日本語版 v1.3.3

#霊界遺物 15種 — 漂流者・地獄・封印石の品々

目次

この補足固有の遺物 15種。 領地が霊界に落ちる以前 — ここに先に落ちた別の漂流者たちの遺品。地獄固有の品々。交渉に成功した妖魔が手渡した贈り物。そして — 封印石の破片。

本編参照

- 必須: 異国神物 (フォーマット借用) · 神器総覧 (祝福/呪い/献身構造) · 名品総覧 (名品技法構造)

- 参考: 武器カタログ · 装備カタログ · 三道六心

この補足内参照

- 必須: 結界システム · 核経済

- 必須: 章別bestiary · 妖魔交渉

- 参考: 霊界移動 — 露出度影響


#香 — 別の人の手

誰かの物を手に取れば — その人の手が感じられる。

霊界に先に落ちた者たちがいた。100年前、300年前、千年前。名前すら残らなかった者たちだったが、彼らの手垢が染み込んだ品はこの地のどこかに散らばっている。灰の剣はある侍の最後の一撃であり、西の羅針盤はある商人の最後の方向であり、幻想甲冑はある将の最後の誇りであった。

領地が漂流した後、PCはこれらの品を一つずつ拾い上げることになる。拾えば — その人の話が少し聞こえる。深く見れば — その人の心が見える。PCが自分の心とその遺品の心を合わせれば、遺品が応える。それが献身技法だ。

遺品でないものもある。地獄固有の品 — 黒縄の鎖、叫喚の瓢、焦熱の印章、業火の扇。妖魔が手にしていたもの。その妖魔を倒した対価としてPCが得る。

そして — 交渉に成功した妖魔が直接手渡す贈り物がある。不朽将の折れた槍。黒縄修士の首飾り。カサクラの目燈。これらの品は代償なき贈り物ではない。妖魔の心がその中に残り、PCを見守っている。

最後に — 封印石の破片。第5章で無明が砕かれるたびに落ちる石の欠片。この欠片は遺物ではない。封印そのものの欠片だ。それで作った品は — 他のどの遺物とも異なる。


#法 — このカタログの構造

#構成

この文書の 15種遺物は本編 異国神物 フォーマットに準拠する。祝福・呪い・名品技法・献身技法の 4構造。

#本編借用 — 祝福・呪い・名品・献身

構造定義発動条件
祝福 [素養]所持するだけで常時適用される利点所持時自動
呪い [素養]所持するだけで常時適用される代償所持時自動 (回避不可)
[名品] 技法本編 07-02 名品 式発動型該当技能名人(4点)
[献身] 技法本編 07-03 神器 式最上位発動[理解] + 三道六心一致

この補足遺物は本編「神器」と「名品」の中間性格だ — 大半が神器のように祝福・呪いを持つが、一部は名品のように献身技法がない。

#出典分類

15種遺物は出典によって 4種に分かれる。

出典性格
以前の漂流者遺品5100〜300年前に霊界に落ちた者たちの品
地獄固有の品4該当地獄の妖魔が所持していた品
交渉妖魔の贈り物3対話に成功した妖魔がPCに手渡したもの
封印石の破片3無明が崩壊するたびに落ちる破片で作ったもの

#心一致要求 (献身技法)

本編 三道六心の 6心 — 忠・覇・慈・虚・真(眞)・魔。各遺物は 1〜2個の心と共鳴する。

#理解 メカニック

この補足の遺物は日本武器・神器系統であるため本編 07-03 神器の献身条件に従う。別途の [異国適応] 特技は不要。ただし封印石破片遺物 3種は特殊条件を要求する — 無明戦闘直接参加またはアキヒサ領主の認証。


#目次

#以前の漂流者遺品 5

  1. 灰の剣 (灰の劍) — 以前の漂流者の刀。等活地獄で発見。
  2. 西の羅針盤 — 方向を失った商人の道具。
  3. 幻想甲冑 — 忘れられた将の鎧。
  4. 無名寺念珠 — 名のない寺の僧が残した品。
  5. 封印日記 — 最後の漂流者が残した記録。

#地獄固有の品 4

  1. 黒縄の鎖 — 黒縄妖魔の鎖。
  2. 叫喚瓢 — 煮え湯を入れた瓢。
  3. 焦熱印章 — キタミヤマの旧封印。
  4. 業火扇 — 業火兵の扇。

#交渉妖魔の贈り物 3

  1. 不朽将の折れた槍 (不朽の折槍) — 等活の将が手渡した贈り物。
  2. 黒縄修士の首飾り (修士の念珠) — 黒縄修士の教え。
  3. カサクラの目燈 (笠倉の目燈) — 叫喚の船幽霊中立幽霊の贈り物。

#封印石の破片 3

  1. 無明念珠 — 無間防備の念珠。
  2. 無限鏡 — 封印石の欠片を宿した鏡。
  3. 名前のない門の鍵 (無名の門の鍵) — エンディング分岐の鍵。

#心一致早見表

#名前主心副心分類
01灰の剣神器
02西の羅針盤神器
03幻想甲冑名品
04無名寺念珠神器
05封印日記神器
06黒縄の鎖神器
07叫喚瓢神器
08焦熱印章神器
09業火扇神器
10不朽将の折れた槍名品
11黒縄修士の首飾り神器
12カサクラの目燈神器
13無明念珠神器
14無限鏡神器
15名前のない門の鍵(すべて)神器特殊

#出典分類

出典遺物番号発見方法
以前の漂流者遺品01, 02, 03, 04, 05霊界探索中に発見 (5章分散)
地獄固有の品06, 07, 08, 09該当地獄の主級または将級妖魔撃破時ドロップ
交渉妖魔の贈り物10, 11, 12交渉成功時に該当妖魔が手渡す
封印石の破片13, 14, 15無明戦闘後に制作 (ホシノ・ゲンショウまたはアキヒサが執行)

#第1部: 以前の漂流者遺品 5

共通背景: カガミヤマ以前にも霊界に落ちた者たちがいた。100年前の南蛮貿易船一隻、300年前のある武将の部隊、700年前のある僧の巡礼、名前すら残らなかった者たち。彼らの遺品は霊界各地に散らばっており、PCはこの補足の長い旅の中で徐々に収集する。


#1. 灰の剣 (灰の劍) [神器]

ある侍の最後の斬撃が刀身に残った。彼が誰であったか、どちらの側であったかは記録されていない。ただ — 彼の最後の叫びが刀身の炎として残り、霊界を経て今日まで流れ続けてきた。

  • 武器種別: 打刀 (標準の刀)
  • 発見場所: 等活地獄の鉄色の平原 — 1章2幕「錆血の川」イベント。または不朽将の証言によって発掘可能。
  • 祝福 [素養]: 火傷免疫 — この剣を腰に帯びる者は一般の火・業火・炎ダメージを自動抵抗 (50%)。
  • 呪い [素養]: 心臓の冷感 — この剣を所持する者はロマンス好感度上昇行動に対して -1 判定 (炎が心臓を焼き尽くしてしまった)。
技法活力効果限界
[名品] 業火一閃32d10+勇+剣術+2 >= 防備。2戦力 + 対象「業火」状態 (3間合の間、毎間合開始時1戦力減少)。間合1回
[献身] 不死鳥変容 (不死鳥變容)6自分の戦力が 0 以下に落ちる瞬間に 1回だけ発動。戦力半分回復(切り上げ) + 3間合の間攻撃・防御 +3。セッション 1回限定。発動後呪い悪化 (心臓の冷感 -2)。セッション1回

献身条件: 覇または魔。「自分の最後の一撃が誰かを焼くだろう」という覚悟。

発見叙事: PCが鉄色の平原で半ば錆びた刀一本を発見。手に取る瞬間、その剣の最後の所有者が誰を斬ろうとしたか、ひとつの場面が頭に浮かぶ。その場面がPCの三道六心と合えば — 刀身がしばし燃え上がる。


#2. 西の羅針盤 [神器]

100年前この霊界に落ちた南蛮貿易船の航海士が最後まで握っていた羅針盤。針はもはや磁北を指さない — 代わりに、針は自分自身を指す。すなわち、所持者の心が最も必要とする方向を。

  • 道具種別: 装身具 (腰に帯びるか懐に持つ)
  • 発見場所: 叫喚地獄の沈んだ船の船長室 — 3章3幕「船の墓」で発見。または船幽霊リーダー撃破時の確率的ドロップ。
  • 祝福 [素養]: 方向の加護 — 霊界移動判定 +3 (03-02 霊界移動)。霊界露出度 -1/セッション。
  • 呪い [素養]: 西への強迫 — 毎セッション一度、d100 で 01〜10 が出ると「西へ行かなければ」という衝動が生じる。抵抗判定: 2d10+智 >= 11。失敗時、該当セッションのPCは西方向優先行動。
技法活力効果限界
[名品] 方位看破2現在PCが望む目的地(人・場所・遺物)のおおよその方向把握。霊界内部の特定地点への移動判定に +1 追加ボーナス。セッション1回
[献身] 西の燈台5領地全員が現在のPCの位置を正確に知ることができる (オープンワールド再集結容易)。結界HP +3 (集結の安心感)。セッション1回

献身条件: 真または虚。「自分がどこへ行きたいかを自分自身に正直に言える」という自覚。

発見叙事: 叫喚地獄の沈んだ船で古い羅針盤を拾い上げる瞬間 — PCの頭の中に「西」という言葉が浮かぶ。この羅針盤の旧所有者は最後まで故郷を探そうとしていた。その方向がPCに引き継がれる。


#3. 幻想甲冑 [名品]

ある将の甲冑。彼がどの時代どちらの側の人であったかは記録がない。甲冑は古いが — 手に取るとまだ温かい。この甲冑を纏う者は、この甲冑の旧所有者が経験したある戦闘の余韻を感じる。

  • 防具種別: 重鎧 (防備 +14、活力 -1 — 本編 11-01 鎧 基準)
  • 発見場所: 黒縄地獄の鎖の森の心府 — 2章4幕「母の巣」の途中、鎖に縛られた状態で発見。母を撃破すれば解放。
  • 祝福 [素養]: 無 (名品)
  • 呪い [素養]: 無 (名品)
  • 技能名人条件: 体術名人(4点)または策略名人。
技法活力効果限界
[名品] 幻将陣4自分の結束力 +2 永続 (該当戦闘)。同じ区域の味方分隊の結束力 +1。「消えた将の気骨が宿る。」戦闘1回

発見叙事: この甲冑の旧所有者は黒縄地獄で「すべてを救うことはできない」という決断を下した者。甲冑を纏えば、彼の決断の重さがPCの肩に降り積もる。

名人プレイ: この甲冑を 4点名人が纏うと戦闘中に甲冑から微かな青い光が漏れる。敵には「将が一人二人に見える」効果。RPの演出ツール。


#4. 無名寺念珠 [神器]

名が記録されていないある寺の僧が霊界を歩きながら最後に握っていた念珠。彼がどの宗派か、どの寺から来たかはわからない。ただその念珠は — 名前の喪失に抵抗する

  • 装身具種別: 念珠 (手首または首)
  • 発見場所: 無間地獄入場直前 — 5章1幕「名のない山道」で洞窟内の小さな石像の下。
  • 祝福 [素養]: 名前の加護 — すべての「名前喪失」効果に対して抵抗判定 +5。無明の「名前付与」攻撃自動抵抗 (1回/セッション)。
  • 呪い [素養]: 記憶の重さ — この念珠をつけた者は他者の悲しみに染まりやすい。露出度上昇時 +1 追加 (03-02 霊界移動)。
技法活力効果限界
[名品] 無名寺祈禱2同じ区域の味方 1体の「名前喪失」または「混乱」状態を即時解除。功徳心 +1。間合1回
[献身] 無名の慈悲 (無名慈悲)6戦場全体の「名前」関連効果を 1間合の間無効。無明戦闘で特に強力 (P2名前付与自動抵抗)。セッション1回

献身条件: 慈または虚。「名前がなくても — 私はここにいる」という自覚。

発見叙事: この念珠を握るとPCの頭の中に「南無阿弥陀仏」のような呪文が無限に繰り返し聞こえる。最初は耐えがたいが — 慣れれば、その音がPC自身の心臓の音と混じり合う。


#5. 封印日記 [神器]

ある女性が霊界で最後に書いた日記。黒い絹で結ばれている。結んだ結び目を解けば — その女性の最後の数日が一枚ずつ読める。しかし読んだ者は — 彼女の記憶の一部を自分のものにすることになる。

  • 道具種別: 書 (懐の中)
  • 発見場所: 焦熱地獄の封神社地下 — 4章3幕「灰の書庫」で発見。または定住派の半灰者大量消滅直前に入手。
  • 祝福 [素養]: 記憶の共有 — PCはこの日記の女性の記憶の断片を持つ。軍学判定 +2、結界に関する歴史質問自動成功。
  • 呪い [素養]: 彼女の悲しみ — 毎セッション開始時 d100: 01〜05 が出ると「彼女の感情が溢れ」PCは最初の間合の行動不可。
技法活力効果限界
[名品] 日記読誦21間合の間PCはこの女性の記憶の中の知識を直接引き出せる。該当間合の智判定自動成功 (軍学・感知・退魔知識)。セッション1回
[献身] 彼女の最終決断 (彼女の最終決斷)7日記の最後のページを声に出して読むと — 彼女の最終決断が現場に再現される。戦場全体の敵分隊全員 2戦力減少 + 結束力 -3。日記ページ 一枚永久消費。キャンペーン3回限定

献身条件: 虚または真。「他の人の話を聞く準備ができている」という心。

発見叙事: この日記の女性は無間地獄入場直前に自害した。彼女の最後の数日の記録は — 読む者の心を試す。あるページは笑い、あるページは絶望。PCは彼女の人生全体を受け入れなければならない。

警告: この遺物はキャンペーンにつき最大 3回献身技法使用可能。3ページをすべて読めば日記は白紙に変わる。


#第2部: 地獄固有の品 4

共通背景: 5大地獄の妖魔が所持していた品。妖魔を撃破または封印した対価としてPCが得る。妖魔の心が品に残っており、PCは双方向の誘惑を感じる — この力を使えば、あの妖魔に似てゆくかもしれない。


#6. 黒縄の鎖 [神器]

黒縄の母が懐から放った黒い鎖の一片。断っても再び生え、解いても再び絡む — 本来は罪人を縛るためのもの。今はPCの手に。

  • 道具種別: 鎖 (腰に巻く、3m の長さ)
  • 発見場所: 黒縄地獄の母撃破時自動ドロップ (3章4幕)。
  • 祝福 [素養]: 鎖操作 — 1活力で鎖を伸ばして隣接対象の捕縛を試みる (目標値 13 回避)。鎖の長さは最大 3m。
  • 呪い [素養]: 自己束縛 — 鎖を所持するPCは 1d10 の確率 (毎セッション開始時) で「この鎖が解けない」 — 該当セッション防備 -1 (自ら縛ってしまう)。
技法活力効果限界
[名品] 黒縄捕縛32d10+技+体術+2 >= 防備。対象完全捕縛 (自力脱出不可、分隊の助けが必要)。3間合持続。間合1回
[献身] 母の遺言6同じ区域の敵分隊全員捕縛 (結束力 -3) + 1間合行動不可。敵将級含む場合、抵抗判定 2d10+勇 >= 15。セッション1回

献身条件: 覇または魔。「縛られた者が、今度は縛る者になる」という決断。

獲得叙事: 母を撃破した瞬間、彼女の鎖の一本がひとりでに解けてPCの中の一人の手に落ちる。選択権はPCに。受け取るか、捨てるか。


#7. 叫喚瓢 [神器]

叫喚大王が形態 3 — 本来の姿に戻った時PCに手渡したもの。中に煮え湯が入っている。揺らすと — 湯の中から複数の声が聞こえる。

  • 道具種別: 瓢 (腰に提げる)
  • 発見場所: 叫喚大王交渉成功時 — 3章4幕「本堂の結」成功分岐。
  • 祝福 [素養]: 叫び声免疫 — 叫喚系妖魔の「叫び声」攻撃自動抵抗。精神耐性 +3。
  • 呪い [素養]: 煮え湯のささやき — この瓢を所持すると毎セッション開始時にひとつの場面でPCは瓢から「あなたの旧き悲しみ」を再び聞く。判定 -1、該当セッション最初の間合。
技法活力効果限界
[名品] 煮湯一發3瓢から煮え湯を投げる。隣接区域の敵 1体 2戦力 + 「霊的熱傷」(3間合の間判定 -2)。間合1回
[献身] 太郎兵衛の送歌5瓢を開けて大王の声を放つ。戦場全体の妖魔全員 1間合行動不可。人間の敵には無効。セッション1回

献身条件: 慈または虚。「煮え湯の中にあっても — 誰かは名前を覚えている」という慈悲。

獲得叙事: 大王の本来の姿 — 老漁師の太郎兵衛がPCに瓢を手渡しながら言う。「これは — 私が最後まで捨てられなかった水だ。君が持って行ってくれ。」PCは受け取って、重さを知る。


#8. 焦熱印章 [神器]

キタミヤマの旧封印印章。200年前に大法王が打ち砕いたもの。その破片を集めて再組み立てしたもの。半分は原形が残っており、半分は砕けている。押せば — その場所に旧封印がしばし戻る。

  • 道具種別: 印章 (懐の中)
  • 発見場所: 焦熱の大法王 3段階撃破時自動ドロップ (4章4幕) / または定住派エンディング分岐選択時授与。
  • 祝福 [素養]: 封印の欠片 — 領地結界HPの自然減少 -1/週軽減 (すなわち -3 → -2)。
  • 呪い [素養]: 不完全な封印 — この印章を持つPCは焦熱系妖魔に優先ターゲットにされる (彼らを封印しようとする者として)。
技法活力効果限界
[名品] 灰印章3隣接区域に旧封印の標識 1個を付着。該当区域の焦熱妖魔 1間合行動不可。間合1回
[献身] 大法王の遺訓7戦場全体封印儀式 — 1間合の間すべての焦熱系妖魔行動不可 + 結界HP +5。キャンペーン 3回制限。キャンペーン3回

献身条件: 忠または慈。「破壊された封印は — 再び結ぶことができる」という信念。

獲得叙事: 大法王が灰に還元される瞬間 — 彼の灰の中から砕けた印章の欠片がPCの足元に集まる。PCが拾って合わせると、半分だけ復元された印章が完成。


#9. 業火扇 [神器]

業火兵が振るっていた鉄製の扇。開くと業火が流れ出る。閉じていると — 普通の扇に見える。ただし、持つ者の手は焼けない。

  • 武器種別: 武器 (扇 — 本編 07-01 武器カタログの鐵扇 基準)
  • 発見場所: 焦熱地獄の業火兵大量撃破イベント — 4章3幕「業火の道」。
  • 祝福 [素養]: 業火免疫 — 業火攻撃自動抵抗。炎系妖魔の攻撃に対して防備 +2。
  • 呪い [素養]: 退魔反射内在 — この扇を帯びた者は仲間の退魔技法の対象になる時ダメージ反射 50%。(PC限定、妖魔の攻撃は無関係。)
技法活力効果限界
[名品] 業火一扇32d10+技+体術+2 >= 防備。隣接区域の敵 1体 2戦力 + 業火状態。業火兵系統には特別効果 — 彼らを混乱 (1間合行動不可)。間合1回
[献身] 業火氾濫7戦場全体 3間合の間「業火環境」適用。敵は毎間合開始時 1戦力 + 味方は扇の祝福で免除。キャンペーン2回

献身条件: 覇。「炎を — 恐れない」という自信。

獲得叙事: 業火兵の鎧が溶け落ちる中、その中の一人の手から扇が落ちる。PCが拾うと — 扇が一度開いて業火を吐く。PCの手は焼けない。


#第3部: 交渉妖魔の贈り物 3

共通背景: 交渉に成功した妖魔がPCに直接手渡したもの。戦利品でなく贈り物。妖魔の心が品に残り、PCを見守る。妖魔の期待を裏切れば — 品が沈黙する。


#10. 不朽将の折れた槍 (不朽の折槍) [名品]

等活地獄の不朽将が自分の折れた槍をPCに手渡す。彼の旗と共に。「私が果たせなかった誓いを — 君が継いでくれ。」

  • 武器種別: 槍 (変形 — 折れた槍、補助武器)
  • 発見場所: 不朽将交渉成功時 — 1章3幕「錆血の塔」分岐。
  • 祝福 [素養]: 無 (名品)
  • 呪い [素養]: 無 (名品)
  • 技能名人条件: 槍術名人(4点)または策略名人。
技法活力効果限界
[名品] 将の誓い3自分の忠心基盤の一撃 — 2d10+勇+槍術+2 >= 防備。2戦力 + 同じ区域の味方分隊の結束力 +1。等活系妖魔対象時追加 +1戦力。間合1回

名品RP: この槍を持つ者が戦場で最初の間合に「誓い」を宣言しなければならない (何を守るために戦うか)。宣言しなければ、この間合の槍技法は効果半分。

獲得叙事: 将は自分の折れた槍を両手でPCに手渡しながら「君の手に委ねる」と言う。その瞬間 — 彼の魂が少し軽くなる。等活地獄の無限反復からしばし解放される。


#11. 黒縄修士の首飾り (修士の念珠) [神器]

黒縄地獄で自ら鎖に縛った修士がPCに首飾りを手渡す。「この首飾りは — 私の罪の証であり、私の自由の条件だった。今は君のものだ。」

  • 装身具種別: 念珠 (首にかける)
  • 発見場所: 黒縄修士交渉成功時 — 2章3幕「瞑想の穴」分岐。
  • 祝福 [素養]: 修士の沈黙 — 精神攻撃自動抵抗。交渉判定 +2。
  • 呪い [素養]: 自己縛り — この首飾りをつけた者は「利己的行動」(自己利益追求)を宣言するたびに一時的に結束力 -1。
技法活力効果限界
[名品] 修士の参禪21間合の間PCは無形妖魔に対する見破り判定自動成功。白布の袖・無明のような無形の敵への攻撃 +2。間合1回
[献身] 解放経典5首飾りから経文が流れ出て同じ区域の味方全員の「名前喪失」・「混乱」・「恐怖」を即時解除 + 次の間合の判定 +1。セッション1回

献身条件: 慈または真。「自分の罪を背負った者が — 他者を解放できる」という悟り。

獲得叙事: 修士は瞑想から目を開け、PCの顔をしばし見た後 — 自分の首から念珠を外してPCの首にかけてくれる。彼の罪の重さがPCに移ることはない — 代わりに、彼のがPCに引き継がれる。


#12. カサクラの目燈 (笠倉の目燈) [神器]

叫喚地獄の船幽霊の中に中立幽霊のカサクラ — 自分の名前をまだ覚えている船の灯台守。彼が自分の目燈をPCの手に渡す。「この燈を — 別の者が灯してくれ。私はまだ灯せない。」

  • 道具種別: 目燈 (懐の中または片手)
  • 発見場所: カサクラ交渉成功時 — 3章2幕「波の上の幽霊」分岐。
  • 祝福 [素養]: 中立の視野 — この目燈を持つ者は叫喚系妖魔が敵対/中立/友好のどれかを自動看破。
  • 呪い [素養]: カサクラの悲しみ — この目燈を持つPCは海上・水中環境で毎間合終了時に戦力 1を消費。
技法活力効果限界
[名品] 中立呼名2叫喚系妖魔の中の中立 1体を呼ぶ — 該当妖魔は次の 1間合の間PCを攻撃しない。間合1回
[献身] カサクラの燈 (笠倉の燈)5目燈を灯して戦場全体の「名前ある幽霊」を照らす。叫喚系妖魔の中でカサクラと縁のある者は戦闘から離脱。大王戦闘時、形態 2の口たちがしばし沈黙。セッション1回

献身条件: 慈または虚。「自分の名前を忘れなかった者が — 他者の名前を覚える」という祈り。

獲得叙事: カサクラは自分の船の燈をPCの手に握らせてくれる。「この燈は — 私一人では灯せない。しかし君たちなら — いつか私の代わりに灯してくれるだろう。」PCは受け取って、約束を覚える。


#第4部: 封印石の破片 3

共通背景: 第5章の無明戦闘中に封印石が崩壊するたびに落ちる破片。領地のホシノ・ゲンショウまたはアキヒサ領主が修行によって封印復旧を試み破片を加工した品。この 3種は — キャンペーンの最後の 1/4にのみ登場可能。無明と直接関連する特殊遺物。


#13. 無明念珠 [神器]

封印石の破片で作った念珠。念珠の玉がすべて黒い石。玉から非常に低い振動が漏れ出る。手に取ると — PCは自分の名前がより鮮明になる。

  • 装身具種別: 念珠 (手首)
  • 発見場所: 5章3幕の無明P1終了後 — ホシノ・ゲンショウが破片を受け取り一晩で制作完了。
  • 祝福 [素養]: 無間防備 — 無間地獄環境の「無限苦痛」効果 50% 軽減 (治療効率回復)。名前喪失抵抗 +5。
  • 呪い [素養]: 封印の重さ — この念珠をつけた者は毎セッション開始時に露出度判定 -1 (精製地点を見つけなければならない)。
技法活力効果限界
[名品] 無明防備2同じ区域の味方 1体の「名前付与」効果を即時解除。該当PCの本名を強制復元。間合1回
[献身] 名忘却抵抗6同じ区域の味方全員が次の 3間合の間「名前喪失」免疫。無明P2の名前付与自動抵抗。セッション1回

献身条件: 虚または慈。「名前が — 私を定義しない。しかし私は — 名前を守る。」

制作叙事: ホシノ・ゲンショウが無明P1撃破後に落ちた破片 7個を受け取り、一晩の断食・祈禱で念珠に加工。彼の寿命が一日短縮される (本編 隠居陰陽師 衰弱度 +1)。


#14. 無限鏡 [神器]

封印石の破片で作った小さな鏡。鏡面が何も映さない。自分の姿も見えず、周囲の景色も映らない。ただ — 見る人の心 だけが映る。

  • 道具種別: 鏡 (片手)
  • 発見場所: 5章3幕の無明P1終了後 — アキヒサ領主が破片を受け取り制作 (彼の家伝の技法)。
  • 祝福 [素養]: 心の看破 — この鏡を持つ者は相手の三道六心の軸を即座に看破 (交渉目標値 -2)。
  • 呪い [素養]: 無限応視 — 毎セッション開始時 d100: 01〜10 が出ると「自分自身の暗さ」が鏡に映って 1間合行動不可。
技法活力効果限界
[名品] 鏡の對面3対象の敵 1体の真名 看破。該当敵は次の 3間合の間PCへの攻撃判定 -3。交渉可能妖魔に使用時、交渉目標値 -5。間合1回
[献身] 無限鏡7無明P2 で使用時特殊効果 — 無明が自分自身を見る。1間合の間無明のすべての攻撃判定 -5 + 再生無効。無明戦闘限定。セッション1回 (キャンペーン1回限定)

献身条件: 真または虚。「自分の内を — 見ることができる」という自覚。

制作叙事: アキヒサ領主が無明P1撃破後に落ちた破片 3個を受け取り、自分の家伝の呪術「鎮化鏡」で加工。彼の寿命は消耗されないが、以降アキヒサはロマンス好感度上昇速度 -1 (自分の心を鏡に差し出したため)。


#15. 名前のない門の鍵 (無名の門の鍵) [神器特殊]

封印石の最も大きな破片で作った鍵。小さいが重い。これで開けられる門は — ただ一つ。無間の名前のない門。この鍵がどのような用途であるかは、手に取る瞬間に自ずとわかる。

  • 道具種別: 鍵 (懐の中)
  • 発見場所: 5章4幕の無明最終撃破直後 — 封印石が完全に崩壊する瞬間、ひとつの破片が自動的に鍵の形に変形。
  • 祝福 [素養]: 門の認証 — この鍵を所持するPCは第5章のすべての門・関門で自動通過。
  • 呪い [素養]: 鍵の運命 — この鍵を持つ者はエンディングを決定しなければならない。キャンペーン終結時に鍵を持つPCがエンディング分岐 3種 (原復・定住・変容) のうち一つを最終選択
技法活力効果限界
[名品] 門を開く0第5章の無間の門または封印石を開く / 閉じる。非戦闘行動。キャンペーン1回
[献身] 名前のない選択 (無名の選擇)エンディング分岐を決定。この技法はダイス判定なし。PCの選択そのものが発動。発動時キャンペーンエンディング突入。キャンペーン1回 (エンディング)

献身条件: すべての心 — この鍵は特定の心を要求しない。PCの真の選択が条件。どの心でもPCが真剣に選べば作動する。

獲得叙事: 無明の最後の戦力が 0 に落ちる瞬間 — 封印石全体が崩壊する。その中から最も大きな破片一つを見る。その破片が空中で — ひとりでに小さな鍵へと変形する。鍵はひとりでに — 心の軸が最も確立したPCの手に落ちる (PC の中で心が最も確立した者)。

エンディング影響: この鍵でPCは三つのエンディング分岐のうち一つを最終選択:

  • 原復エンディング: 鍵で封印石を再び閉じる → 領地が日本へ帰還。
  • 定住エンディング: 鍵で封印石の門を一部だけ封じる → 領地が霊界に残りつつ安定。
  • 変容エンディング: 鍵を砕くか投げる → 領地とPCが霊界の一部となる。

鍵はエンディング後に消える。次のキャンペーンでの再登場不可。


#遺物総合表

#能力値比較

#名前分類主能力献身周期発見章
01灰の剣神器火傷免疫・業火一撃セッション1回1章
02西の羅針盤神器移動・再集結セッション1回3章
03幻想甲冑名品結束力強化2章
04無名寺念珠神器名前抵抗セッション1回5章
05封印日記神器知識・彼女の決断キャンペーン3回4章
06黒縄の鎖神器捕縛セッション1回2章
07叫喚瓢神器煮え湯・送歌セッション1回3章
08焦熱印章神器封印キャンペーン3回4章
09業火扇神器業火氾濫キャンペーン2回4章
10不朽の槍名品誓いの一撃1章
11黒縄修士念珠神器解放経典セッション1回2章
12カサクラの目燈神器燈火セッション1回3章
13無明念珠神器名前抵抗強化セッション1回5章
14無限鏡神器心看破・無明戦キャンペーン1回5章
15無名の鍵神器特殊エンディング決定キャンペーン1回5章エンディング

#本編遺物との関係

この補足遺物は本編遺物を代替しない。並存可能。

  • PCは本編 神器 · 名品 · 異国神物 を自由に所持できる。
  • ただし、装備スロット制限 (07-04 原則 参照) 遵守。武器 1・防具 1・装身具 1・神物/符 1。
  • この補足 15種の中で武器は 3 (灰の剣・不朽の槍・業火扇)、防具は 1 (幻想甲冑)、装身具は 7、道具は 4。

#この補足遺物間の相互作用

遺物A遺物B効果
灰の剣業火扇同時装備禁止 — 両方とも業火系統、呪い重複
無明念珠無名寺念珠同時装備シナジー — 名前喪失抵抗 +7 (+5+2)
無限鏡封印日記特殊シナジー — 鏡で日記の女性の記憶を直接見る (RPシーン)
黒縄の鎖不朽の槍特殊シナジー — 等活・黒縄系妖魔への攻撃 +2
叫喚瓢カサクラの目燈重複RP — カサクラがPCの周囲に出現する演出

#理解条件一覧

この補足遺物の [理解] 条件要約 — 日本文化圏の神器であるため本編 07-03 の一般条件に従う。

#遺物理解条件代替条件
01灰の剣剣術名人 + 呪術名人
02西の羅針盤航海名人または学者移動名人
03幻想甲冑体術名人策略名人
04無名寺念珠退魔名人医術名人
05封印日記軍学名人感知名人
06黒縄の鎖体術名人黒縄流流派免許
07叫喚瓢退魔名人叫喚流流派免許
08焦熱印章退魔名人 + 軍学名人定住派エンディング分岐選択
09業火扇体術名人業火抵抗特技
10不朽の槍槍術名人策略名人
11黒縄修士念珠退魔名人医術名人
12カサクラの目燈航海名人または退魔名人
13無明念珠退魔名人無間生還者特技 (シナリオ付与)
14無限鏡軍学名人 + 心探求特技アキヒサ領主の直接授与
15無名の鍵なし (エンディング特殊)なし — 心の真実性が条件

#GM運営指針

#遺物授与時点

早すぎる授与禁止: 1段PCに 15種の遺物をすべて渡すとキャンペーンバランスが崩れる。原則:

  • 1〜2章: 遺物 3〜4個まで。
  • 3〜4章: 遺物 5〜6個追加 (計 8〜10)。
  • 5章: 遺物 3〜4個追加 (計 12〜15)。

#遺物喪失 — 可能性

PCが遺物を失いうる場合。

  1. PC死亡: 本人が所持していた遺物は仲間が回収可能。仲間が回収できなければ霊界に残る。
  2. 妖魔に奪われる: 将級以上の妖魔が遺物所持のPCを撃破すると一部遺物を強奪可能。
  3. 自発的献納: PCが儀式の素材として遺物を献納 (特に結界儀式で灰の剣・無明念珠等)。
  4. キャンペーン終結: 無名の鍵はエンディング後消滅。

#遺物分配

PC間の遺物分配はプレイヤーの合意が基本。GMは仲裁のみ。合意失敗時、GMが心一致度 + 献身条件充足で配分。


#遺物発見イベント表 (d100、1-20 使用)

即席の遺物発見イベントを生成する時。振りが 21-100 なら振り直し (本編ダイス体系準拠)。

d100結果
01以前の漂流者の骸骨の傍 — 灰の剣を発見。
02沈没した船の船長室 — 西の羅針盤。
03鎖に縛られた将 — 幻想甲冑を回収。
04名のない石像の下 — 無名寺念珠。
05焼けた書庫の黒い絹の書 — 封印日記。
06黒縄の母撃破直後 — 鎖の一片。
07叫喚大王の贈り物 — 瓢。
08大法王の灰の中 — 砕けた印章。
09業火兵の鎧の中 — 業火扇。
10将の手から — 折れた槍。
11修士の首から — 念珠の伝授。
12カサクラの船から — 目燈。
13ゲンショウ翁の徹夜制作 — 無明念珠。
14アキヒサの家伝 — 無限鏡。
15最後の破片 — 名前のない鍵。
16GM即興 — 旧遺物の模作発見 (名品能力)。
17GM即興 — 損傷した遺物発見 (祝福のみ、技法なし)。
18GM即興 — 遺物近くの妖魔の罠。
19GM即興 — 遺物の代わりに核 1個 (将級)。
20GM即興 — 遺物の噂だけ — 実際にはない。

#遺物価格と市場 (参考用)

この補足の遺物は基本的に売買不可。ただしGMが特殊状況 (サイドクエストNPCが取引を要求する等) で価格をつける必要がある場合:

遺物推定価格売買可能
灰の剣金 150△ (漂流者遺品商人限定)
西の羅針盤金 80
幻想甲冑金 200X (将の遺品、取引禁忌)
無名寺念珠金 60O (宗派の僧に)
封印日記金 300X (彼女の家族のみ)
地獄固有 4種X (妖魔の品、領地外取引不可)
交渉贈り物 3種X (贈り物、売買不可)
封印石破片 3種X (神聖、売買絶対禁止)

#遺物収集チャレンジ (選択コンテンツ)

PCがこの補足のすべての遺物を集めようとする場合はGMの許可が必要。全収集時の特殊エンディングボーナス:

  • 15種中 10種以上収集: 名声 +5、エンディング説明に「霊界の品を最も多く持った者」として記録。
  • 15種全部収集: 名声 +10、エンディングに関わらずPCは「収集家」として歴史に記録。後続キャンペーンで該当PCの子孫または弟子が遺物 1〜2個を継承可能。

#変形遺物 (GM拡張)

GMがこの補足の遺物を変形・追加する際のガイド。

#変形原則

  1. 祝福・呪いの対称 — すべての祝福には呪いがある。またはすべての名品には代償がある。
  2. 献身条件は心 — 物理的挑戦でなく内面の挑戦。
  3. 叙事が先、数値は後 — 遺物の旧所有者が誰であったかを先に定め、能力値はそれに合わせて。

#追加遺物様式

名前 (漢字) [分類]
一行象徴: _______________________________
武器/道具種別: ____________________________
発見場所: _________________________________
祝福 [素養]: _______________________________
呪い [素養]: _______________________________
[名品] 技法: 活力 __ | 効果 _________________
[献身] 技法: 活力 __ | 効果 _________________ | 限界 ___
献身条件: 心 ___ | 理解 ____________________
叙事: _____________________________________

#本編・補足遺物併用規則

  • PCは最大 4スロット (武器/防具/装身具/神物-符) 同時装備可能。
  • この補足遺物が本編遺物と同じスロットなら交換可能 — 間合中の交換は 1活力消費。
  • 交換中に呪いが残る遺物: 呪いは所持状態でのみ発動 — 交換時自動解除。
  • 例外: 名前のない鍵はスロット占有なし (懐の中所持)。

#印章 / 制作者 / 由来ID (参考)

#旧所有者由来時代現在状態
01氏名不詳の侍約 150年前鉄色の平原埋没
02南蛮船航海士 (氏名不詳)約 100年前沈没船内
03カガミヤマ以前のある将約 300年前黒縄の母所蔵
04名のない寺の僧約 700年前無間入口の石像
05名のない女性約 30年前封神社地下
06黒縄の母自体母の鎖
07太郎兵衛 (叫喚大王)約 200年前形態 3の後悔
08キタミヤマ 200年前の僧約 200年前大法王の封印
09業火兵 (複数)兵の鎧
10不朽将自体約 400年前等活の永遠
11黒縄修士自体約 250年前修行中
12カサクラ (幽霊)約 80年前海上幽霊船
13〜15無明 (封印石の化身)キャンペーン中制作

#キャンペーン遺物授与パターン — 推奨

パターンA: 均等配分 (推奨)

  • 各PC 2〜3遺物。心一致中心の配分。

パターンB: 専任収集家

  • PC 1人が大半の遺物を管理 (学者・漂流者異邦人に適合)。

パターンC: 状況配分

  • 発見時点の状況に応じて「最も合うPC」に配分。

すべてのパターンで鍵 (15番) はPCの心の確立度に応じて自動配定


#遺物とNPC関係 — 演出ガイド

遺物関連NPC演出
01 灰の剣アキヒサ領主領主の兄の脇差と共鳴
02 羅針盤パードレ・ロレンツォロレンツォが旧所有者の話を知る
03 甲冑クロダ・ヘイゾウ (浪人)ヘイゾウの旧主の甲冑の可能性
04 無名寺念珠巡礼者ミョウエンミョウエンの宗派と関連
05 日記隠居陰陽師ゲンショウゲンショウが旧女性を知っていた
06 鎖(なし)黒縄の母の呪いと連結
07 瓢フルイチ・タロベエ (叫喚大王)彼の悔恨
08 焦熱印章キタミヤマ僧の残滓封神社地下
09 業火扇(なし)業火兵の残滓
10 折れた槍不朽将彼の誓い
11 修士念珠黒縄修士 (名なし)彼の解放
12 カサクラ目燈カサクラ幽霊彼の名前記憶
13 無明念珠ホシノ・ゲンショウ (制作者)彼の寿命消耗
14 無限鏡アキヒサ領主 (制作者)彼の心を差し出す
15 鍵(PC本人)PCの最終選択

#遺物別戦闘シナリオ例示

各遺物の代表使用場面を 3行で要約。GMが即席で「この遺物はどの戦闘で輝くか」を判断。

#01. 灰の剣 — 使用場面

  • 場面 1: 等活地獄の鉄色の平原。クビキリ 2体に包囲。[業火一閃]で対象に 2戦力 + 業火状態。次の間合でPCの戦力が 0 以下に落ちる時 [不死鳥変容] 発動 — 復活。
  • 場面 2: 焦熱地獄の業火兵 4体接近。[業火一閃]で対象攻撃、他のPCが符使用。呪い(心臓の冷感)でロマンス上昇不可の悩み。
  • 場面 3: 無明戦闘P1。[不死鳥変容]で一度の致命打から蘇生。ボス戦のロングラン可能。

#02. 西の羅針盤 — 使用場面

  • 場面 1: 霊界移動中に迷う。[方位看破]で次の遺物の場所のおおよそを把握。霊界露出度 -1。
  • 場面 2: オープンワールドでPC分離の状況。[西の燈台] 発動 → 全員位置共有、再集結。結界HP +3。
  • 場面 3: 3章の沈んだ船で別の漂流者の手がかりを発見。羅針盤がひとりでに回り、次の遺物(封印日記)の方向を指す。

#03. 幻想甲冑 — 使用場面

  • 場面 1: 2章4幕の黒縄の母戦闘。PC分隊の結束力 -2 の危機 → [幻将陣]で結束力 +2 回復。
  • 場面 2: 4章の攻城戦。分隊護衛役を担ったPCが甲冑着用。領地防衛スロットAと協同で結束力 +3 維持。
  • 場面 3: 5章の巡礼者の群れの前。[幻将陣]で同調攻撃抵抗。甲冑の旧所有者の魂が巡礼者たちを一時的に止める (RP演出)。

#04. 無名寺念珠 — 使用場面

  • 場面 1: 無間入場直後に手燈籠 3体接近。念珠がPCの名前抵抗自動発動。移動判定維持。
  • 場面 2: 無明P2の名前付与。[無名の慈悲]で戦場全体 1間合の名前効果無効。PC全員の本名復元。
  • 場面 3: 功徳心積みルート。[無名寺祈禱]で別のPCの混乱解除を繰り返す。慈の心の軸強化。

#05. 封印日記 — 使用場面

  • 場面 1: 4章の封神社地下の智判定。[日記読誦]で軍学自動成功。封神社の秘密解除。
  • 場面 2: 5章の無間の巡礼者の群れ。[彼女の最終決断] 発動 — 彼女が無間で自害する直前の最後の台詞を朗読。巡礼者全員の結束力 -3 + 2戦力。日記ページ 1枚消費。
  • 場面 3: エンディング分岐 — 彼女の決断を受け継いで、PCがエンディングを選択。日記が完全に白紙になる。

#06. 黒縄の鎖 — 使用場面

  • 場面 1: 黒縄兵の迷宮で。[黒縄捕縛]で兵一体を完全捕縛。通路確保。
  • 場面 2: 叫喚の海上戦で船幽霊リーダーを [黒縄捕縛] → 群れの離脱を誘導。
  • 場面 3: 無明P1戦闘で [母の遺言]で分隊の敵全員を捕縛。封印石の再生阻止時間を確保。

#07. 叫喚瓢 — 使用場面

  • 場面 1: 叫喚の沈み霊 6体の群れ。[煮湯一發]で対象に 2戦力 + 霊的熱傷付与。
  • 場面 2: 無間の名前のない妖魔たち。[太郎兵衛の送歌]で 1間合全体行動不可。攻略の機会。
  • 場面 3: オープンワールドの境界イベントで叫喚系の雑兵出現。瓢の祝福(叫び声免疫)でPCの精神耐性自動成功。

#08. 焦熱印章 — 使用場面

  • 場面 1: 4章の業火兵多数。[灰印章]で一区域 1間合行動不可。陣列の再整備。
  • 場面 2: キャンペーン中盤。結界HP が 30 まで落ちた危機。[大法王の遺訓]で結界HP +5 + 焦熱系妖魔封印。
  • 場面 3: 定住エンディング準備。印章を領地の封神社に祀り、最終儀式の素材として活用。

#09. 業火扇 — 使用場面

  • 場面 1: 業火兵 4体攻撃。[業火一扇]で混乱付与。連携攻撃。
  • 場面 2: 焦熱地獄の大規模雑兵イベント。[業火氾濫] — 戦場全体 3間合の業火環境。敵は毎間合 1戦力減少。
  • 場面 3: 無明P2の封印石の破片周辺。業火氾濫で周囲の石片破壊 + 再生阻止。

#10. 不朽将の折れた槍 — 使用場面

  • 場面 1: 等活地獄のクビキリ復活試み。[将の誓い]で 2戦力 + 分隊の結束力 +1。
  • 場面 2: 4章の派閥戦争でどちらも選ばない第3の道。「私の誓いは — 領地の人々」の宣言で効果 2倍。
  • 場面 3: 無明P1戦闘。誓い宣言後攻撃 → 等活系妖魔の護衛処理。

#11. 黒縄修士の首飾り — 使用場面

  • 場面 1: 5章の白布の袖戦闘。[修士の参禪]で無形看破、攻撃 +2。
  • 場面 2: 巡礼者の群れで仲間が同調される。[解放経典]で混乱解除 + 次の間合の判定 +1。
  • 場面 3: 結界危機の夜。PC全員が恐怖状態。経典で全員解放。

#12. カサクラの目燈 — 使用場面

  • 場面 1: 3章の船幽霊떼 (群れ) との遭遇。[中立の呼名]で中立幽霊を分離 → リーダーのみ戦闘。
  • 場面 2: 大王戦闘の形態 2「剥がれた口たち」。[カサクラの燈]で口たちが沈黙。対話再開の機会。
  • 場面 3: 叫喚の海上移動中の祝福(視野)活用 — すべての水中妖魔の態度を自動把握。交渉可能個体の識別。

#13. 無明念珠 — 使用場面

  • 場面 1: 無間入場直後に手燈籠 × 3 + 巡礼者の群れ。念珠の祝福で名前抵抗 +5。PC集中力維持。
  • 場面 2: 無明P2の名前付与。[名忘却抵抗]で 3間合免疫。この時間内に封印石の破片破壊作業。
  • 場面 3: エンディング直前のPCの名前喪失試み。念珠が最後までPC本名を守る。

#14. 無限鏡 — 使用場面

  • 場面 1: 交渉シーンで [鏡の對面]で相手の心を即座に把握。交渉目標値 -5。
  • 場面 2: 無明P2の頂点。[無限鏡] 発動 → 無明が自分自身を見る。1間合の攻撃 -5 + 再生無効。このタイミングで決定打。
  • 場面 3: エンディング選択直前のPCが鏡を見る。自分の心の真実性確認。

#15. 名前のない門の鍵 — 使用場面

  • 場面 1: 5章4幕の最終場面。鍵を持つPCがエンディング分岐を宣言。
  • 場面 2: エンディングA (原復) — 封印石を閉じる。領地が日本へ帰還。
  • 場面 3: エンディングC (変容) — 鍵を砕く。PCと領地が霊界の一部として残る。

#遺物RPハンドアウト (プレイヤー用)

各遺物が初めて手に渡る瞬間、プレイヤーに読み聞かせる短い描写。 GMは状況に合わせて脚色。

#01. 灰の剣 — ハンドアウト

鉄色の平原の真ん中、君は半ば錆びた刀一本を見る。柄に誰かの名が刻まれていたが — 今は消えて引っかき傷だけが残っている。手を伸ばして握ろうとする瞬間、刀身がごくかすかに赤く燃え上がる。君はその刀が最後に何を斬ったか、ひと瞬間 — その場面を見る。

#02. 西の羅針盤 — ハンドアウト

沈んだ船の船長室。水が満ちた机の上に羅針盤が一つ置かれている。針は磁北を指さない — 君を指している。いや、君の胸の中の何かを。君は羅針盤を手に取り、その針が指すものが「故郷」なのか「次の目的地」なのか — 区別できない。

#03. 幻想甲冑 — ハンドアウト

黒縄の母の巣の奥深く — 鎖に縛られたまま座っている将の一体の形。しかし近づいてみると将はおらず甲冑だけがある。君は甲冑を解き放ちながら、甲冑の内側にかすかな温もりが残っていることを感じる。纏えば — 誰かが君の肩に手を置くような感覚。

#04. 無名寺念珠 — ハンドアウト

無間の入口の小さな洞窟。名前も書かれていない古い石像が座っている。石像の足下に念珠一つ。君が手を伸ばす瞬間、どこからも鳴り響かない読経の声が君の頭の中だけで聞こえる。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏 — 繰り返し続く、しかし決して終わらない。

#05. 封印日記 — ハンドアウト

封神社の地下の書庫。黒い絹で結ばれた書が一冊。結んだ結び目が 30年の塵の中でそのままだ。結び目を解くと — ページの末尾に女性の筆跡が現れる。「今日も — 領地が戻らない。私は今夜 — 決断する。」君はその決断が何であるか — まだ知らない。

#06. 黒縄の鎖 — ハンドアウト

黒縄の母が倒れる瞬間 — 彼女の懐から一片の鎖がひとりでに解けて、君の足元に落ちる。鎖は温かい。君はそれを手に取って腰に巻きながら、自分もこれから — 縛る者になったことを知る。

#07. 叫喚瓢 — ハンドアウト

叫喚大王 — 老漁師の太郎兵衛が自分の懐から小さな瓢を取り出して君の手に握らせる。「これは — 私が最後まで捨てられなかった水だ。君が持って行ってくれ。誰にでも — 煮え湯であっても、答えを渡さなければならない時があるものだ。」瓢の中から低い歌が聞こえる。

#08. 焦熱印章 — ハンドアウト

大法王が灰に還元される瞬間 — 彼の灰の中から小さな印章の欠片が輝く。拾い集めて合わせると — 半分だけ復元された印章。「再臨」という漢字がかすかに見える。この印章は — かつて誰かがここを封印した証であり、その封印が砕けた証でもある。

#09. 業火扇 — ハンドアウト

業火兵の鎧が溶け落ちる中、その中の一人の手から小さな扇が落ちる。君はためらいながら拾い上げる。普通の扇のように見える。しかし開く瞬間 — 業火が流れ出る。そして君の手は — 焼けない。

#10. 不朽将の折れた槍 — ハンドアウト

将が旗をしばし下げて、自分の懐から折れた槍の片方を取り出す。両手で君に手渡しながら言う。「君の手に委ねる。私はこの槍で — 自分の誓いを最後まで守れなかった。君の誓いは — 最後まで行ってくれ。」

#11. 黒縄修士の首飾り — ハンドアウト

修士が瞑想から目を開ける。君の顔をしばし見た後 — 自分の首から念珠を外して君の首にかけてくれる。「この首飾りは — 私の罪の証だった。そして私の自由の条件だった。君の肩は — まだ軽い。それでも持って行ってくれ。」

#12. カサクラの目燈 — ハンドアウト

カサクラが自分の船の燈を慎重に持ち上げて君の手に乗せてくれる。「この燈は — 私一人では灯せない。私の名前はまだあるが、私の手は — もう炎に触れられない。いつか — 君が私の代わりに灯してくれるだろう。」

#13. 無明念珠 — ハンドアウト

ゲンショウ翁が一晩の断食と祈禱の末に、封印石の破片七つで念珠をひとつ作り上げる。翁が君に手渡しながら — 手が震える。「この念珠は — 名前を守ることだけが目的ではない。名前を — 選ぶことだ。君はこれから、自分の名前を自ら選ぶことができる。」

#14. 無限鏡 — ハンドアウト

アキヒサ領主が自分の家伝の呪術で封印石の破片 3個を小さな鏡に加工する。君に手渡しながら一度微笑む。「この鏡は — 私を映さない。君の心を映す。君が — 自分の心を直接見ることができる者なら、この鏡は — 君のものだ。」

#15. 名前のない門の鍵 — ハンドアウト

無明の最後の戦力が 0 に落ちる瞬間 — 封印石全体が崩壊する。君はその中から最も大きな破片一つを見る。その破片が空中で — ひとりでに小さな鍵へと変形する。鍵はひとりでに — 君の手に落ちる。君は、この鍵で何をするか — すでに知っている。そしてそれは — 君の選択だ。


#遺物索引 — 五十音順

名前#
叫喚瓢07
無名寺念珠04
無明念珠13
無限鏡14
無名の鍵15
封印日記05
西の羅針盤02
不朽将の折れた槍10
業火扇09
名前のない門の鍵15
灰の剣01
焦熱印章08
カサクラの目燈12
幻想甲冑03
黒縄修士の首飾り11
黒縄の鎖06

「遺品は — 帰れなかった者の言葉だ。それを握る者は、その言葉を終わらせてやらなければならない。」

— 隠居陰陽師ホシノ・ゲンショウ、遺物目録の最初のページより