日本語版 v1.3.3

#第4章 — 焦熱・章概要

目次

焦熱地獄テーマ。 PC 6~8段。4セッション。鏡の章。 君たち以前に、この地へ落ちた領地があった。彼らはどんな選択をしたのか — そしてその選択は彼らを何に変えたのか。

本編参照

- 必須: 三道六心 · 閻魔童子の封印

- 参考: 妖魔図鑑 · 戦場節気

- この補充内: 焦熱鏡ガイド · 焦熱流流派 · 結界システム

[新規ルール] 焦熱還元残滓

焦熱地獄深度2以上に滞在中、PCが所持する物品は段階的に灰になる。鏡ガイドの還元ルールを拡張し、記憶・関係・誓約にも適用する。本章第2~4幕の核心ギミック。

焦熱の灰都市

閻魔堂寺封印3軸


#30秒要約 (GM把握)

「君たちは燃える城門の前に立った。この城は見覚えがある — 君たちの領地とまったく同じ鳥居が崩れたまま燃えている。同じ様式の城壁。同じ屋根瓦。同じ神社本殿の配置。」

「ここは200年前に霊界へ漂流した別の国人領地だ。彼らも君たちと同じように選択の前に立ち、選択した。その結果がこの都市だ — 永遠に燃える。永遠に終わらない。彼らの魂は今もこの通りで互いを斬っている。200年目の今も。」

「都市の心臓には彼らの領主がいる。変容した姿で。彼が何になったのか、君たちは見ることになる。」

「そして最後の問いが残る。鏡を見た。君たちの選択はどう違うのか?」


#章メタカード

項目
地獄テーマ焦熱 — 永遠に燃える都市 · 「以前の漂流者の最期」
推奨PC段数6~8段 (終了時8段安定、一部8段進入可能)
セッション数4セッション (各1幕、4セッション目クライマックス)
結界HP進入線35前後 (危機区間進入)
陰陽師衰弱度5~6 (明確な衰弱。咳を伴い持続)
核心NPC焦熱の大法王(以前の領主の変容最終形態)、忠臣・灰火、裏切り者ミクラ(定住派)、最後の兵士イザナギ(帰還派)、漂流混血の子ウタ
クライマックス焦熱の大法王対面 — 変容エンディングの鏡 + 閻魔童子封印地図獲得
独立性第4章単独解決ストーリー。第5章接続部は「問いの伝達」の形
トーン終わらない怒り + 鏡 + 未来予言
流派伝授焦熱流 — 怒りを燃料とする刀の道
昇段上限9段までのみ許可。10段昇段はこの章で遮断 — 第5章4幕直前が唯一の地点 (設計ノート参照)
帰還手がかり2番・3番軸同時獲得 — 閻魔童子封印3軸中2軸の地図が大法王の書斎で発見

#4幕構造 (4セッション)

#第1幕 — 都市進入 (1セッション)

PCたちは第3章叫喚で得た地図手がかりをたどり、焦熱地獄へ入る。地平線に燃える城砦が見える。距離は近い — しかし歩いても歩いても近づかない。空気は熱くない。冷たい。灰がゆっくり上へ落ちる (地上の重力と逆)。

城門前で話す灰火たちとの初遭遇。彼らはPCを攻撃しない。代わりに質問する。この質問への答えが、1幕以後の風景を決める。

到達目標: 都市外郭の最初の区域「西の武家町」に拠点を確保。

#第2幕 — 以前の漂流者の痕跡 (1セッション)

PCたちは燃える都市の通りで見慣れたものを発見する。自分たちの領地と同じ図面の神社。同じ家紋 (別家だが同格国人の紋)。200年古びた日記、記録書、住民たちが残した最後の手紙。

200年前、この領地の名はキタミヤマ(北見山)。彼らも漂流した。彼らも選択の前に立った。彼らは変容を選んだ — 領地住民全員が霊界存在へ転換。その代価として領地を維持した。

その選択の記録と、最初の派閥分裂の痕跡を発見。NPC「忠臣・灰火」初登場 — 当時は領主の護衛だったが、死ねないままここに残った。

#第3幕 — 派閥間衝突 (1セッション)

200年が過ぎたが、キタミヤマ住民の魂はまだ戦っている。変容に賛成した者と反対した者。領主に仕える者と反旗を翻した者。彼らは果てしなく蘇り、互いを斬る — これが焦熱の核心鏡: 冷めない怒り。

PCはこの戦いのただ中に置かれる。過去の三つの決定場面がPCに再現される。PCはいずれかの決定を自分の名で実行するよう強いられる (GM圧力)。この再現がPCの三道六心軸移動を誘発する。

NPC「裏切り者ミクラ」、「最後の兵士イザナギ」はこの幕で役割を果たす。

#第4幕 — クライマックス・都市の心臓 (1セッション)

PCたちはキタミヤマの本城頂上へ登る。火はしだいに強まり、灰が矢のようにPCを貫き始める。天守閣の頂上に以前の領主の影が座っている。

彼は変容を選んだ者だった。200年間、彼は自分の領地を燃やす王になっていた — 住民を守るという名のもとに、住民を永遠に燃やす者。彼が成し遂げたものと失ったものが同時に明らかになる。

ボス戦: 以前の領主の影 (将級+ボス)。勝利条件は殺害ではない — 彼が自分の領地を手放すようにすること。

エンディング: PCは一つの問いを持ち帰る。「君たちの選択はどう違うのか?」 この問いが第5章へつながる唯一の橋。

真実の一部の最初の暗示: 影は消滅直前、「この漂流は偶然ではなかった。封印が解ける場所ごとに領地が落ちる」と漏らす。閻魔童子の封印の存在が初めてPC側に露出する。


#想定セッションペース

セッション核心場面報酬/損失
S131幕燃える城門 · 話す灰火 · 拠点確保還元残滓ルール獲得、焦熱流派の噂
S142幕以前の漂流者記録 · キタミヤマ日記 · 忠臣・灰火合流NPC関係の種、閻魔童子初暗示の種
S153幕派閥再現場面 · 三道六心軸移動誘発 · ミクラ選択烙印1個獲得可能 (灰の皮膚)、三道移動
S164幕以前の領主対面 · 影ボス戦 · 問いの伝授焦熱流免許、閻魔童子暗示明示化、第5章転換

#鏡テーマ — 「君たちの鏡」

焦熱の本質は灰になった後だ。以前の漂流者はすでに燃え尽きた状態にある。PCが出会うのは火ではなく、灰の残存存在たちである。PCは自分たちの未来の一つを先に見る。

四つのエンディング分岐(00-02 前提セクション「帰還の意味」参照)のが、この章で予告される:

エンディング分岐焦熱の鏡場面
A (駅站帰還)キタミヤマが最後まで選べなかった道 — 「我々はすでに遅すぎた」という領主の嘆き
B (交換帰還)当時のキタミヤマ陰陽師の自己犠牲 — 結界のため自ら灰になった姿
C (定住)キタミヤマが外見上定住に成功したように見える都市 — しかし代価は永遠の火
D (変容)キタミヤマの実際の選択 — 領主と住民全員が霊界存在になった結果

PCがこの章でどの場面に感情的に最も反応するかが、GMが第5章でどのエンディングを強調するかの指標になる。

#GM質問5個 (この章進入前の自問)

  1. このPCが最も恐れる「自分の未来の姿」は何か?
  2. このパーティはどんな選択を下すことを最も避けたがるか?
  3. 以前の領主のどの面が、どのPCに最も痛く触れるか?
  4. この章で三道六心軸一つが傾くが、それは誰のどの軸か?
  5. 「終わらない怒り」はPCパーティのどんな葛藤を映すか?

#章核心法 (ルール要約)

#還元残滓 — 本章拡張

本編焦熱鏡ガイド基本ルールを拡張する。

滞在間合累積還元対象 (基本)この章追加
1~3紙類最近の記憶の鮮明さ
4~6繊維類領地内の特定NPCの顔の記憶
7~10木製品個人誓約(誓)の重み
11~15金属腐食父/師/親友の遺言の文
16+烙印伴随三道六心軸一つが揺らぐ

回復条件: 領地へ帰還後、1週休息時に記憶回復。三道六心軸の揺らぎは回復せず、これが本章の永久効果である。

節制: このルールはプレイヤー合意後に適用する。記憶の消去は敏感な物語道具であり、セッション前に範囲を合意する。

#熱くない焦熱 — 逆説ルール

焦熱都市は見えるほど熱くない。PCは炎の中を歩けるが、炎はPCを焼かない。

代わりに: 炎に接触した瞬間、PCは自分の内面の怒り・悔恨・後悔のいずれかが外在化する。外在化したものは炎人形となり、PCについて回る (NPC「内的怒り体」)。

炎人形に戦闘力はない。代わりにPCの近くにいて、PCが言えなかった言葉、下せなかった決定を声に出して漏らす。他のPCとNPCが聞く。

解除: PCがその怒り・悔恨・後悔の対象へ言葉で表現すれば人形は消える。言わなければ章終了まで同行する。

#三道六心岐路 — この章の圧力

焦熱はプレイヤーの三道六心の一方向を強く揺らす。第3幕の再現場面 + 第4幕のボス戦結果により、次の問いの一つが前面に上がる:

試される心問い
自己保存と真実最後まで自分を失わずにいられるか
忠義と支配領主と住民のためにどこまで背負うのか
憐れみと虚無苦痛を見ても人を手放さずにいられるか
喪失と諦念燃えた後に残ったものをつかむのか、手放すのか

各PCごとに一軸ずつGMが選定する。PCの同意なしに軸を変えない — PCのプレイがその方向へ向かうようにし、その方向の果てでPCプレイヤーが選択する。


#陰陽師・領地状態 (この章進入時点)

#陰陽師ホシノ・ゲンショウ

  • 衰弱度: 5~6の間で変動 (セッションごとに増加)
  • 外見: 白髪がすべて完成、片目の失明進行中、咳が持続
  • 結界緊急強化回数: 1~2回使用可能 (活力枯渇)
  • 台詞トーン: 自分が第5章に到達できないかもしれないと認識し始める。PCには伝えない。領主アキヒサにも沈黙。
  • 留意: この章中、陰陽師の意識不能1回が発生可能 (結界 -5イベント)。GM裁量。

#結界HP

  • 進入時: 35 ± 5
  • 危険線進入。この章中に15以下へ落ちると「結界危機の夜」強制イベント (結界システム参照)。
  • この章終了時目標: 30以上回復。以前の領主の核(主級超高級)を獲得すれば +60回復。

#領主カミジョウ・アキヒサ

  • 段数: 6~7段 (PCと同期)
  • この章の心の岐路: アキヒサは以前の領主の影を直接対面する。彼の礼道の心が決定される。に留まるか、へ滑るかはPCの応対により方向が分かれる。
  • 台詞トーン: 「私はその場に立つことになるのか?」という問いが初めてアキヒサの口から出る。

#領地内部

  • 住民士気: 25~40 (危機直前)
  • 核在庫: 卒10 / 連5 / 将2 (章進入時標準)
  • この章中サイド開放: サイドクエスト7番 (反乱の種) 条件解禁可能

#以前の領地「キタミヤマ(北見山)」プロフィール

GM専用事前情報。PCにはセッション中に断片として公開。

#基本

  • 200年前 (1407年頃、室町中期) 越後国南部の小さな国人領地
  • 領主: キタミ・マサノブ(北見 正信) — 当時29歳 (カミジョウ・アキヒサとほぼ同年齢だった年)
  • 陰陽師: アトベ・レイカ(安戸部 霊華) — 女性、50代
  • 領地規模: カガミヤマとほぼ同一 (700人前後、年収4,500石)

#漂流

  • きっかけ: 閻魔童子封印の一軸が当時にも解けたことがある (より短く、より小さく)。キタミヤマ領地下の小さな封印分岐が破れた。
  • 地獄着地: 焦熱地獄境界。最初に接触した地獄が焦熱。

#選択 — 三派閥の分裂

  • 漂流後3年以内に、領地は結界維持失敗の危機に進入。
  • 領主キタミ・マサノブは変容(變容)の提案を受け入れた。霊界の巨大な存在との取引。領地住民全員が霊界存在(半妖・霊)へ転換される代わり、領地は永久保存され、結界は不要になる。
  • 当時の陰陽師アトベ・レイカは反対した。彼女は反対して領主に縛られ、結界のために自分を焼いて灰になる道を選んだ (オプションB交換帰還の変形 — いや、正確にはその失敗)。
  • 領地内は三派閥に分裂:
  • 帰還派(歸還派) — 本編世界へ戻る方法を探そうとする少数。アトベ・レイカ、イザナギ、ゴイチ。結局ほとんどが皆殺しまたは逃亡。
  • 定住派中間派。「変容は遠すぎる。しかし帰還も不可能だ。霊界に永遠に留まるとしても人間のままでいよう」という第3の道を主張。ミクラがリーダー。変容派により抹殺。
  • 変容派(變容派) — 領主と多数。最終勝利。

定住派の悲劇: 彼らは変容も帰還も拒み、「この場に人間として残る」を選んだ。しかし結界なしに霊界にいることはできない。定住派は結界を自力で維持しようとし、失敗し、半分だけ変容した状態で固着した — 話せず、死ねもしない「半灰」になった。彼らの痕跡が第3幕の一場面を成す。

#変容の結果

  • 外見上、領地は生き残った。住民は永遠に生き残った。
  • しかし: 変容は「燃やす存在」への転換だった。住民たちは自分の怒り・悔恨・未決の感情を永遠に燃やす存在になった。
  • キタミ・マサノブはこの都市のになった。彼は自分の領地を守った。ただし、永遠に燃える牢獄として。
  • 200年間、この都市は焦熱地獄の一部として再編成された。居住者たちは焦熱地獄の「居住妖魔」になった。

#現在

  • キタミ・マサノブは「焦熱の大法王」へ名称転換された状態。天守閣頂上から動かない。彼は今も自分が「守っている」と信じている。彼の王冠は炎であり、彼の玉座は自分の領地の魂を燃やした灰だ。
  • 住民たちは通りで永遠に戦っている。変容当時の三派閥葛藤が再現され、互いを斬る。
  • アトベ・レイカの灰は都市の神社跡に残っている — 灰の形で、しかし話すことができる。
  • 定住派の残滓は都市北区域の地下に固着している。彼らは「半灰」の状態でつぶやく。言葉にはならないが、PCの内面に響く。
  • 生き残った漂流混血1名: ウタ(唄)。大法王の宮殿に捕虜のように捕らわれている子。この子はキタミ家の子孫ではない — 後年 (今の時代)、この都市にまた別の小さな領地が漂流し、ほとんどが死んでこの子だけを大法王が拾った。ウタはPCにとって「君たちの後に来る者」の鏡である。

#接続 — 第5章への橋

この章のエンディングは閉じている。 キタミヤマの物語は、PCが領主の影に対面することで完結する。

第5章へ伝わるただ一つ: 以前の領主が死ぬ直前に語った「この漂流は偶然ではない」という文。閻魔童子封印の存在が初めて直接明示される。これが第5章無間の「名前のない門」へ行く手がかり。

第5章進入はこの文がなくても可能。だがこの文があれば、PCは自分の領地の封印石存在をセッション外で結びつけ始める (メタプレイヤー手がかり)。

注意: この章は第5章を「予告」するだけで、強制しない。PCパーティが第5章へ行かないと決めることもある (定住エンディング早期進入など)。その場合、キタミヤマの最後の言葉は「予言的な幽霊のつぶやき」として残り得る。


#昇段規制 (この章の核心制約)

⚠ 10段昇段はこの章で許可されない。

#設計意図

設計ノート — 10段威名境界線再確認。PCが10段に到達すると威名(偉名)システム(本編04-05)が活性化し、これがキャンペーンの物語バランスを壊す。

この章の境界: PCは9段まで到達可能。9段達成は推奨される — 9段PCは大法王(主級妖魔)との対面を切実にやり遂げられる。

10段昇段禁止処理:

  • 判定結果が10段昇段条件を満たしても、「まだその時ではない」という叙述で昇段猶予。
  • 昇段できなかったPCは「ほとんど届きかけた何か」を感じる — この感覚が第5章クライマックスで解かれる。
  • GM演出: 「君はもう一歩進むことができた。だがその一歩は今ではない。その境地は別の場所で君を待っている。」

10段昇段唯一地点: 第5章4幕直前、PCパーティが名前のない門の前に立った時。その瞬間にのみ昇段が解禁される。

例外処理: もしプレイヤー側が強く10段昇段を要求する場合、GM裁量で「威名なき10段」を許可できる — しかし威名は第5章まで付与されない。

#9段達成条件 (この章で推奨)

PC9段達成誘導場面
戦士系第3幕派閥再現中、過去の戦死者の剣を受け継ぐ場面
陰陽師・僧侶アトベ・レイカの灰との「法伝授」 — 彼女の最期の技法一つを習得
商人・交渉型大法王との交渉成功時点
情報・知力型大法王書斎の閻魔童子地図解読

すべてのPCが9段に到達することは推奨だが、強制ではない。パーティ平均が8.5段以上なら第5章進入可能。


#三派閥の鏡 (2・3・4幕設計基準)

この章の3幕で、PCは三派閥それぞれの最後の瞬間を目撃する。各場面はエンディング分岐の鏡になる。

#鏡1 — 帰還派の最期

場所: 都市東側城門。200年前、イザナギが最後まで持ちこたえた場所。

場面内容: イザナギが単身で城門を守りながら、50名の変容した仲間を斬り続ける姿。彼は泣いている。斬りながら泣いている。彼の信念は折れていないが、彼はもはや何を守っているのかわからない

PC鏡: 帰還エンディングを選んだPCは、「信念を守るがすべてを失う結果」の重みを体感する。

#鏡2 — 定住派の最期

場所: 都市北区域地下水路。

場面内容: 定住派30余名が半変容状態で固着したまま、つぶやいている。彼らは円形陣形で座り、互いの手を握っている。変容も帰還も選べなかった者たち。彼らの領地はない。彼らに残ったものは互いだけだ。

PC鏡: 定住エンディングの暗い面 — 「原形のまま残ろう」という決心が停滞と沈滞に変わる危険。

#鏡3 — 変容派の最期

場所: 都市中央広場 — 天守閣が見える場所。

場面内容: 変容したキタミヤマ住民100余名が円形に踊りながら互いを燃やしている。彼らは笑っている。だがその笑みは固まっている。生き残ったが、彼らはもはや自分が誰だったのかわからない。

PC鏡: 変容エンディングの代価 — 「全員が生き残るが、君は君を失う」。

#鏡4 — 交換帰還の最期

場所: 西側神社、アトベ・レイカの灰の前。

場面内容: レイカが結界のために自らを焼いたその夜の再現。ただ一人の犠牲が全員を救えるのか? — 彼女はそう信じたが、結果は失敗だった。しかしその失敗が、200年後のPCをここへ連れてきた唯一の輪である。

PC鏡: 交換帰還エンディングの重み — 「一人の犠牲は必ず報われるのか?」


#閻魔童子封印地図 (クライマックス報酬)

大法王の書斎で発見される核心報酬。封印3軸中2軸の位置が地図に表示されている。

#地図構成

  • 軸1 (記録): 第3章ですでに確保。カガミヤマ鏡ヶ池の下。
  • 軸2 (この章で獲得): 本編世界の別領地下にある。名前と位置が明示。ここがすでに解けた軸である — この解放がカガミヤマ漂流の直接原因。
  • 軸3 (この章で獲得): 本編世界の不明な位置。地図には疑問符で表示。ただし周辺の座標と地形特徴は明示。PCが本編帰還後に調査すれば見つけられる手がかり。

#第5章との接続

この地図があってこそ、第5章「名前のない門」の真の意味が解釈される。門の向こうにあるものは封印の対象そのもの — 地図があればPCはその正体を半分以上推測できる。

地図なしで第5章進入: 可能。ただしクライマックスの選択肢の一部が閉じる (オプションA帰還の完成度が低くなる)。


#住民士気・領地変化 (この章終了時点)

指標変化
住民士気-5~-10 (この章の目撃が重すぎる) — ただし、PCがキタミヤマの物語をどう伝えるかにより +5~+15回復可能
結界HP大法王討伐時、核獲得により +60。失敗時 -10。
陰陽師衰弱度+1確定 (この章の霊的圧力)
領主アキヒサ三道六心軸1個の決定確定
核在庫大法王核獲得時主級1個追加、卒・連級5~10個追加
解禁焦熱流流派 · サイドクエスト7 · 大法王遺品競売

#接続


#本章スポイラー警告線 (GM公開優先順位)

この章は情報開放タイミングが極めて重要。早く解けば衝撃が分散し、遅く解けばPCが理解しないまま終了する。

情報初公開時点絶対早期開放禁止
キタミヤマが漂流領地だった事実1幕1.4 (城門)
三派閥が存在した2幕2.4
定住派の悲劇(半灰)3幕3.3
大法王がキタミ・マサノブの変容体3幕末~4幕初
閻魔童子封印地図存在4幕4.3 (書斎)
「この漂流は偶然ではない」4幕4.5 (大法王消滅)

#ボーナス — 5人テーブル感想ログ

ハナ: 残るといっても、同じ残り方ではないんだね。

メイ: 変容が高貴さだけではなく、続いていく歪みでもあるということでした。

クロ: だから焦熱は鏡なんだ。

全文: 80-09 マイルストーン感想ログ第4章終了後 — 私たちがあの都市のようになっても、生きていると言えるのか


「灰になった後に何が残るのか。匂いが。そして匂いは君だ。」 — キタミ・マサノブ(焦熱の大法王)の最後の言葉、第4幕クライマックス台詞。