#クイックリファレンス (早見表)
目次
権威。 本文書はSummary —— 本巻データの要約であり、新規規則を一行も作らない。 ここに記された数が各カードの原文と食い違うなら、常に原文が勝つ。 要約された規則の権威(Variant・狭いCanon・Scene Tool)とGM許可前提は全て原文書のものだ —— fcは
co正典(Canon)を覆せない。そして本巻でセッション中に卓上に広げて参照することが許される唯一の文書がこれだ。 残りはセッション前に読む本であり、この一枚はセッション中に見る本だ。背骨の文ももう一度記しておく —— この本は現代人を強くする本ではない。消耗してゆく未来のドラマを与える本だ。 本文書はそのドラマの帳簿だ。
#香 — 一枚の帳簿
#導入断片 — 点呼 (點呼)
雨の上がった夕暮れ、廃寺の軒下に焚き火が上がった。
女が背嚢の一番上の段から油を引いた布包みを取り出した。解けば紙一枚 —— 端が擦り切れ、行ごとに炭で消した跡が層々と積もっていた。
「点呼。」女が言った。一行はその一言にそれぞれ己の荷を引き寄せた。
「小銃弾。」
「二十九。」銃を背負った男が答えた。一昨日は三十一だった。「峠で、二発。」
「抗生物質。」
「二つ。」医者出身は鞄を開けもせず答えた。その数は開けて見る必要がないほど深く諳んじられていた。
「懐中電灯。」
「目盛り二つ。—— 今日は月が良いから、点けない。」
女は一行ずつ炭の欠片で線を引いて消し、その隣に新しい数を記した。傍火に当たっていた浪人 —— 峠までの護衛として雇われた、この時代の男 —— がその手つきを長いこと眺めてから問うた。
「毎晩同じ時刻に広げるとは、その紙がお前たちの経(經)か。」
「蔵にござる。」女が紙を火明かりに透かして見ながら答えた。すべての行の数が昨日より小さいか、同じだった。大きくなった行は一行もなかった。
「蔵にしては軽いな。」
「軽くなるものを記す蔵にござる。」女は紙を再び布に包んだ。「減ると知りながら止められぬ蔵よ。—— それでも記す。記しておいた数だけは、嘘をつかぬゆえ。」
浪人はそれ以上問わなかった。ただその夜から、己の矢筒の矢を数える癖がついた。
#香 — セッション前とセッション中
本巻の数は全てどこかのカードに住む —— 火器は火器に、鞄の中は装備・物資に、セットは02シリーズ六文書に。セッション前にはそちらを読め。だが卓に賽が上った後は、頁をめくる手が場面を切る。だからこの文書がある —— 本巻全データの一行要約(§1)、劣化と整備の半頁(§2)、セット六行(§3)、そして複写して使う残量記録紙(§4)。 記録はPLの分であり、GMは数えてやらない —— 消尽システムが定めたそのままだ。
#§1 — 消尽資源総覧表
開始残量はカード基本値だ —— 調整は消尽システム §運用ダイヤル(速い:半分 / 標準:そのまま / 遅い:道標の場面のみ)とGMガイドの分。効果・劣化欄は要約だ —— 詳細は常にカード原文。
#火器 —— 残弾は弾種別に別に数える
共通:射撃活力2、2d10+弓術+補正 >= 11、被害は戦力。故障判定は火器式 2d10+技+弓術。引き金ごとに銃声規則発動 —— 隠密終了 + 場面終わりの遭遇誘引 d10。消音器は本巻にない。 黒色火薬再装填弾は記録紙に黒(黑)の一字で区別して記す。
| 名称 | 分類 | 効果要約 | [消尽] (弾種) | 劣化特則 | カード |
|---|---|---|---|---|---|
| 自動拳銃 | 火器 | 命中 +1 · 1戦力 [貫通全体] · 同じ区域(隣接可能) · 心府無ペナルティ · 弾倉15発 | [消尽 30・発数] (拳銃弾) | 摩耗:射撃 -1 + 場面につき1回弾詰まり宣言。黒色火薬弾は過酷 | 火器 |
| 89式小銃 | 火器 | 命中 +1 · 1戦力 [貫通全体] · 2区域 · 点射(活力3・3発 —— 2戦力)・連射(活力4・10発 —— 区域) · 銃剣可能 · 弾倉30発 | [消尽 60・発数] (小銃弾) | 自動拳銃と同じ | 火器 |
| 散弾銃 | 火器 | 命中 +1 · 同じ区域 1戦力(会心 +1)・隣接 1戦力 · 卒・雑兵分隊 1~3名追加死傷 · 管形7発(活力1に2発) | [消尽 12・発数] (散弾) | 手動 —— 弾詰まりなし。摩耗:射撃 -1 | 火器 |
| 猟銃 (ボルトアクション) | 火器 | 命中 +1(移動しなければ +2) · 1戦力(会心 +1) · 3区域 · 毎射撃後装填操作活力1 · 内蔵5発 | [消尽 20・発数] (猟銃弾) | 黒色火薬弾も一般トリガー —— 現代火器中唯一 | 火器 |
| 回転式拳銃 | 火器 | 命中 +1 · 1戦力 [貫通全体] · 同じ区域(隣接可能) · 心府活力 +1 · 薬室5発(一発ずつ —— 活力1に2発) | [消尽 5・発数] (回転式拳銃弾 —— 拳銃弾と非互換) · 予備弾 0~10発 GM選択 | 手動 —— 弾詰まりなし。摩耗:射撃 -1 | 救難職 |
| 機関銃 (GM専用) | 火器 | 据置 · 掃射(活力5・10発):区域全員 1戦力 · 集中掃射(活力5・30発 —— 戦闘2回):区域全員 2戦力、雑兵・卒即死 · 威嚇掃射(活力3・5発):結束力 -2 | [消尽 GM設定・発数] (専用弾帯 —— 推奨 100~200) | 集中掃射の場面 = 酷使自動 | 火器 |
| 狙撃銃 (GM専用) | 火器 | 照準(1呼吸)後活力3 · 命中 +2 · 2戦力(会心 3戦力) · 4区域 · 心府不可 | [消尽 10・発数] (専用狙撃弾) | 故障進行の代わりに照準鏡破損(+2永久喪失)を選択可能 | 火器 |
開始残弾調整一行ずつ —— 自衛官戦闘派遣型:小銃60・拳銃15 / 災害派遣型:小銃0~10(GM) / 遺品・鹵獲:d10×3発 / シナリオ報酬:一度に30発上限。詳細は火器法 3。
#装備・物資 —— 鞄の内側
| 名称 | 分類 | 効果要約 | [消尽] | 劣化特則 | カード |
|---|---|---|---|---|---|
| 防弾チョッキ | 装備・物資 | 防備 +1(斬撃 +2) · 拳銃弾・散弾の [貫通] 無視 —— 小銃弾・鉛玉には無力 · 正典甲冑と重ね着不可 | なし | 防ぎ切った場面 = 酷使。摩耗:防備補正 -1 | 装備・物資 |
| 鉄帽 | 装備・物資 | 上から来る戦力被害を場面につき1回1点軽減 · 防備補正なし | なし | 摩耗:軽減が一日1回に | 装備・物資 |
| 防火服 | 装備・物資 | 火炎地帯の小康被害無視 · 火炎被害 1 軽減 · 防備なし、甲冑と重ね着不可 | なし | 火炎地帯の場面 = 酷使。摩耗:無視 → 1 軽減 | 救難職 |
| ライター | 装備・物資 | 火起こし判定なしに成功 | [消尽 4・時計] | 浸水:時計 1 喪失を選択可能。摩耗:戦闘呼吸中活力 1 | 装備・物資 |
| 夜光棒 | 装備・物資 | 折ればその一夜の間灯火扱い · 雨風・水中無事 · 投げて残せる | [消尽 3・回数] | なし | 装備・物資 |
| 救急函 | 装備・物資 | 1回:清潔な処置(感染悪化封鎖)または出血解除の體判定 +2 | [消尽 4・回数] | 消耗品 —— 浸水時に残量 1 喪失を選択 | 装備・物資 |
| 鎮痛剤 | 装備・物資 | 1回:一場面の痛み・発熱ペナルティ無視 —— 回復量は増えない | [消尽 6・回数] | 消耗品 —— 寝かせれば幕間減少 | 装備・物資 |
| 抗生物質 | 装備・物資 | 1回:疾病・膿む傷の悪化停止、三日目 2d10+智+医術 >= 13 完治 · 呪・毒無効 | [消尽 3・回数] | 寝かせれば幕間減少 | 医療人 |
| 浄水剤 | 装備・物資 | 1錠:水筒一つを飲める水に —— 汚染環境では対象外 | [消尽 10・回数] | 浸水時に残量喪失を選択 | 装備・物資 |
| 非常食糧 | 装備・物資 | 一食 —— 火・調理・水不要、飢えのペナルティなし | [消尽 6・回数] | なし —— 包装破れ(落下・浸水)時に残量 1 喪失を宣言可能 | 装備・物資 |
| 防弾胴衣 (自衛官) | 装備・物資 | 軽甲扱い防備 +1(活力ペナルティなし) · 遠距離会心1回を一般的中に格下げ —— 宣言時 1 消耗 | [消尽 3・回数] | 格下げした場面 = 酷使。摩耗:防備 +1 喪失 | 自衛官 |
| 個人救急嚢 | 装備・物資 | 1回:医術・薬草 +2と回復戦力 +1、または出血・中毒悪化停止 —— 医術なくても使用可能 | [消尽 3・回数] | 消耗品 —— 劣化なし | 自衛官 |
| 戦闘食糧 | 装備・物資 | 一食 —— 火なしで温めて食う · 野営食糧確保不要 | [消尽 6・回数] | なし | 自衛官 |
| 空気呼吸器 | 装備・物資 | 面体着用中、煙・毒霧免疫 · 水中呼吸 · 感知 -1 | [消尽 2・時計] —— 回復不可 | 摩耗:免疫 → 體判定 +2、着用中潜入不可 | 救難職 |
| 救急鞄 | 装備・物資 | 残量 1 以上なら医術・薬草 +1 · 1回消耗:強化処置 / 治療・解毒 +3 / 膿み封鎖 | [消尽 8・回数] | 浸水故障判定失敗時に残量半分喪失 | 救難職 |
| 手術道具 | 装備・物資 | 外科処置の道具要件常時充足 —— 判定ボーナスはない | なし | 落下・浸水・血の付いたまま閉じた鞄。摩耗:外科 -1 | 医療人 |
| 処置消耗品 | 装備・物資 | 1回:清潔な処置(感染封鎖)または鎮痛・解熱 | [消尽 6・回数] | 浸水時に残量 1 喪失を選択 | 医療人 |
| 専攻書籍 | 装備・物資 | 幕間半日参照 —— 直結非戦闘判定1回 +2 · 記録物の典拠 | なし | 浸水・火災のみ(過酷) —— 判定 2d10+智+策謀 | 学者・教師 |
| 筆記具一揃え | 装備・物資 | 記録物産出・筆写・製図 +1 | [消尽 6・回数] —— 記録物産出ごとに 1 | なし —— 乾く日が寿命 | 学者・教師 |
| 眼鏡 | 装備・物資 | 効果なし —— 沈黙すれば細字・遠距離・薄明判定 -2 | なし | 落下・打撃 —— 判定 2d10+技+速度 | 学者・教師 |
| 工具一式 | 装備・物資 | 整備の「適切な工具」要件充足 · 器物分解・組立の解除 +1 | なし | 劣化の代わりに紛失特則 —— 三つ失えばボーナス全部喪失 | 技術者 |
| 予備部品袋 | 装備・物資 | 整備1回に1消耗:振る前 +2、または失敗直後に同じ幕間再試行 | [消尽 3・回数] | 沈黙した現代器物解体で 1 回復(器物につき1回) | 技術者 |
| 財布 | 装備・物資 | 規則効果なし —— 証拠であり情緒小道具 | なし | なし | 一般人・学生 |
| 鞄の中の日用品 | 装備・物資 | d10表から2個 —— 菓子 [消尽 2・回数] · ウェットティッシュ [消尽 8・回数] · 化粧品 [消尽 4・回数] 等 | 表参照 | 基本値 | 一般人・学生 |
カードなき残品 —— 手錠・警棒・号笛・手斧・ロープ・医療器具一式・保温毛布 —— は摩り減らない。失くすだけだ(各セット文書参照)。
#電子機器 —— 時計が最も厳しい分類
共通トリガー:落下・浸水(浸水は常に過酷)。故障判定は基本式 2d10+技+解除。光の諸刃の規則 —— 点ければ潜入が終わり、光を持つ者は的になり、夜通し点けた場面の後には遭遇チェックがもう一度来る(装備・物資)。レンズの諸刃の規則 —— 撮るのは捕らえること、広めるのは食わせること(電子機器 法 3)。
| 名称 | 分類 | 効果要約 | [消尽] | 劣化特則 | カード |
|---|---|---|---|---|---|
| スマートフォン | 電子機器 | 記録(レンズ規則) · 照明(自己区域) · 道具 —— 勘定・測量・方位 +1 · 書庫 —— 幕間参照 +2 · 音楽 | [消尽 4・時計] —— 点けた場面ごと、寛容なし | 摩耗:時計が2ずつ回る。故障直前:書庫・道具喪失 | 電子機器 |
| 補助電池 | 電子機器 | 幕間に1消耗:機器1台の時計 1 回復(開始値上限) | [消尽 3・時計] | 劣化なし —— 浸水は判定なく沈黙 | 電子機器 |
| 太陽光充電器 | 電子機器 | 晴れた一日 = 機器1台時計 1 回復 · 曇り・冬の陽は二日に1 | なし —— 泉 | 摩耗:二日に1。故障直前:三日に1、晴れた日のみ | 電子機器 |
| 懐中電灯 | 電子機器 | 自己・隣接区域視界確保 · 自己区域闇ペナルティ無視 | [消尽 4・時計] | 摩耗:場面につき1回、GMが1呼吸光を消えさせる | 電子機器 |
| 携帯無線機 | 電子機器 | 同じチャンネル同士で即時会話 —— 区域・場面を越えて · 分隊命令の可聴拡張(費用・文法は正典そのまま) | [消尽 6・時計] —— 台あたり、待機も摩り減る | 摩耗:長い言葉切れ + 命令拡張喪失。相手がなければ沈黙と同じ | 電子機器 |
| デジタルカメラ | 電子機器 | 光学ズーム —— 遠い区域感知・偵察 +1 · レンズ規則の本陣 · フラッシュは光の銃声 | [消尽 8・時計] —— 寛容なし | 摩耗:全ての写真ぼやける —— 鮮明な写真不可 | 電子機器 |
| 腕時計 | 電子機器 | 時を合わせた合同行動判定に +1(GM) —— 均一な時間の唯一の物 | なし | 摩耗:一日数分ずつ食い違う —— ボーナス喪失 | 電子機器 |
| 作業灯 | 電子機器 | 据置型 —— 両手自由 · 自己区域闇無視、隣接輪郭 · 夜の整備成立 | [消尽 6・時計] | 摩耗:明滅 —— 場面につき1回1呼吸 | 技術者 |
#車両 (全カードGM専用 —— 二重時計)
燃料時計は走った場面の終わりごとに1、変質時計は月が変わるたびに1 —— どちらでも0なら沈黙。 操縦・故障判定は車両式 2d10+技+乗馬(険しい操作のみ振る)。始動 = 銃声規則準用。補給はない —— 移し替えのみ、変質はより死につつある方に従う。
| 名称 | 分類 | 効果要約 | [消尽] (燃料 / 変質) | 劣化特則 | カード |
|---|---|---|---|---|---|
| オートバイ | 車両 | 搭乗2 · 荷担ぎ二背分 · 耐久2戦力 · 良い道まで · 走破 [型] | [消尽 8・時計] / 変質3 (ガソリン) | 泥濘・落差・瀬。摩耗:操縦 -1 + 始動不発宣言 | 車両 |
| 乗用車・SUV | 車両 | 搭乗5 · 八背分 · 耐久4戦力 · 大きな街道 · 車内は矢・槍遮断 | [消尽 6・時計] / 変質3 (ガソリン) | 良い道進入・泥濘・過積載。摩耗:夜間走行過酷 | 車両 |
| トラック | 車両 | 運転席3 + 分隊 · 百背分 · 耐久6戦力 · 大きな街道のみ · 停車荷台は後列 | [消尽 4・時計] / 変質6 (軽油) | 過積載・泥濘・連続稼働。摩耗:積載半分 | 車両 |
| 高機動車・装甲車 (GM専用) | 車両 | 分隊一つ · 耐久8戦力 —— 鉄砲でも削れない · 野原・瀬も道 · 突破時結束力 -2 | [消尽 4・時計] (GM設定) / 変質6 (軽油) | 険地強行・酷使 | 車両 |
| ヘリコプター (GM専用) | 車両 | 搭乗6 · 道不要 —— 一度飛べば数日の道が一場面 · 耐久4戦力 · 浮いていれば標的 | [消尽 3・時計] / 変質3 | 飛行場面ごとに酷使自動 · 整備目標値 +2 | 車両 |
#漂流貴物 —— 勘定の外
漂流貴物のカードには原則的に[消尽]がない —— 消尽の終わりを既に過ぎてきた物たちだ。劣化も整備も受けず、因縁条件とタタリがその座を代わる。唯一の例外一行だけここに記す —— 最後一發 [消尽 1・発数]。本巻で最も小さな残量であり、最も重い残量だ。
#§2 — 劣化・整備要約
原文は消尽システム 法 2~3。二つの軸を混同するな —— 残量は「どれだけ残っているか」、劣化は「どれだけ死んでいくか」。弾が残っていても、銃が死ぬことはある。
#劣化4段階
| 段階 | 名称 | 規則効果 |
|---|---|---|
| 1 | 穏全 (穩全) | カードの効果全部 |
| 2 | 摩耗 | その装備を使う判定 -1、またはカード劣化特則の弱化効果 |
| 3 | 故障直前 | 摩耗維持 + 故障判定目標値が一段上昇 |
| 4 | 沈黙 (沈默) | 使用不可 —— 整備で復帰不可、復活はシナリオ級の課題 |
#故障判定 —— トリガーがあるときのみ
- トリガー5種:酷使 / 落下・浸水 / 非専門家分解 / 黒色火薬代用 / GM宣言。同じ装備に場面につき1回まで。
- 判定:
2d10+能力値+技能 >= 目標値—— 基本式2d10+技+解除、火器は2d10+技+弓術、車両は2d10+技+乗馬。 - 目標値:穏全 11 / 摩耗 13 / 故障直前 15。過酷なトリガー(浸水、黒色火薬代用)は +2。
- 失敗:劣化1段階進行。故障直前で失敗すれば —— 沈黙。
#整備判定 —— 一段階のみ、幕間につき1回
- 条件:非戦闘時間半日 + 適切な工具。判定:
2d10+智+解除 >= 目標値—— 摩耗→穏全 11 / 故障直前→摩耗 13。 - 限界:一段階のみ戻す。同じ装備に幕間につき1回。失敗しても悪化はないが同じ幕間に再試行不可 —— 唯一の例外は技術者の予備部品袋。
- 対象:器物のみ。消耗品(弾薬・医薬品)は整備不可 —— 代替の道のみがある。
- 技術者の例外:応急修理は整備判定 +2、そして本巻で唯一二段階(故障直前→穏全)を戻す。
#時計と代替 —— 満たす道の全て
- 時計回復は原則不可。 開くのは補助電池と太陽光充電器の二カードのみ —— 電子機器限定。
- 時間そのものが敵だ。 季節を越えて寝かせた燃料・薬品・電池にGMは幕間1減少を宣言できる。
- 代替の道三つ —— ① 鍛冶場協業:永久弱化と引き換えた復活。② 黒色火薬再装填:幕間 + 工具 + 薬莢・火薬・雷管、一束(最大10発)につき
2d10+智+解除 >= 13。保有雷管数が上限 —— 雷管はこの時代に作れない。再装填弾(黑)は命中補正喪失 + 追加 -1、射程1区域減少、自動火器は単発のみ + 過酷トリガー。③ 革・紐改造:効果そのまま、手により馴染む。 - 沈黙からの復活はシナリオの領域だ。 完全な補給はない —— 次第に、日本の物になっていく。
#§3 — 正体性セット要約表
原文はセット総論と02シリーズ六文書。セットはキャラクターあたり1個、生成時のみ、GM許可必須 —— セット一つ一つが別個の許可単位だ。
| セット | 機能調整 | セット特技 (1段 / 3段) | 開始漂流物 | 葛藤フック |
|---|---|---|---|---|
| 自衛官 | 医術入門 → 弓術(銃器限定)入門 (二つのパッケージ共通) | 火器熟練 / 制圧射撃 (活力 3 + 小銃弾 5発) | 戦闘派遣型:89式 60発 · 拳銃 15発 · 銃剣 · 防弾胴衣 · 鉄帽 · 救急嚢 · 戦闘食糧 · ライト —— 災害派遣型:89式 0~10発 · 救急嚢 ×2 · 無線機 · 戦闘食糧 · ライト · 鉄帽 | 命令なき引き金 · 照準線上の人 |
| 救難職 | 警察:策謀→体術・医術→威圧 / 消防:策謀→地理・感知→解除 / 救急:策謀→薬草 | 1段のみ —— 制圧術 / 火災対応 / 応急処置 (3段は正典択一から) | 警察:回転式拳銃 5発 · 手錠 · 警棒 · 号笛 · ライト / 消防:防火服 · 空気呼吸器 · 手斧 · ロープ / 救急:救急鞄 · 医療器具 · 保温毛布 | 誰の法か · 救えない規模 |
| 医療人 | 医師・看護師:策謀習得 ↔ 医術入門等級交換 / 薬剤師:医術習得格上げ + 薬草入門 | 消毒と縫合 / トリアージ | 往診鞄 —— 手術道具 · 処置消耗品 · 抗生物質 | 誰を生かすか · 奇跡の代償 |
| 学者・教師 | 歴史:感知→地理 / 理系:交渉→解除 / 教師:感知→扇動 (各1個) | 文献鑑識 / 教える者 | 専攻書籍ひと握り · 筆記具一揃え · 眼鏡 | 真なる答えと聞きたい答え · 文字は誰のものか |
| 技術者 | 策謀習得 → 解除習得 (共通) + 選択:感知入門 → 地理入門 | 応急修理 / 現地改造 | 工具一式 · 作業灯 · 予備部品袋 | 直すか、埋めるか · 職人の自尊心 |
| 一般人・学生 | 医術入門 → 変装入門 (1個 —— 最小) | 生活の知恵 / 機微 | スマートフォン · 財布 · 鞄の中の日用品 d10 ×2 | なぜ私だったか · 帰りたい、ただ |
全セット共通 —— この行たちが本巻均衡の全てだ。
- 置換で得た機能は免許(3)上限。 ただし、置換結果が正典の名人可能目録の機能であれば(例:医療人の医術)天井は正典に従う。正典の名人可能目録(策謀・医術・交渉・感知・虚言・生存)は不変。
- セット特技は1段・3段択一であり、追加ではない。 5段からはどのセットであれ正典現代人の特技目録に合流する。
- 活力譲渡と能力値特殊(勇/技/體 -1、智/美/運 +1)は職業の骨格 —— どんな択一でも消えない。
- 直接戦闘力を与えるセットは自衛官一つだけ —— それも火器と[消尽]に縛られた時限付きだ。
- 背景現代の記憶と併用可能 —— 同じ機能を二度指せば背景特典は残った機能へ強制移動。
- 適応の色 —— 速い道(最初の借用から免除) / 塞がれた道(免除なし):自衛官は侍/忍び、救難職は野人/忍び、医療人は浄土僧/殺法、学者は学者/忍び、技術者は工人/神秘の領域、一般人は白紙委任/対極の合意。
#§4 — 残量記録紙
複写して使うシートだ —— 紙に書き写してもよく、表を真似て書いてもよい。記入例はサンプル漂流者の六ブロックが兼ねる。
#書き方五行
- 記録はPLの分だ。 GMは数えてやらない —— 弾倉を数える手の主はあなただ。
- 発数 —— 撃つたびに1。弾種別に別に記し、黒色火薬再装填弾は黒(黑)で区別する。
- 回数 —— 一度開け、刺し、飲むたびに1。
- 時計 —— 意味あるように使った場面が終わるたびに1。スマートフォン・デジタルカメラは寛容なし —— 点けた場面は場面だ。
- 幕間ごとに点検 —— 寝かせた物のGM減少宣言、整備判定(幕間につき1回)、そして劣化欄のチェック。
#個人記録紙
| 漂流物 | 単位・弾種 | 開始 | 残量 | 劣化 (空欄 = 穏全) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 例) 89式小銃 | 発数 · 小銃弾 | 60 | 47 | ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 | 黒(黑)5発別途 |
| ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 | |||||
| ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 | |||||
| ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 | |||||
| ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 | |||||
| ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 | |||||
| ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 | |||||
| ☐摩耗 ☐故障直前 ☐沈黙 |
[消尽]なき漂流物(工具、書、眼鏡、財布)にも一行を与えよ —— 残量欄は空けておき、劣化と紛失だけを記す。摩り減らぬ物のドラマは失くすドラマだ。
#共同在庫記録紙 —— 集団漂流変形
GMガイドの共同在庫特則(Variant —— GM許可前提)を使う卓用だ。生活物資は品目につき共同時計一つ —— 目盛りは場面ではなく一日だ。 集団が一日を過ごすたびに1減少。弾薬は火器の法そのまま弾種別共同発数 —— 小銃分隊の一斉射撃1回につき5減少推奨。補充は振りではなくシナリオだ。記録はPL一人の分 —— 兵站担当という役割自体がドラマだ。
| 品目 | 単位 | 開始 | 残量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 食糧 | 時計 (一日1) | 最初の危機が半月内に来る開始値を | ||
| 水 | 時計 (一日1) | |||
| 薪 | 時計 (一日1) | |||
| 小銃弾 (共同) | 発数 | 一斉射撃1回 = 5減少 | ||
| 医薬 (共同) | 回数 | |||
兵站担当:______ —— 蔵の鍵を握る手は、蔵が空になる日に最も先に疑われる。
悲しみは数えられないが、残ったものは数えられる —— この一枚はその勘定のためにあり、数える間は生きられる。