日本語版 v1.3.3 · zn-doc

#運用 — どう握り、何を背負うか

目次

運用 — どう握り、何を背負うか 挿絵

本文書は front に属する。武器データは 0102 にある。ここではそれを握る方法と背負う危険を扱う。


#表 — 武器 → 使用技能を一目で

武器使用技能本領
鎖鎌忍術(または剣術)捕縛 + 斬り、間合の支配
萬力鎖忍術/体術非殺傷制圧、隠匿
鐵扇体術武装禁止区域での護身・防御
仕込み杖剣術隠し抜刀の奇襲
吹き矢忍術(+毒術・薬草)無音の毒の伝達
含み針忍術視界攪乱、一拍の奪取
撒き菱忍術移動妨害、逃走
角手・猫手体術潜入奇襲
手甲鉤体術(+軽功・潜入)登攀・防御・鉤
焙烙玉忍術(または弓術)広域の混乱・煙幕・点火

大半は忍術・体術系統である。だからこれらの武器の主は 忍び・浪人・野人・密偵であり、正道の武家ではない。


#運用 — 隠匿と摘発

隠し武器の半分は見破られないことである。

  • 隠す:仕込み杖・鐵扇・角手・含み針は平時には武器に見えない。身体検査・関所の検問では潜入/変装で隠す。
  • 摘発:相手が疑えば感知対立2d10 + (技または智)+ 感知 vs 隠匿者の 2d10 + 技 + (潜入または変装)。摘発側が勝てば正体が露わになる。
  • 武装禁止区域:茶会・御前・関所のように刀を解かねばならない場では、鐵扇・仕込み杖・含み針は堂々と通る数少ない武装である。この場での一手こそが隠し武器の真の値打ちだ。

#運用 — 社会的危険:卑怯者の武器

武家社会は隠し武器を「卑怯者の得物」として蔑んだ。正々堂々の一対一を名誉とする世界で、隠した刀・撒いた棘・含んだ針は恥であった。

  • PCが武家・公的な場で隠し武器を露わに使えば、GMは風格・交渉に演出上の不利益を与えうる([GM裁量]、数値の強制ではない)。
  • 逆に忍び・浪人・芸人・野人にとっては正当な護身であり、何の烙印もない。同じ武器が誰が握るかによって名誉にも恥にもなる — それが外道の兵器の物語である。

#運用 — 名品・神器はGMが造る

本号は基本級のみを載せる。これらの武器の名品・神器(神器)はGMが自ら制作する。

  • 名品co-07-02 名品 のフォーマットで。例 — 血を呼ぶ鎖鎌(捕縛時に1戦力を吸収)、千本の針 吹き矢(毒抵抗の目標値 +2)。
  • 神器・鬼物co-07-03 神器 のフォーマットで。霊を喰わせた仕込み杖、怨魂を縛る鎖鎌のような一振りは来歴と呪いを共に背負う。
  • 制作原則:基本級の上に技法1個またはタグ1個を加える程度から始めよ。外道の武器は強さよりもいわれで輝く。

連動:名刀記 fc05 の名品・刀工の手順と併せて使えば、外道の名器一振りに一篇の物語が立つ。


#香 — 一文

「武器に罪があろうか — 罪は常に、それを握った手と、その手が立つ場にある。」