日本語版 v1.3.3

#機動流派の新設 (機動流派) — セクション索引

目次

#アイデンティティ

本編の機動6技能(歩法・軽功・乗馬・航海・潜入・変装)は流派が皆無。本拡張が6技能すべてに流派を初導入。各技能あたり最低3種、技能ごとにプレイタイプを多様化。

#デザイン目標

  • 6技能 × 最低3種 = 18種以上の新規流派。
  • 技能ごとの詳細目標:
  • 歩法: 3~5種。足音を消す・不測歩法・豪步・浪人歩法
  • 軽功: 3~5種。壁登り・水上歩行・草上飛・燕飛・飛龍
  • 乗馬: 2~3種。(15-馬術と区分 — 乗馬は移動・運送中心)
  • 航海: 3~5種。倭寇・朝鮮水軍・ポルトガル造船術・明鄭和式・ヴァイキング
  • 潜入: 3~5種。地下・峡谷・宮内・市街・寺刹
  • 変装: 3~5種。俳優式・諜者式・家門偽装式・流浪民式
  • 類型の混合: 異国流の比重が特に高い (航海流派はほとんどが異国流)。

#§ このセクションのファイル一覧

#参照文書

本編必須:

1次拡張 (フォーマット参考):

本拡張の内部:


#§ 香 — 崖の上の二人

武当山の険しい崖。一人の老道士が縁に立っていた。白い道服、白い髭。彼が一呼吸止めると — 雲遊歩(雲遊步)の型で — 崖の縁の虚空の上に一歩を置いた。一呼吸、二呼吸。足が虚空の上にあるのに落ちなかった。それが道家軽功の最初の型だった。

道士が次の足を置こうとしたその時、崖の下から誰かが上がってきた。

上がってきたのではなかった — 回転した。 岩と岩の間を一動作ずつ回転跳躍しながら。両脚が空中で一回転した後、次の岩に正確に着地した。道士は自分が見たものをしばらく理解できなかった。

上がってきた者が道士の前で止まり微笑した。短い髪、色調のある服、ヨーロッパ人。道士が初めて見る容貌だった。

「どこから来た?」道士が漢文の筆談で問うた。

ヨーロッパ人が答えるために少ししゃがみ込み、岩に文字を描いた。曲馬団 (Cirque)。道士はその文字を知らないが、単語が意味する何かは見当がついた — 広場で妙技を見せる者。

「その回転はどう身につけた?」

「毎日落ちた。百回落ちた後に一度、回転になった。」

道士が自分の雲遊歩を実演した。崖の縁の虚空の上に一歩。ヨーロッパ人がしばらく見て頷いた。「同じ風を違う名で呼んでいるのですね。」

道士も頷いた。二人は同じ崖で、同じ流れを二つの違う型で使うすべを知っていた。道家の呼吸と曲馬団の試行錯誤。

機動の技芸は一つの道ではない。


「速く動くということは、遅く動く時とは違う技術が必要だ。」