をPC用に別途置く。

#8. トーン — 位相がもたらす恐怖

霊界の恐怖は「未知」よりも「既知」から来る。PCは、北に等活があることをすでに知っている。知っていることが恐怖の条件である。

GMが描写するときのトーンはこうでなければならない — すべてが正確に定位置にある。黒縄は東北にある。常に東北にあったし、これからも東北にあるだろう。叫喚は東にあり、風が東から吹けば煮え湯の匂いがする。この正確さが怖い。霊界は無秩序な悪夢ではなく、過度に整えられた帳簿である。

#演出のコツ

#香 — 方位確認

PCが自分の方位を失ったとき、GMは「香がどちらへ傾くか」を描写する。各地獄は固有の香りを放つ(表 1参照)。PCが焚いた香の煙がどの方位へ吸い込まれるかで、位置を逆追跡できる。これは判定ではなく描写として扱う。

#法 — 方位判定

PCが方位を失い、判定で回復しようとするなら、精神基盤判定 目標値 10。成功すれば自分の方位と深度段階を知る。失敗時、GMは偽情報を与えてよい (余白方向を地獄と誤認するなど)。

#演出のコツ — 地図を開く瞬間

GMはセッション序盤、PCが初めて霊界へ入る場面で地図を開く。ただし、すぐには見せない。まず香を焚く(想像の中で)。煙の方向を描写する。次に — 地図の一隅だけを見せる。「あなたたちが立っている場所は、この地図ではこの点だ。」

地図全体が一度に現れる瞬間は、セッション後半、または次セッションのオープニングに置く。地理の開示は物語のリズムである。

#接続 — 方位と感情

方位は感情に対応する。PC内面の状態に応じて、特定の方位へ引かれたり押し戻されたりする。この対応は03-06 地獄ガイドで、各地獄の「鏡」項目とともに詳述される。

簡単に例を挙げるなら:

  • 怒ったPCは等活に引かれる。斬り、また斬る感情。
  • 縛られた感覚に濡れたPCは黒縄へ行く。自らを縛る手。
  • 感情が煮え立つPCは叫喚へ。冷めない熱。
  • すべてを焼きたいPCは焦熱へ。灰以外には何も残さないという心。
  • 何も感じられないPCは無間へ。終わりがないことすら忘れた場所。

#9. 方位境界線 — 隣接地獄の接触

八方位は完全には分離していない。隣接する二方位の境界線は、幅がおよそ半間合。この薄い帯では、二つの地獄の気が混ざる。位相的には特別な空間ではないが、演出的には重要である。

#隣接地獄の組み合わせ

境界線隣接地獄混ざる感覚
北 ↔ 東北等活 ↔ 黒縄鉄 + 松脂
東北 ↔ 東黒縄 ↔ 叫喚松脂 + 湯気
東 ↔ 南叫喚 ↔ 焦熱湯気 + 炭
南 ↔ 西焦熱 ↔ 無間炭 + 無
西 ↔ 北無間 ↔ 等活無 + 鉄

余白方位との境界線は別処理。余白境界は「風景が途切れる」感覚として描写し、実際にはPCの接近そのものが拒絶される。

#境界線の危険

境界線幅半間合の内側では、二つの地獄の気候ロールがどちらも作動する。露出度補正は、二つのうち不利な方を適用する。結果として、境界線への滞在は方位内部より危険になり得る。

ただし境界線には利点もある。二つの地獄の気が相殺されることがある。等活の「裂け」と無間の「無」が出会うと、裂けた傷が消えるまれな効果。この相殺現象はGMが裁量で配置する。

#境界線旅のシナリオ価値

高位のPC一行は、境界線に沿って円形に霊界を巡ることができる。この旅は霊界全体の眺望を与えるが、露出度の蓄積が極めて激しい。長期キャンペーンでPCが達成するまれな偉業の一つである。

#10. 領地の外から見た領地 — 視覚の逆転

領地の内側には空があり、地面がある。霊界から見た領地は異なる — 領地は平原の上に置かれた半透明のドームである。空ではなく物体である。

#距離別印象

距離領地ドームの様子
境界地帯 (ドームに接する)霞んだ壁面、内側が少し透ける
1 間合離れる灯のように光る半球体
3 間合離れる掌大の光
5 間合離れる遠い星のような点
7 間合以上見えない (地獄心部)

PCが地獄の深みへ入るほど、領地ドームは視界から消えていく。深度 5 の心では、領地が存在しないかのように感じられる。この感覚が心の孤立感を形作る。

#ドームの色変化

領地ドームの色は時間帯と潮汐によって微妙に変わる。

時間帯ドームの色
寅刻 (初満潮)青白い金色
巳刻 (中間潮)銀色
申刻 (再満潮)温かい赤白色
亥刻 (深干潮)青い銀色

この色変化は、PCが時間と潮汐を感知する補助手段である。香の煙と結界の透明度に続く、三つ目の手がかりである。

#11. 地獄の内部空間 — 深度段階詳細

#深度 0 — 門

各地獄の門は物理的な関門ではない。「ここからその地獄である」という感覚の転換点である。門に入る前と後の描写は、質的に変わらなければならない。

  • 等活の門: 鉄臭さが初めて鼻の中ではっきり捉えられる
  • 黒縄の門: 空中に黒い縄が一筋見える
  • 叫喚の門: 遠くから低い呟きが聞こえ始める
  • 焦熱の門: 空気が少し乾き、灰色に変わる
  • 無間の門: 足音が消える

#深度 1 — 外院

地獄固有の感覚がはっきりする段階。まだ地獄の「形」は現れず、気配だけが満ちている。PCはここから不快感を覚える。

#深度 2 — 回廊

加害の痕跡が風景に混じる段階。具体的な形象 — 折れた刀、切れた縄、燃え残った柱 — が現れ始める。固有ギミックが本格的に作動する段階でもある。

#深度 3 — 中堂

地獄の形象が自立的に存在する段階。PCはこの段階で初めて「地獄の住人」または「地獄の風景」と完全に向き合う。結界判定 目標値が大きく増加する。

#深度 4 — 内院(內院)

教理が直接作動する段階。等活なら復活の刻、黒縄なら自縄、叫喚なら沸騰。各地獄の固有ギミックが最大値で作動する領域。

#深度 5 — 心

地獄の本質が完成する場所。PCがこの場所に到達すると、その地獄の教理を身体で経験する。この経験は烙印として永久記録される。

#12. 位相ドリフト — 地図が動く時

霊界地図はおおむね安定しているが、まれに「位相ドリフト」が発生する。地図の一部が一時的にずれる現象である。

#ドリフトのトリガー

  • 大きな潮汐中の秋の双極期
  • 霊的嵐 (03-04)
  • 妖魔のうち「顛倒者」系統の存在
  • 特定の封印が解ける事件

#ドリフトの効果

  • 二つの地獄方位が一時的に交換される (例: 北が叫喚になり、東が等活になる)
  • PCの現在座標と地図座標の不一致
  • 方位感知判定不可

ドリフトは一時的である。多くの場合、1~3 間合後に元へ戻る。しかしドリフト中に深度段階移動があったなら、復帰後のPCは奇妙な座標にいる。

GMはドリフトをプレイ中の緊急描写として使う。「地図が動いた」という一文で、セッションの空気を急変させられる。

#13. 位相演出の基本

#初進入場面

PCが霊界に初めて進入する場面は、位相の圧倒的な描写から始める。結界ドームが半透明の壁になる瞬間、PCは「今、内側から外側へ出た」という感覚を初めて経験する。この瞬間は短く扱わない。

#方位宣言のタイミング

PCが方位を選ぶとき、GMは各方位の「第一印象」を一文ずつ提示する。五方位の第一印象が並ぶと、PCはどこへ行くかを感覚的に判断する。

#深度の可視化

深度段階の変化は、明確な信号で知らせる。GMは「あなたは外院に入った」のような直接的宣言ではなく、「香の重さが変わる」のような感覚的転換を使う。

#演出のコツ

#香 — 方位確認

PCが自分の方位を失ったとき、GMは「香がどちらへ傾くか」を描写する。各地獄は固有の香りを放つ(表 1参照)。PCが焚いた香の煙がどの方位へ吸い込まれるかで、位置を逆追跡できる。これは判定ではなく描写として扱う。

#法 — 方位判定

PCが方位を失い、判定で回復しようとするなら、精神基盤判定 目標値 10。成功すれば自分の方位と深度段階を知る。失敗時、GMは偽情報を与えてよい (余白方向を地獄と誤認するなど)。

#演出のコツ — 地図を開く瞬間

GMはセッション序盤、PCが初めて霊界へ入る場面で地図を開く。ただし、すぐには見せない。まず香を焚く(想像の中で)。煙の方向を描写する。次に — 地図の一隅だけを見せる。「あなたたちが立っている場所は、この地図ではこの点だ。」

地図全体が一度に現れる瞬間は、セッション後半、または次セッションのオープニングに置く。地理の開示は物語のリズムである。

#演出のコツ — 方位変更儀式

PCが方位を変えるとき、つまり一つの地獄から隣接地獄へ移動するとき、GMは「香の交換」を描写する。既存の香をすべて消してから新しい香を焚く動作が象徴的である。この動作は規則ではなく、儀式的演出である。

#接続 — 方位と感情

方位は感情に対応する。PC内面の状態に応じて、特定の方位へ引かれたり押し戻されたりする。この対応は03-06 地獄ガイドで、各地獄の「鏡」項目とともに詳述される。

簡単に例を挙げるなら:

  • 怒ったPCは等活に引かれる。斬り、また斬る感情。
  • 縛られた感覚に濡れたPCは黒縄へ行く。自らを縛る手。
  • 感情が煮え立つPCは叫喚へ。冷めない熱。
  • すべてを焼きたいPCは焦熱へ。灰以外には何も残さないという心。
  • 何も感じられないPCは無間へ。終わりがないことすら忘れた場所。

#接続

霊界位相基本図