#サイドクエスト 05 — 霊界へ消えた子
目次
本編参照
この補足内参照
#§ 概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 段数区間 | 3~4段 |
| 推奨セッション | 1セッション (2~4時間) |
| 領地時間消費 | 1日 (半日捜索 + 救助 + 帰還) |
| 強制イベント | いいえ |
| 核心メカニクス | 捜索判定 · 結界の穴通過 · 親交渉 · 妖魔回避 |
| 推奨アーク配置 | 第2章 2~3幕の間 |
| 最終質問 | 「子どもの世界は大人の世界より小さいのか、大人の世界が子どもの世界より狭いのか?」 |
#一行要約
住民キサラギ・マキ(7歳)が領地結界の向こうへ消えた。母は庭に座り込み、父はPCに膝をついて懇願する。PCは結界外の狭い半径を捜索する。子どもは生きている——しかし発見された時、何かが変わっている。
#設計意図
住民を数値ではなく顔として体感させるサイド。感情の密度を主要な動力にする。短いが深く作用する。GMが急ぐと壊れる。
#§ 香 — このクエストの空気
#導入朗読
「昼食の直前、領地西側の居住地から悲鳴が聞こえる。母の悲鳴だ。悲鳴なのに言葉がない——息を吸う音だけが繰り返される。」
「家の前の庭に、小さな草鞋が片方置かれている。片方だけ。その草鞋は結界の内側にあり、もう片方は——結界の外側、三歩先の、結界の向こうの鉄色の地面に置かれている。」
「『マキが... マキが... 見えないんです』母がPCにすがりつく。その手は氷のようだ。『昨夜からずっと結界を触っていました。あの子は結界をきれいだと言っていました。今朝——今朝——』」
「父が現れる。車引きだ。荒い顔に涙はない。代わりにPCの前で膝をつく。『探してくだされ。頼みではなく、懇願でござる』」
#感覚カード — このクエストの肌理
- 音: 母の吸い込む息の音が背景。話し声の代わりに息の音が領地西側を1刻の間覆う。結界外では風音 · 遠い鐘の音 · 子どもの低い笑い声 (幻聴だろうか)。
- 匂い: 家の台所から漂う豆もやし汁の匂い。マキのために煮たもの。冷めつつある。
- 光: 正午。影が短い。結界境界の青い光は昼の陽光にほとんど見えない——だから子どもは境界に気づかなかったのだろう。
- 触感: マキの草鞋を拾い上げるPCの手。草鞋には子どもの体温が残っている。約30分前に履いていた感覚。
#香の核心
希望と恐怖の共存。「まだ生きているかもしれない」という時間的可能性と、「生きていても無事ではないかもしれない」という空間的恐怖。GMは希望側を先に、恐怖側を後半に置く。
#NPC台詞サンプル
マキの母 (キサラギ・ユリ): 「昨夜、私が言ったんです。結界の外は危ないって。そしたらマキは『じゃあ、お姉ちゃんはどうして行くの?』って聞きました。私... 私は答えられませんでした。昨夜、うちの分隊のお姉ちゃんが出て行ったんです。その言葉が...」
マキの父 (キサラギ・ゲンタ): 「生きているなら背負ってお連れください。生きていないなら——私が自分で行ってお迎えします。PCの皆様は、背負えるようにしてくださればよい」
#§ 構造 — 4幕場面概要
#幕 1 — 事実確認と準備 (領地西側, 30分)
親との面談。結界境界の検証。子どもが抜け出した経路の推定。準備判定。スロットB分隊編成。
#幕 2 — 結界外初入口捜索 (結界外100~300歩, 60分)
草鞋の痕跡を追跡。子どもの足跡を確認。一度の妖魔遭遇 (卒級小鬼小規模)。
#幕 3 — 子ども発見 (500歩, 60分)
マキ発見。妖魔たちに囲まれているが、攻撃されていない状態——理由を調査。救出を決定。
#幕 4 — 帰還と変化確認 (領地帰還, 30~45分)
子ども帰還。親との再会。ゲンショウの浄化検査。マキの変化発見。三道六心偏向。
#§ NPC
#キサラギ・マキ (7歳, 失踪した娘)
- 外見: 身長110cm。黒髪を半分結っている。左膝に昨日転んだ軟膏の跡。足には草鞋片方 (もう片方は領地内)。
- 発見時点: 結界外500歩。土の上に丸くしゃがんでいる。周囲に小鬼5~6体が低い半径で囲んでいるが、触れない。
- 発見時台詞: 「お姉ちゃん... この子たち、私の名前を知らないんです。私が教えてあげていました」
- 心の状態: 不思議なほど平穏。恐怖なし。理由不明。
- 変化 (秘匿): 右小指の先がわずかに透明になっている。本人は知らない。領地帰還後、ゲンショウが発見。
#キサラギ・ユリ (母, 30代)
- 外見: 前掛けが濡れている (豆もやし汁)。髪がほどけている。手がずっと震えている。
- 役割: 情報提供者。マキの性格・習慣・結界への関心など。父より感情露出が大きい。
- 特徴台詞: 「あの子はしょっちゅう結界のそばで遊んでいました。きれいだって。青がきれいだって。私がもっと止めるべきでした」
- 三道六心影響: マキ生還時、母がPCへ「私の命を持っていってもよかったのに」と言う → 慈 +1
#キサラギ・ゲンタ (父, 30代後半)
- 外見: 車引きの服装。手が荒い。顔に涙はない。代わりに膝が震えている。
- 役割: 行動要求者。PCに「何をすればよいか」と聞く。自発同行可能 (+分隊1人、戦力2)。
- 特徴台詞: 「私は刀を握れません。車なら握れます。私が引いて出ます。道だけ開けてくだされ」
- 三道六心影響: ゲンタ同行許可時、彼の負傷危険 · 忠 -1 (判断ミス) または +1 (尊重)
#ホシノ・ゲンショウ (帰還時浄化 · 短い登場)
マキ帰還後、神社で浄化儀式。マキの指の透明化を発見。
- 特徴台詞: 「...子どもが結界を知らずに通ったのではない。結界が子どもを見分けなかったのだ。結界が子どもを同族として認識したのだ。その理由をこれから確かめねばならぬ」
- 後続影響: 衰弱度 +1 (浄化儀式)
#§ 各幕詳細
#幕 1 詳細 — 事実確認と準備
#場面設定
領地西側居住区。マキの家の前。庭に草鞋片方。母は庭に、父はPCの前に膝をついている。近隣住民5~6人が門口から見守る。
#情報収集判定
| 判定 | 目標値 | 獲得情報 |
|---|---|---|
| 親との会話 · 真実抽出 | 11 | 昨日「お姉ちゃんはどうして結界外へ行くの?」と質問した事件 |
| マキの最近の言動 | 12 | 結界のそばで低く歌う習慣 |
| 結界境界観察 | 13 | 結界境界線に小さな歪み: マキの背丈 |
| 隣人証言 | 10 | 今朝、マキが結界のそばで「行く」と言うのを聞いた |
| 足跡追跡 (草鞋のない側) | 12 | 300歩外側方向、鉄色の地面へ向かう |
#決定的発見
結界境界線の歪み——マキの背丈で結界が少し透明なまま止まっている。通常境界と異なり、穴のように機能した場所。子どもだけ通過可能な小さな隙間。ゲンショウへの報告が必要だが、急を要する。
#準備判定
| 判定 | 目標値 | 効果 |
|---|---|---|
| 分隊緊急編成 | 交渉 11 | 分隊スロットBを即時活用 |
| 装備準備 (子ども背負い布 · 浄化符) | 智判定目標値10 | 成功時、帰還浄化ボーナス |
| 父同行判断 | 智 12 | 成功時、ゲンタ非同行を説得 |
| ゲンショウ呼出 | 交渉 12 | 失敗時、ゲンショウは遅れて到着 (幕4のみ) |
#アキヒサの許可
領主への報告が必要 (分隊B動員)。アキヒサは即時許可。
「私はこの領地に子どもが7人いることを知っており、そのうち一人の名がマキであることも知っている。一人を失えば、それが全体の重みだ」
#幕 2 詳細 — 結界外初入口捜索
#場面設定
結界境界の穴を通ってPCが出る。草鞋片方を取り出して足跡を照合。マキの小さな足跡は300歩ほど鮮明で、その後ぼやける。
#追跡判定
| 区間 | 距離 | 判定 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1区間 (結界 ~ 100歩) | 草鞋跡鮮明 | 追跡 目標値 10 | 1間合 |
| 2区間 (100 ~ 300歩) | 跡が薄い | 追跡 目標値 11 | 2間合 |
| 3区間 (300 ~ 500歩) | 跡が消える | 感知 目標値 13 または音を聞く | 3間合 |
#遭遇 1 — 卒級小鬼3体
2区間で遭遇。子どもの背丈ほどの小さな妖魔。ぼんやりした青い霧の中に現れる。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 等級 | 卒級 |
| 戦力 | 1 |
| 防備 | 11 |
| 攻撃 | 2d10+2 |
| 特殊 | 子どもの声模倣 (混乱誘発, 技判定 目標値 13) |
| 核収穫 目標値 | 11 |
特殊注意: この小鬼たちは攻撃的だが、「子どもを探す声」を模倣する——母ユリの声を真似ることもある。PCは心理的に動揺する。技判定失敗時、1間合攻撃制限。
#子どもの足跡再追跡
小鬼撃破後、足跡を再確認。3区間進入時、小さな石の山と丸い跡を発見——マキがしゃがんでいた跡。
#幕 3 詳細 — 子ども発見
#場面設定
500歩地点。低い丘の裏。PCが近づくとマキが振り返る。周囲に小鬼5~6体。マキの周囲3メートルの円内に影たちが丸く立っているが、攻撃態勢ではない。マキは小鬼たちに何かを話し続けていた。
#マキの第一声
「お姉ちゃん! あ、来てくれたんですね。この子たち、私の名前を知らないから教えてあげていました。でも、どうして帰らなきゃいけないんですか? ここは静かです」
#状況判断判定
| 判定 | 目標値 | 発見 |
|---|---|---|
| 小鬼群集観察 | 智 13 | 攻撃意思なし確認。理由不明。 |
| マキ状態診断 | 医術 12 | 外傷なし · 恐怖なし · 不思議な平穏 |
| 霊的感知 | 退魔 14 | マキ周辺の空気に、小鬼たちが敬意を示している |
| 周辺妖魔意図把握 | 智 15 | 小鬼たちがマキを「われらと同じ」と認識 |
#救出方法
| 方法 | 判定 | 危険 |
|---|---|---|
| 静かに連れていく | 交渉 (マキ説得) 目標値 11 | 小鬼警戒低い · 安全 |
| 武力突破 | 戦闘 (小鬼5~6体) | 小鬼戦闘 · マキ恐怖誘発の可能性 |
| 符使用 | 智判定目標値13 · 符1枚消費 | 小鬼一時麻痺 · マキ無反応 |
| マキ自発帰還誘導 | 交渉 目標値 13 | 最も安全 · 最長時間 |
#マキ交渉 目標値 11 (静かに連れていく)
マキは「ここは好きです」と言う。説得には母の感情へ訴えなければならない。
PCの説得例: 「お母さんが庭に座っているよ。君が昨夜作った豆もやし汁がまだある。一緒に食べよう」
成功時、マキが立ち上がる。小鬼たちがゆっくり後ろへ下がる。PCがマキを背負って帰還。
#秘密の手がかり
マキを背負った瞬間、首の後ろからごく小さな歌が聞こえる。領地では聞いたことのない歌。マキは自分が歌ったとは知らない。この手がかりは後続クエストの種。
#幕 4 詳細 — 帰還と変化確認
#場面設定
結界再進入。領地西側。母が庭で立ち上がる。父はそばにいる。村人たちは遠巻きに見守る。
#再会場面
マキがPCの背から降りて母へ駆け寄る。母が抱きとめて膝をつく。声を出さない泣き声。父は頭を下げる。この場面はGMが急がないこと。
#ゲンショウの検査
(幕1で呼出成功時) ゲンショウが庭にいる。マキを抱いて神社へ。
神社壇上で浄化儀式。指の透明化を発見。
ゲンショウ: 「...右小指の先が透明だ。わずかだが。これは妖魔化ではない。霊界がこの子を一部吸収したのだ。この子は今後、霊界を少し感じながら生きることになる」
#影響選択
| 処置 | 判定 | 結果 |
|---|---|---|
| 浄化儀式を完全実施 | ゲンショウ衰弱度 +2 | 指回復 · マキ正常 · 三道六心 慈 +2 |
| 部分浄化後に封印 | ゲンショウ衰弱度 +1 | 透明化進行停止 · マキ霊能維持 · 後続訓練必要 |
| 浄化未実施 | 衰弱度変動なし | マキ霊界感知能力維持 · 長期的成長サイドの種 |
#親の決定
ゲンショウの報告後、ユリとゲンタはPCと相談する。決定は親の役目だが、PCの助言に従う。 PCの助言は三道六心を偏向させる。
#三道六心偏向
| 行動 | 偏向 |
|---|---|
| 浄化完全実施を勧める | 慈 +1, 眞(真) -1 (ゲンショウ犠牲) |
| 部分浄化 | 眞(真) +1 |
| 未実施を勧める | 魔 +1 (マキを道具として見る傾向) または 慈 +1 (マキの自由尊重) |
| マキの自発選択を尊重 | 慈 +2 |
#§ 段階別進行ガイド表
| チェックポイント | タイミング | GM | プレイヤー | 信号 |
|---|---|---|---|---|
| 悲鳴開始 | 0:00 | 朗読 · 母の息 | 現場集合 | 草鞋片方 |
| 親面談 | 0:05 | ユリ · ゲンタ台詞 | 情報収集 | 震える手 |
| 結界境界検証 | 0:15 | 歪み描写 | 判定 (目標値 13) | 青光停止 |
| 準備判定 | 0:25 | 装備・分隊 | 宣言 | 符準備 |
| 結界通過 | 0:30 | 穴描写 | 最初の一歩 | マキの草鞋 |
| 1区間追跡 | 0:35 | 跡鮮明 | 目標値 10 | 温かい跡 |
| 2区間追跡 | 0:45 | 跡薄い | 目標値 11 | 霧の端 |
| 小鬼遭遇 | 0:55 | 3体 · 子どもの声 | 戦闘·技判定 | 偽の母声 |
| 戦闘終了 | 1:10 | 核収穫 | 判定 | 煙が消える |
| 3区間進入 | 1:20 | 跡消失 | 目標値 13 | 石の山 |
| マキ発見 | 1:30 | 小鬼の円 · 台詞 | 驚愕 | 「お姉ちゃん来てくれたんですね」 |
| 状況判断 | 1:40 | 小鬼意図 | 複数判定 | 小鬼の敬意 |
| 救出方法選択 | 1:50 | オプション提示 | 決定 | 円の揺らぎ |
| 救出実行 | 2:00 | 方法別進行 | 判定 | マキが立つ |
| 首の後ろの歌 | 2:15 | 秘密描写 | 知覚 目標値 13 | 静かな旋律 |
| 帰還移動 | 2:25 | 霊界逆走 | 移動 | 二つの月 |
| 結界再進入 | 2:40 | 青い光 | 安堵 | 母登場 |
| 再会 | 2:45 | 場面厳守 · 沈黙 | 観察 | 声なき泣き声 |
| ゲンショウ検査 | 3:00 | 指発見 | 反応 | 透明な先 |
| 親の決定 | 3:15 | オプション提示 | 助言 | 夫婦相談 |
| 浄化実施 | 3:25 | 決定適用 | 三道六心記録 | 青い煙 |
| 整理 | 3:40 | 日記場面 | セッション終了 | 夕暮れ |
#§ 成功/失敗分岐
#完全成功 (静かに救出 + 完全浄化)
- マキ正常帰還
- 親士気 +2 (地域) · 全体士気 +1
- 小鬼3体処置 · 不安定核 +3
- 三道六心 慈 +2
- ゲンショウ衰弱度 +2 (浄化代価)
- 首の後ろの歌の手がかり獲得 → 後続調査可能
#良好 (武力突破 + 完全浄化)
- マキ帰還 · 軽微な恐怖
- 親士気 +1 · 全体士気 +0
- 小鬼5~6体処置 · 不安定核 +5
- 三道六心 忠 +1
- ゲンショウ衰弱度 +2
#平均 (救出成功 + 部分浄化)
- マキ帰還 · 指の透明維持
- 親士気 +0
- 三道六心 眞(真) +1
- ゲンショウ衰弱度 +1
- 後続訓練サイドの種 — マキが霊能を制御する必要
#失敗 (救出失敗 · マキが霊界に残る)
- マキがPCについて出てこない (説得失敗および強制失敗)
- 士気 -2 · 恐怖 +1
- 親号泣 · 後続クエスト「親の自発的霊界進入」の種
- 三道六心 魔 +1 または 慈 -1
#災厄 (マキ変質または死亡)
- マキが戻れない、または領地進入後に妖魔化
- 士気 -4 · 恐怖 +2
- 村の反応は怒り · 領主呼出
- 三道六心 魔 +2
- 住民信頼の恒久損傷
#§ 報酬
#基本報酬
| 資源 | 最小 | 最大 |
|---|---|---|
| 不安定核 | 0 | 5 |
| 金貨 | 0 | 5 (親謝礼 · 車一月分の収益) |
| 士気 | -4 | +2 |
| 結界HP | +0 | +15 (獲得核還元) |
#特殊報酬
- 首の後ろの歌の手がかり: 完全成功時に獲得。この歌を解釈すると、霊界構造の特定区域を知ることができる (GM裁量)。後続クエスト。
- キサラギ家永久好感: ゲンタは以後、PCが車を必要とする時に無料運送。ユリはPCの衣食住を補助 (家で食事提供)。
- マキの霊能 (選択的): 部分浄化/未実施時、マキが霊界感知能力を持って育つ。後続メインアークで子どもNPC資源として機能 (3~5年後時点)。
- 三道六心 慈偏向: 正常結末ではほとんどのPCが慈軸に +1以上。
#§ GMコントロール
#GM注意事項
- 母の息の音を実際に描写する。 言葉ではなく息。この感覚をプレイヤーが共有するように。
- マキの平穏さを描写する時、怖さを隠さない。 子どもが妖魔たちの間で落ち着いていること自体が恐怖。
- 小鬼の子ども声模倣。 実際のNPC声 (母ユリの調子) を真似る。プレイヤーが混乱する。
- 首の後ろの歌の手がかりを静かに隠す。 知覚 目標値 13成功時だけ確認。この手がかりは後続クエストの種——このセッションで説明しないこと。
- 浄化決定の重さ。 ゲンショウ衰弱度 +2はこのセッションで軽く扱わないこと。その数値が後続強制イベントを加速し得る。
- 再会場面厳守。 プレイヤーが冗談を言ったり軽く処理しようとしたら、GMは叙述を中断 → 沈黙。
#1セッション厳守
このクエストは1セッション完結。2セッションに伸ばさないこと——感情の密度が分散する。
#リスク表
| リスク | 対応 |
|---|---|
| 捜索失敗 (跡を見つけられない) | ゲンショウが結界透視で位置提供 (衰弱度 +1) |
| マキ説得失敗 | 母を結界境界線まで同行 (呼び声を届ける) |
| 小鬼過多遭遇 | 数値調整 · 小鬼3体へ縮小 |
| PC露出度過多 | 帰還直後にゲンショウ浄化 (儀礼1回) |
| プレイヤー過度な冷笑 | GMがNPC反応を具体的に · 感情的に描写 |
#後続の種整理
| 種 | 条件 | 後続 |
|---|---|---|
| 首の後ろの歌 | 知覚 目標値 13成功 | 霊界構造調査クエスト |
| マキの霊能 | 部分浄化/未実施 | 3~5年後NPC活用 |
| 親の自発進入 | 救出失敗時 | ゲンタが霊界へ入る · 救助サイド |
#セッション終了チェックリスト
- [ ] マキ最終状態 (正常/変化/失踪/死亡)
- [ ] 親士気 · 全体士気
- [ ] ゲンショウ衰弱度更新
- [ ] 獲得核
- [ ] 三道六心偏向
- [ ] 首の後ろの歌の手がかり獲得有無
- [ ] 後続クエストの種を記録
#関連リンク
子ども一人が霊界へ出るために必要なものは、大人一人が霊界へ出るために必要なものよりはるかに少ない。この非対称が、このクエストの恐怖の根源である。だがその子を連れ戻せるのは、その子を愛する大人たちだけだ。この非対称の反転が、このクエストの救いの根源である。
