#例示新規名品武器
目次
Data Catalog + Scene Tool. 本書は
fc05-06-01-gm-creation-guide.mdの 7 段階手順で作ったサンプル名品 4 振りを載せる。刀剣だけで埋めず、槍・弓・刀工道具を混ぜる。
サンプルはそのまま使用可能だが、キャンペーンに合わせた調整を推奨。 本書は作成手順の検証用でもあるので、各サンプルの末尾に 7 段階チェックリストの結果を併せて置く。
#導入断片 — 四つの門
卓上には四振りが置かれた。一つは鬼の血を記憶し、一つは神社に捧げられ、一つは刀工の最後の息を抱き、一つは雨の日にだけ弦を鳴らした。
「全部使えば格好良くないですか?」プレイヤーが言った。
GM は四振りの間に指を置いた。「全部使えば、君の物語が互いの息を奪い合います。今日は一つだけ選びましょう。残りは門として残しておいて。」
浄土僧 PC が奉納薙刀を見た。「これは戦闘報酬より儀式場面に似合いますね。」
刀工 PC は最後の槌を取った。「これは私が直してはいけない気がします。ただ持っているべきだと思います。」
その言葉を聞いて GM は頷いた。サンプル武器は、そのまま使えと置いてあるのではない。プレイヤーがどんな場面を見たがっているかを露わにする四つの門だ。門はすべて開く必要はない。一つだけ開いても、キャンペーンは方向を得る。
#§ 香 — 四振りの最初の行
本書の 7 段階手順で作成された新たな名品たち。すでに登載された名品と役割が重ならないように位置を占めた。
| サンプル | カテゴリ | 時代 | 逸話 |
|---|---|---|---|
| 鬼斬 (鬼斬、新規) | 太刀 | 鎌倉中期 | 天下五剣・鬼丸の補助 — 王家を守る鬼斬りの剣 |
| 奉納薙刀 | 薙刀 | すべての時代 | 神社に奉納された長柄。女性武士・僧兵・巫女 |
| 刀工の最後の槌 | 刀工道具 | すべての時代 | 刀工が死にながら残した槌。名品製作の鍵 |
| 備前の雨の弓 | 大弓 | 鎌倉 〜 戦国 | 決闘の場・儀式の場で輝く長弓 |
#§ 法 — サンプル 1: 鬼斬 (鬼斬)
#香 — 鬼丸の補助
鎌倉時代、北条家の 5 代時頼が 鬼丸国綱 を寝所に置いていたことは天下五剣の項に記した。しかし彼がその刀一振りで生涯鬼を防いだわけではない。時頼は鬼丸をしばしば振るわなかった — 家門の宝剣を日常に使わないという武士の礼法。
代わりに彼は 別の一振り を日常の護衛に使った。鬼丸と同じ刀工 粟田口国綱 が鍛造したもう一振りの刀。刀工が鬼丸を鍛造しながら同じ場で鍛造した二振り目の刀ゆえ — 鬼丸の妹と呼ばれる。
この刀が 鬼斬 だ。鬼丸のように直接鬼を斬りはしないが、鬼の痕跡を追う刀。鬼が通った場、鬼が留まった場、鬼が変身した人間の場 — その痕跡を刃が捉える。
北条家が幕府滅亡後に散らばりながら鬼斬も散らばった。無名の侍が持ち歩いた末、一つの寺院に奉納。本書時点で行方不明。
#法 — 太刀基盤 + 名品技法
基本技法: 太刀と同じ。
| 技法 | 類型 | 活力 | 判定 | 効果 | 限界 |
|---|---|---|---|---|---|
| [名品] 痕跡追跡 (痕跡追跡) | 形 | 3 | 2d10+知+感知+2 >= 13 | 非戦闘用。同じシナリオの中に鬼・妖狐・化け猫などが留まったり変身したりした場 — 同じシナリオの中で一度 GM が位置を公開。 | シナリオ 1 回 |
祝福 [素養]: 同じ区域の鬼・妖狐・化け猫の変装の自動看破(感知>=15 と同じ)。
呪い [素養]: 毎シナリオ開始時に GM 振り(所持者非公開) — そのシナリオの間、鬼・妖狐一匹が PC 分隊に付き従う(感知されないまま)。この付き従い自体がシナリオフック。
所有条件: 北条家後裔の認定、または寺院の奉納本を回収した者。鬼丸を見たことがある PC が持てば名品技法の活力 -1。
入手シナリオ: 鎌倉時代シナリオまたは寺院保護シナリオの報酬。fc05-02-02 § 鬼丸 と一対。
#7 段階チェック
- 時代: 鎌倉中期 (北条時頼の生没と鬼丸伝承を基準)。
- 所有者: 北条家、後に無名の侍。
- カテゴリ: 太刀 (鎌倉様式 — 時代適合)。
- 逸話: 「鬼の痕跡を追う刀」 — 一行。
- 所有条件: 北条家の認定または寺院回収。PC 充足可能。
- 呪い/祝福: 非戦闘の情報道具 + 付き従いフック。自動処罰ではない。
- 名品技法: 5 番目のスロット。+2 ボーナス(上限内)。
#§ 法 — サンプル 2: 奉納薙刀 (奉納薙刀)
fc05-03-01 § 奉納薙刀 に本文がある。本書では 7 段階チェックのみ再確認。
#7 段階チェック
- 時代: すべての時代 (一振りまたは一刀派の作品複数振り)。
- 所有者: 神社奉納の巫女、借りる女性武士・僧兵。
- カテゴリ: 薙刀 — 刀剣以外の名品の事例。
- 逸話: 「神社に奉納された長柄」 — 一行。
- 所有条件: 神社の認定。PC が神社儀式で充足可能。
- 呪い/祝福: 神社・結界限定の強化。それ以外は平凡。環境制限。
- 名品技法: 5 番目のスロット。+2 ボーナス。
#§ 法 — サンプル 3: 刀工の最後の槌 (最後の槌)
fc05-03-02 § 刀工の最後の槌 に本文がある。本書では 7 段階チェックのみ再確認。
#7 段階チェック
- 時代: すべての時代 (刀工の死の事件がシナリオの中にあれば)。
- 所有者: 死んだ刀工 → 後継者の刀工。
- カテゴリ: 刀工道具 (武器スロットではない)。
- 逸話: 「刀工が死にながら残した槌」 — 一行。
- 所有条件: 刀工流派の免許。PC が
fc05-05-03刀工流派の師事で充足。 - 呪い/祝福: アイデンティティ強化の道具。PC が刀工でなければほぼ平凡。
- 名品技法: 5 番目のスロットの変形 — シナリオ 1 回の名品の亀裂の封合。
#§ 法 — サンプル 4: 備前の雨の弓 (備前の雨弓)
fc05-03-01 § 備前の雨の弓 に本文がある。本書では 7 段階チェックのみ再確認。
#7 段階チェック
- 時代: 鎌倉 〜 戦国 (備前刀派の活動期)。
- 所有者: 備前刀工、決闘の武士。
- カテゴリ: 大弓。非典型の活用 — 決闘・儀式。
- 逸話: 「雨の降る決闘の弓」 — 一行。
- 所有条件: 弓術名人 + 決闘の RP。PC 充足可能。
- 呪い/祝福: 環境限定の強化 + 大きな戦場の制限。シナリオ依存のメカニクス。
- 名品技法: 5 番目のスロット。+3 ボーナス(上限内)。
#§ 法 — サンプル作成後の検討
#サンプル 4 振りの分布
| 項目 | 分布 |
|---|---|
| カテゴリ | 刀剣 1 / 槍類 1 / 弓類 1 / 道具 1 |
| 時代 | 鎌倉 1 / すべての時代 2 / 鎌倉〜戦国 1 |
| 呪い | 強い呪い 1(鬼斬の付き従い) / 環境制限 2 / ほぼなし 1 |
| PC アイデンティティ | 一般の剣士 1 / 女性武士・僧兵 1 / 刀工 1 / 弓士 1 |
刀剣一辺倒ではない。時代適合性も分散。PC アイデンティティに応じてそれぞれ異なる PC の報酬候補。
#本編名品との役割整合
| サンプル | 本編の似た名品 | 役割の分離 |
|---|---|---|
| 鬼斬 | 童子切安綱 | 童子切は直接斬り、鬼斬は追跡 — 非戦闘の情報道具。 |
| 奉納薙刀 | 毘天 (毘天) | 毘天は上杉謙信信仰、奉納薙刀は神社信仰 — 信仰は異なるが役割が異なる(個人 対 分隊)。 |
| 刀工の最後の槌 | カジノイシ(サンプル外) | カジノイシは拠点資産、槌は携帯可能。両者が出会えばシナジー。 |
| 備前の雨の弓 | 雷鳴 / 那須与一の弓 | 雷鳴は妖魔討伐、那須与一は精密射撃、雨の弓は決闘の場 — すべて異なるシナリオ。 |
#§ 法 — GM 使用ガイド
#サンプルをシナリオに登場させる
各サンプルは次のシナリオカテゴリに適合:
| サンプル | シナリオカテゴリ |
|---|---|
| 鬼斬 | 鬼・妖狐・化け猫の変身・潜伏シナリオ |
| 奉納薙刀 | 神社保護・結界シナリオ |
| 刀工の最後の槌 | 刀工 PC のキャンペーン — 名工の死の事件 |
| 備前の雨の弓 | 決闘シナリオ・儀式の場 |
#サンプルの変形
GM がサンプルを自分のキャンペーンに合わせて変形可能。変形時は 7 段階チェックリストを再確認。
よくある変形:
- 時代移動: 鬼斬を戦国時代シナリオへ。北条家の代わりに別の家門。
- 所有者の交替: 奉納薙刀の神社の位置を変更。逸話一行を書き直し。
- 呪いの追加: 刀工の最後の槌に刀工の欠落を一行追加 — 刀工 PC がその欠落を共に背負う。
#§ 法 — サンプル 4 振りを一つのキャンペーンにすべて登場させないこと
この 4 振りを一つのキャンペーンにすべて登場させれば名品報酬が多すぎる。本編登載の名品も PC 分隊が一つのキャンペーンに 1~3 振りを入手する程度が標準。
推奨: この 4 振りのうち 1~2 振り をキャンペーンに使用。残りは次のキャンペーンの候補として置くか、NPC の武器として登場。
#§ 法 — サンプルの作成意図
本 4 振りを作成しながら本書が意図したもの:
- 刀剣以外のカテゴリの模範事例 — 槍・弓・道具を各 1。
- PC アイデンティティ別の報酬分布 — 刀工・女性・弓士・一般の剣士。
- 時代適合性の検証 — 平安〜鎌倉・戦国すべて。
- 呪いの多様性 — 強い呪い・環境制限・ほぼなし。
- 本編との役割の分離 — 本編名品と位置が重ならない。
GM が自分のキャンペーンのために新たな名品を作る時、本サンプルたちの分布を参考に。一つのキャンペーンの新規名品もカテゴリ・アイデンティティ・時代・呪いの多様性を備えるのが良い。
#参考リンク
サンプルは四振りだが、卓上では四筋の門となる。
