#潜入戦闘マップ例 — 食水系・霊界系の二枚
目次
Data Catalog.
05-01 潜入ガイドの場面束を、セッション直前にすぐ取り出して使える完成型潜入マップ2枚へ圧縮したカタログである。co-05-06 戦闘マップ30選の構造図 → 香 → 法 → 助言4段様式をそのまま踏襲し、02-01・02-02に準拠する。新規数値・ギミック・判定なし — 進入は外部規則、ギミックはco-05-05、判定は36技能でまかなう。
#香 — 約束の隙間
城門は叩かない。
台所の煙の間から、涸れた井戸の底から、崖の一握りの足場から入る。城が防ぐために立てたものすべてには — 人が出入りした小さな約束が一つずつ隠れている。この二枚は、その隙間を描いた地図である。
#このカタログの使い方
co-05-06 使用法規約をそのまま継承する — 括弧 = (区域類型 / 適用ギミック)、── 一般隣接、⇌ 前列交戦、↕ 上下/別通路、x 遮断。移動・突破・心府・外部規則は各co本文に従い、法の専用要素だけがこのマップ限定のシナリオ規則である。
潜入マップ4規約:
- 発覚 = モード転換。 発覚トリガーは感知 vs 潜入対抗(目標値奇数)であり、発覚した瞬間即座に攻城/守城場面へ転換する(
05-01)。 - 外部進入軸 = 秘密通路・下水・崖・涸れた井戸。
外部は忍び(0活力)・潜入名人(4点、2活力)・軽功聖人(5点)・潜入習得者だけが使う。 - 目標 ≠ 全滅。 潜入の勝利は撃破ではなく、奪取・救出・毒・情報・破壊後の離脱である。
- 警備動線・交代時計は
05-01の発覚圧力トラックで運用(詳細は同文書)。
新規数値なし。 城砦防備は
co-03-10等級、ギミックはco-05-05ギミック名だけ。封鎖突破2d10+勇≥15・心府強行2d10+勇≥13は正本固定値そのまま。
#マップ 1 — 台所・井戸・下水 (食水系潜入)
#構造図
[城下町の口 (社会区域, 潜入進入点)] ── [台所庭 (狭い屋内)] ⇌ [回廊警備木戸 (狭い道上限3)] ── [内庭の蔵 (心府: 目標地点)]
│
[兵糧庫 (補給所)]
↕
[涸れた井戸底 (外部)] ── [下水暗渠 (外部, 水中/水辺)]
#香
食材車と水桶担ぎが搦手門を出入りする。台所の煙と騒音が足音を覆ってくれるが、回廊警備木戸を一つ越えればすぐ内庭である — その一つが最も長い。見つかれば、涸れた井戸底が唯一の退路だ。
#法
- 区域: 社会1、前列2、補給1、外部2 = 6区域。(最小型は外部1を抜いて5区域。)
- 適用ギミック:
狭い屋内(潜入+2、短兵器-1活力)・狭い道(封鎖上限3)・補給所・水中/水辺(移動+1活力、火攻不可)・外部。 - 目標 = 内庭の蔵(または井戸の釣瓶) =
心府類型2目標地点(未発覚時は単に「守る者が背を見せた部屋」)。 - 専用要素: 台所の煙・騒音はその区域の感知判定にGM裁量-補正(潜入有利)。 / 涸れた井戸底・下水暗渠は潜入進入者だけ(外部規則)。 / 発覚時、回廊警備木戸が封鎖へ転換し、即座に
03 攻城・04 守城場面へ引き継ぐ。
#助言
- 強い職業: 忍び・浪人・体術職業・交渉型(城下町で事実カード収集)。
- 推奨敵: 門番・巡回卒分隊、台所下人NPC(戦闘より目撃者)。
- 選択軸: 発覚回避(ゆっくり、事実カードで補正) vs 迅速奪取(速く、発覚圧力を負う)。
#マップ 2 — 崖・城壁・神社 (霊界系潜入)
#構造図
[崖下集合 (潜入進入点)] ── [崖足場 (狭い道上限2, 高所)] ⇌ [城壁上巡回路 (高所, 狭い道)] ── [境内回廊 (狭い屋内)]
│ │
[櫓の死角 (外郭, 高所)] [神社内 (心府: 結界・霊脈)]
↕
[祠下通路 (外部: 霊界接面)]
#香
防備が弱い場所は、人が登れないと思われている場所である。崖の一握りの足場を軽功で渡って城壁上の死角に付き、眠った櫓を過ぎて神社へ入る。封印に触れるのか、確認だけして抜けるのか — その指先一つに城の次のモードが掛かる。
#法
- 区域: 進入1、前列2、外郭1、屋内1、心府1、外部1 = 7区域。(最小型は櫓・外部を抜いて5区域。)
- 適用ギミック:
高所(遠距離+2、近接-1、進入+1活力)・狭い道(上限2)・狭い屋内・結界(妖魔進入2戦力または智≥11)・霊脈・霊的汚染(恐怖 勇≥11)・外部。 - 目標 = 神社内(護符奪取・封印確認・暗殺) =
心府。 - 専用要素: 崖足場は軽功(
2d10+技+軽功 ≥ 13、縄+2)がなければ進入+活力。 / 結界は妖魔・潜入者の両方に作用。 / 封印破損時、霊的汚染拡散(精神耐性 勇≥11) — 霊界要素はcoギミックだけで自足(ex/fc08非依存、なければGM裁量)。 / 発覚時、城壁上が守城射撃線へ転換。
#助言
- 強い職業: 忍び・軽功職業・退魔/結界対応職業(密教僧・陰陽師・浄土僧)。
- 推奨敵: 櫓の弓手(弓術 —
銃術ではない)、神社守護NPC、封印された霊体([霊体]タグ)。 - 選択軸: 封印に触れる危険(霊的汚染誘発) vs 静かな回収(確認だけして離脱)。
#変形・再使用メモ
- 発覚 → モード転換引き継ぎマップ: マップ1発覚時、
co-05-0603 城門圧迫戦(封鎖された回廊が城門通路になる)。マップ2発覚時、21 城砦逆襲(城壁上が射撃線)または10 崖梯子(狭い道上限2 + 高所、墜落戦)。 - 影山城(07)シード: この二つのマップが
07-02潜入モード実演の土台である — マップ2の神社下通路が影山城霊界要素(封印された影の門)と直結。 - 区域加減: 最小型3区域(進入・通路・目標)から拡張型7区域まで。一つの城を一つのマップに描かない — 今日の場面の隙間だけを描く。
「城が防ぐために立てたものすべてには、人が出入りした約束が一つずつ隠れている — 潜入マップはその約束を描いた地図である。」