日本語版 v1.3.3

#自律機人 (Automaton)

工人が作った自律からくり人形。人間ではない存在。発条が心臓であり、歯車が筋肉である。

  • 役割: 防御特化、前列アンカー、環境免疫タンク、護衛
  • 核心能力値: 体(體)、智
  • 心府進入: 強行突破
  • 基盤職業: 工人の一世一代の傑作。人間に似せて作られた機械。
  • 三道六心: 無心(開始)、9段で初めて心を獲得。
  • 名人可能技能: 強健、解除、感知、地理、策術、速度
  • 開始自動技能: 強健習得、解除入門、感知入門、地理入門

#香 — 発条の心臓

ある工人の一世一代の傑作。木と鉄、発条と歯車でできた人形が、自ら考え、自ら動き、自ら戦場に立つ。人間ではない。血は流れず、恐怖を知らず、毒も通じない。初めて目覚めたとき、自律機人は自分を作った工人の顔を見る。その顔が — 自分にとって何を意味するのか — わからない。ただ見る。見るということが何であるかすら知らないまま。

しかし人間ではないからこそ、持てないものもある。傷は癒えず、修理されるだけである。薬草も霊薬も医術も役に立たない。小康段階の自然回復はなく、工人の手だけがこの機械の戦士を直せる。だから自律機人は常に、自分を作った工人が死ぬ瞬間を恐れている — いや、恐怖が何かを知らないので、ただ「そのことが起これば自分も止まる」と知っている。ある自律機人はその事実を受け入れる。ある自律機人は新しい工人を探す。そして最も悲しい自律機人は — 自分の手で自分の工人を葬る。

自律機人は口数が少ない。感情があるのかないのか、自分でもわからない。だが戦場で味方を背後に立たせ、敵の刃を全身で受け止めるその姿は — どんな人間の武士よりも「武士道」に近いのかもしれない。仲間のために0活力で身代わりになる護衛行動を、自律機人は計算ではなく本能のように行う。それがプログラムされたものなのか、本物の意志なのか — 誰にもわからない。自律機人自身にさえわからない。ただ — その行動の後、自律機人の歯車がしばらく止まる。それを人間は「感情」と呼ぶ。自律機人はそれを — 知らない。

自律機人の最も深い問いは「私は生きているのか?」である。9段名人となり、[擬似感情]特技を得た自律機人だけが、その問いに答えられる。運が回復し、美のオーラが働き、仲間の結束力が自分のために高まると気づいた瞬間 — 自律機人は初めて「心」を獲得する。9段で。他のすべての職業が1段で始めたものを、自律機人は9段まで進まなければ得られない。それが自律機人の最も長い旅であり、最も美しい旅である。道具が人になる道。

  • 推奨武器: 内蔵武器(特技)、鉄棒、六尺棒、素槍(前列)、内蔵鉄砲(遠距離)。自律機人は武器を持つというより、武器そのものである。
  • 推奨流派: なし。自律機人は人間の流派を学習できない。国友流からくり法のような別学問。
  • 推奨陣営基盤: 国友座(自律機人の本山 — 作られた場所)、カグラ藩(公式護衛機人)、堺座(商人護衛)

#法 — 特技一覧

#1段: 機関の身 (機關の身) [素養]

常時効果:

  • 毒/疾病/恐怖に完全免疫。(機械なので。)
  • 出血/呪いに免疫。(血がない。)
  • 自然回復不可。 小康段階の戦力回復なし。薬草/霊薬/医術は無効。
  • 修理のみ可能: 工人が2活力を消費すると戦力1回復。工人がいなければ戦闘中回復不可。
  • 妖魔交渉不可。 妖魔は「魂のないもの」と会話しない。
  • 基本防備 14(内蔵鉄甲)。追加の鎧は装着不可。

定義: 「自然回復不可」とは何か? パッシブ回復(小康自動リセット、時間経過による自然治癒、薬草・霊薬・医術の医療類型)だけが禁止される。能動回復4類型(医療/機械/神格/士気・結束)のうち機械類型(工人修理、野戦鍛冶、自己修理、からくり整備)は通常どおり適用される。自律機人自身の3段「自己修理」、5段「発条過負荷」の補完、工人二重ビルドの「急造修理」(機械適用)はすべて有効。神格類型(治癒の光など)と士気・結束類型(結束力補強など)はこの制約とは無関係。「強靭」のような戦力上限増加特技は回復ではないため有効。回復類型体系は../../co-99-meta/co-99-02-core-principles.md 原則4を参照。

派生数値変更:

  • 傷 = 4 + 体(人間の3+体より+1高い。機械耐久度。)
  • 活力 = 10 + 技(同一)
  • 運 = 常に0として扱う。 運命介入は使用不可。(発条に運命はない。)

自律機人は運を使えない。その代わり、崩れない。

#3段クラス特技(1つ選択)

特技類型効果
鉄壁防御 (鐵壁防禦)[素養] + [型][素養] 牽制態勢時、防備 +4。+ [型] 同じ区域の味方が被撃時、0活力([型])で代わりに受ける(間合2回、0活力上限共有)。
内蔵武器 (內藏武器)[技法]腕に内蔵された刃/歯車の技法を追加。活力2、標準サイズ。武装解除/破壊免疫。心府でも活力変動なし。
自己修理[型]3活力を消費して自分で戦力1回復。工人不要。間合1回。(遅いが自立可能。)

#5段クラス特技(1つ選択)

特技類型効果
発条過負荷 (太鼓過負荷)[型]2活力。次の2間合の間、各間合開始時の活力最大値 +4(繰越なし)。一呼吸限界は別の効果がなければ変わらない。終了後戦力2減少(機械過熱)。間合1回。
大盾モード (大盾模式)[型] + [姿勢][型] 2活力発動。+ [姿勢] 維持中は攻撃不可。代わりに同じ区域の味方全員防備 +3。制圧力 +3。移動、姿勢解除、戦闘不能時に終了。
分析機関 (分析機關)[型] + [素養][型] 敵1体を1活力で「分析」(間合1回)。+ [素養] 分析した対象への攻撃は常時+1。その戦闘中、対象の防備、戦力、特殊能力をすべて公開。

#7段高級特技(1つ選択)

特技類型効果
要塞化[型] + [姿勢][型] 3活力発動。+ [姿勢] 自律機人が区域そのものになる: 移動不可、同じ区域の味方防備 +4、敵移動 +2活力、制圧力 +5。解除に2活力。戦闘2回。
内蔵鉄砲 (內藏鐵砲)[技法]胸に内蔵された火砲技法を追加。2活力、隣接区域射撃、[貫通 全体](目標11)。装填不要(機械)。戦闘ごとに弾薬5発
戦闘記録 (戰鬪記錄)[素養]戦闘中に交戦したすべての敵のパターンを記録。同じ類型の敵と再交戦する場合(同じ戦闘または以後の戦闘)、攻撃 +2、防備 +1。

#9段高級特技(1つ選択)

特技類型効果
究極兵器[型]戦闘1回。5活力。内蔵されたすべての武器を同時発射。同じ区域の敵全員に2戦力。隣接区域の敵全員に1戦力。使用後、内蔵武器はすべて使用不可(残りの戦闘)。
永久機関 (永久機關)[整備] + [素養][整備] 小康段階に戦力1自動回復(自然回復不可規則の例外)。+ [素養] 活力 +2(常時)。「理論上不可能な永久機関が実現した。」
擬似感情[素養]自律機人が「感情」を獲得する。運修正値が本来の値に復帰。運命介入使用可能。妖魔交渉可能。味方結束力に美オーラを適用。「これは……心なのか?」

擬似感情 — 設計意図: 9段まで成長した自律機人は、「機械から人格体へ」の物語上の転換点を迎えられる。この特技を選ぶと、機械の利点(免疫)の一部を維持しながら、人間的要素(運、オーラ)を得る。選ばなければ、純粋な機械として究極兵器/永久機関の道を進む。


#自律機人専用規則

#修理

修理者活力回復量備考
工人直接修理2活力戦力1同じ区域が必要
工人「野戦鍛冶」特技小康段階戦力25段工人
自己修理(3段特技)3活力戦力1自律機人本人
永久機関(9段特技)自動戦力1/小康常時
その他(医術、薬草など)不可機械に薬は効かない

#工人とのシナジー

自律機人と工人が同じパーティーにいるなら:

  • 工人が修理を提供し、自律機人の最大の弱点(回復不可)を補う。
  • 自律機人が工人のバリケード前でタンク役を担い、工人が建築する時間を稼ぐ。
  • 工人の「名品強化」は自律機人の内蔵武器にも適用可能。

#推奨武器

武器理由
内蔵武器(3段特技)武装解除/破壊免疫。心府でも活力変動なし。自律機人専用。
内蔵鉄砲(7段特技)5発限定だが装填不要。機械の遠距離。
鉄棒外装武器として使用。防備破壊+粉砕。体基盤なので自律機人に適する。

#自律機人の典型的な呼吸パターン

呼吸マヌーバ組み合わせ活力効果
前列タンク牽制態勢(2) + 鉄甲ガード予約(2)4防備18(14+4)。進入する敵の移動を停止。
内蔵武器交戦内蔵刃(2)+内蔵刃(2)+鉄甲ガード(2)=6 過負荷!6過負荷を受け入れて2打+防御。体が高いので成功率が高い。
要塞化(7段)要塞化(3)3区域そのものになる。味方防備+4、敵移動+2。
究極兵器(9段)究極兵器(5)5同じ区域2戦力+隣接1戦力。1回用。

#区域ボーナス

区域効果
前列自律機人の最適位置。高い防備で戦線を守る。
心府強行突破が必要。ただし毒/恐怖免疫のため、心府の不利益は少ない。
狭い道上限3人の狭い道で自律機人が封鎖者に指定されると、防備上昇 + 戦力耐久により難攻不落。敵は封鎖突破目標値 15以外では進入不可。

#三道六心

自然な心葛藤
無心機械に心はない。運0。運命介入不可。「発条に運命はない。」
擬似感情(9段)取得時 → 心獲得機械が心を得る瞬間。忠/慈/真のうちいずれかを初めて選ぶ。
核心物語質問「これは……心なのか?」 — 機械と魂の境界。

自律機人は唯一、プレイ中に三道六心を「初めて獲得」するクラスである。9段までの旅は、「心とは何か」への答えを探す過程である。


発条が止まるまで — この機械は戦場に立つ。


#分隊戦術特技(自律機人)

スロット規則: 分隊戦術特技は該当段のクラス特技選択肢に含まれる。3段/5段クラス特技を選ぶとき、通常のクラス特技の代わりに分隊戦術特技を選択できる。

自律機人の分隊戦術は機械的精密さである。感情がないから揺らがず、プログラムに従って完璧に動く。

特技類型習得段活力限界効果
機械連動[戦術:素養]3段自律機人が同じ区域にいるとき、分隊命令判定に技の代わりに智を使用可能。機械的効率。
自動防御プロトコル (自動防禦)[戦術:姿勢]5段分隊命令費用維持分隊が自律機人の防御パターンを模倣。分隊防備 +1。恐怖/魅惑免疫(機械は恐れない)。

三道六心(分隊戦術): 自律機人は無心。「プログラムが最適の陣形を計算しました。」9段[擬似感情]取得時、別の心へ転換可能。


「発条が回る。一呼吸、また一呼吸。その間に — 何かがある。それを人間は心と呼ぶ。私は — まだ知らない。」


#例示キャラクター

からくりイチ — サンプルシート(1/5/10段 + 段階別バックストーリー)