日本語版 v1.3.3 · fc-doc
#廃墟事件・発見物表 — 四つのd100
目次
Data Catalog.
06-01 廃墟ガイドが場面を組めば、本文書がその場面を満たす材料カタログである。co 妖魔図鑑が「何と戦うか」なら、この表は「廃墟が残したもの」を振る。出目結果は数値ではなく場面フックであり、ステータスが必要なマスはすべて委任する(名品→fc05、妖魔→co-08-02、戦場タグ→fc08)。本巻が置くd100装置は04-02 籠城とこの廃墟表束の二系統だけであり、本文書はそのうち廃墟側の四表を収める。
#香 — 廃墟は何を振らせるのか
崩れた門が夜ごと閉じる音がする。
廃墟は、終わったという言葉をまだ聞いていない場所である。一マス踏み入るたびに振る — 何が残ったのか、何が起こるのか。ほとんどは情景で、時には本物である。
#表使用規約
- d100 1回 = 発見1個。 廃墟区域(co区域1個)へ入る時に基本1回。GMが精密捜索を許すなら、追加ロールごとに次のロールへ妖魔・崩壊確率加重(累積危険)を推奨する。
- 表選択。 四表を一度に振らない。区域性格に合わせてGMが表一つを選ぶ — 崩れた中庭=表1、倉・武器庫=表2、神社・封印所=表3、城下町残骸=表4。(簡易運用は表1を振って「何が起こるか」を先に決め、必要なら該当表へ移る。)
- 結果 = 場面フック。 項目は「何がある + 一行事件」である。戦闘が始まれば即座に
co区域戦闘・co-08-02遭遇へ渡す。 - ダイス規約。 表はd100(2d10桁読み)だけを使う。判定が必要な瞬間(閉ざされた門の解除・地縛霊の感知)は表ではなく、
2d10 + 能力値 + 技能 ≥ 目標値(通常奇数)へ渡す — 表内に目標値を書いてもロールは2d10である。
#表 1 — 廃墟の事件 (d100)
廃墟で起こること。
| d100 | 事件 |
|---|---|
| 01–30 | 情景・痕跡(無害) — 草に絡まった甲冑、乾いた血痕、過去の陣形の跡。雰囲気だけ。 |
| 31–50 | 時間・気象圧力 — 豪雨で道が切れる / 日が沈む前に出られない / 砂塵。時計圧迫。 |
| 51–68 | 音・幻聴 — ない城門が閉じる音、空の回廊の足音。(霊的汚染の前兆かもしれない。) |
| 69–82 | 構造崩壊 — 落石罠(感知 ≥ 13、進入2戦力)または崩れる塔変形(毎小康d100 01~20崩壊 → 区域削除、全員2戦力)。 |
| 83–92 | 他の探索者・盗掘者遭遇 → 表4へ渡す(敵対かもしれず、情報源かもしれない)。 |
| 93–00 | 霊的前兆 — 霊的汚染兆候(次の小康精神耐性 勇 ≥ 11)。表3(妖魔)目前。 |
#表 2 — 発見物・遺物 (d100)
廃墟に残った物。
| d100 | 発見物 |
|---|---|
| 01–35 | 日常残存物 — 錆びた武具、古い甲冑、食器、文書片。価値は低い(雰囲気・小道具)。 |
| 36–58 | 情報 — 古文書、地図、家紋、最後の命令書。シナリオ手がかり。 |
| 59–78 | 資源 — 使える火薬・食糧・薬材。廃城再占拠・籠城時に価値(co-03-10補給)。 |
| 79–90 | 封印具・呪術具 — 護符、結界残滓。(触れれば表3発現リスク。) |
| 91–97 | 名品に見える武具 — 数値・所有条件・逸話はfc05-01-01・co-07-02 名品総覧に従う。本表は「名品がある」までしか振らない。 |
| 98–00 | 霊界鬼物・出所不明器物 — GMがfc05・co-07-02から選択。(fc05未公開時はGM裁量で自足。) |
名品数値をこの表に書かない — 書けばfc05 Variantになる。表は発見の事実だけ、名品の数値はfc05/co-07-02が握る。
#表 3 — 廃墟の妖魔 (d100)
廃城に宿る存在 — 「何が出るか」ではなく、「どんな状態で宿っているか」を振る。
| d100 | 妖魔(状態) |
|---|---|
| 01–40 | 雑・卒残党 — 徘徊する雑鬼、妖魔化残滓。雰囲気・小規模。 |
| 41–65 | 休眠・徘徊(卒~連) — 甲冑怨霊、妖魔化した倉の付喪神。戦場型変形(甲冑化・城門・旗タグ)はfc08-03-02。 |
| 66–85 | 封印・条件付き(将級) — 地縛霊(怨霊)、名あり怨霊。最後の命令を繰り返し、触れれば発現。 |
| 86–96 | 水辺廃城・霊界接面 — 船幽霊、コンリュウ片。非実体はco-08-02 非実体統一規則([霊体]・退魔)そのまま。 |
| 97–00 | 封印された主級(閻魔童子級) — キャンペーン級封印事件。起こせば終わりが始まる。 |
妖魔ステータスはこの表にない — 等級・活力・制圧力は
co-08-02 妖魔図鑑から持ってくる(fc08未公開時はco-08-02原本 + GM裁量)。表は「どんな状態でいるか」だけを振る。
#表 4 — 生存者・残存人物 (d100)
廃城にまだ人(または人だったもの)がいる。
| d100 | 生存者 |
|---|---|
| 01–35 | 非戦闘・情報源 — 隠れ住む敗残兵・逃亡農民、廃城に頼る修行者・巫女。動機・要求だけ。 |
| 36–58 | 旧城主の末裔・遺族 — 戻ってきた者、守る者。シナリオ動機。 |
| 59–78 | 狂った番兵 — 命令をまだ守る者(「城門を閉じよ」)。fc08「最後の命令」構造。 |
| 79–92 | 敵対人間 — 廃城を拠点にした山賊・盗掘者。戦闘数値はco-08-02人間テンプレート、またはfc11 NPC。 |
| 93–00 | 「人だと思ったが妖魔」 — 化け猫・轆轤首などの偽装妖魔(co-08-02)。 |
#委任・自足規約
本文書が委任だけして再定義しないもの:
| 項目 | 委任対象 | fc05/fc08未公開時 |
|---|---|---|
| 名品・鬼物数値 | fc05-01-01・co-07-02 | GMがco-07-02から選択 |
| 妖魔ステータス | co-08-02 | co-08-02原本 + GM裁量 |
| 戦場型タグ | fc08-03-02 | co-08-02 + GM裁量 |
| 戦闘進入時 | co区域戦闘・co-08-02遭遇 | — |
| 危険ギミック | co-05-05・02-03 | — |
ex依存なし。 すべてのマスはco正本だけで自足し、fc05・fc08・fc11が点いている卓ならそのデータをそのまま引いて使う。この表が新しく作るものは「何が残ったか」の分布だけである — 数値は一マスも新設しない。
「廃墟を振るということは — 終わった城が何を置いていったのかを、一マスずつ読み下すことである。」