#心臓 — 神器と自家動力 [Variant]
目次
本文書は front に属する。活力・冷却勢・鈍重・火力プールの運用本体は
02に、部位・核等級は03に、必殺技システムは05にある。本文書はそのプールの大きさを決定する心臓側の変数(神器の格 → 火力・核等級・自家動力資源)と、心臓固有の弱点(同調・暴走・破壊)のみを扱う。伝説機(世界神器の心臓)は08の管轄である。
#資 — 心臓とは何か
太甲は甲冑ではなく棺(ひつぎ)である——神を寝かせる棺。その棺のまさに中央、神を寝かせる座こそが心臓だ。
co-07-03 の末尾は、神器を持つ者にこう警告する——「神器を持つ者は神の力を借りる。だが神の力には必ず神の意志が付き従う」。降神太甲はその警告を巨人の尺度で受ける。神を借りるのではなく神を寝かせて動力とするゆえ、付き従う神の意志もまた巨大である。
心臓は降神太甲に二つを供給する——フレームを起こして立たせる活力と、神を呼び出して放つ火力だ。活力は核(フレーム駆動)から、火力は神器(神の権能)から生じる。この二つは混ざらない。
#資-1. 心臓 = 核の神器1スロット
降神太甲の心臓とは、部位システム(03)の核(核, Core)に神器1個を安置したものである。核は活力プールの基盤であり特殊技の束を置く座でもあり、核等級 ≥1 が必須だ(核0 = 停止)。安置される神器1点は、co-07-03 の神器・co-07-04 の異形の神物をそのまま使う(再録なし——opt-in参照)。
神器の一般規則は正本に従う:神器 = 名品 + 祝福・呪い[素養] + 献身技(co-07基準7技)。祝福/呪いの[素養]効果、献身技のセッション限度、三道六心の一致条件がフレームにおいてもそのまま作動する。
★キャノン↔新規の区分。「心臓として安置する」は降神太甲固有の新規運用概念である(新規)。しかし安置される神器そのもの——草薙・聖杯など——は実在のキャノンデータだ。降神太甲はその神器データを膨らませずに、巨大スケールで連動のみさせる(ガードは §資-5)。
動力化のキャノン原型は国友座の「試作型自律機人」である。co-04-07-17 が「ぜんまいが心臓で歯車が筋肉だ」と語るその構造を、降神太甲は神器を心臓へ移して巨人規模で再現する(co-02-03 国友座の妖核動力機械)。
#資-2. 活力 — 心臓が供給する駆動プール(低く固定)
降神太甲の活力は、心臓が供給する降神太甲自前の駆動プールである——行動力・カウント(先制)・一息の限界(5)のプールだ。搭乗者個人の活力とは別プールであり、個人特技は搭乗者個人の活力から、冷却勢と制御技は降神太甲の活力から消費される。運用本体は 02 にあり、本文書はプールの大きさを決定する心臓変数のみを規定する。
降神太甲の活力 = 10 + 核(Core)部位等級(0~3) = 10~13
- ベース10 = 自律機人PC公式を適用しない、妖魔式GM設定プール(
co-08-02「妖魔・巨大体の活力はPC公式 10+気 に従わず、GM・スペックが設定する」)。 - 核等級 = 部位システム(
03)の核部位等級 0~3。核 ≥1 が必須。 - 神器の格は活力に寄与しない。 巨大なものは速く・多く動かない——神器は活力ではなく火力(§資-3)へ向かう。核 = フレーム駆動(活力)、神器 = 火力。テーマが分離する。
★厳守 — 新能力値ではない。 降神太甲の活力は新たな判定系ではなく、co活力プールの別インスタンスである(自律機人 戦力=4+体式の別プール前例・
co-08-02妖魔GM設定プールの前例)。新ゲージ・新資源は作らない。
活力は10~13へ低く固定される——巨人は鈍重だ。プールが小さいため、冷却勢(間合の終わりに1強制、§選択ルール-3・
02)を払えなくなるリスクが常につきまとう。活力を使い切ると、その間合の冷却勢を払えず気尽する。
#資-3. 火力プール — 神器の格が向かう座 [★新規]
火力は活力とは別個のリザーブだ。活力が「どれだけ動くか」なら、火力は「どれだけ強く放つか」だ。神器の格は活力ではなく火力へ向かう——より良い神器を安置するほど火力は大きくなり、火力が大きいほど一間合により大きく打つ。
最大火力 = 神器の格 × 2
格換算(§資-4・§表-A)を代入すると業物格 2 ・ 名品格 4 ・ 神器格 6である。未搭載の空缶は格0ゆえ火力0(過充電・必殺技の動力なし)。自家心臓は(クラス段数 ÷2 切り捨て)× 2 だ(§選択ルール-2)。余剰の部位予算1点を火力 +1 へ転用できる(ビルド選択、03 予算制と連動)。
火力の使用(自由消費) — 火力は以下の四つに使う。運用本体は 02、必殺技は 05 の管轄であり、本文書は火力がどこから生じるか(心臓変数)のみを正本化する。
- 攻撃の過充電。 火力 N 消費 → その1回の攻撃判定 +N。これは武器それ自体の判定補正 +3 上限とは別個のオーバーチャージだ(§資-5)。「強く打つには火力を判定に注ぐ」。
- 分隊への追加打撃。 火力 1 消費 → その広域・踏みつけ攻撃が分隊個体へ +1 追加打撃(命中強度表の上に)。
- 必殺技の動力。 命名された必殺技の費用を火力で支払う(§資-3-1)。
- 一時ボーナス。 火力 N(最大3)→ 防備・機動判定・制圧力のうち一つを1間合 +N。間合1回、自己重畳不可。
★火力回復 = 冷却勢を払うこと。 消費した火力を次間合に完全回復するには、その間合の終わりの冷却勢を完全に実行しなければならない(
02§冷却勢 = 間合の終わりに活力1強制)。活力不足・過拡張で冷却勢を払えなければ → 火力未回復 + 気尽。オーバードライブの代償だ。
#資-3-1. 必殺技の動力 — 火力の大量消費
各機体は命名された必殺技1つを持つ(システムは 05・各機体データは 06・08)。必殺技は火力4以上を大量消費し戦闘1回限度であり、1間合の充電(ワインドアップ)の後に発動する(スローワインドアップ = 鈍重の演出)。
心臓側から見た含意はただ一つ——必殺技を使うには火力プールがそれだけ大きくなければならない。火力4の必殺技は名品格(火力4)以上の心臓でなければ一度に点火できず、神器格(火力6)でこそ必殺技の後にも過充電・追加打が残る。業物格(火力2)は1間合の充電で火力を積み立てるか、余剰予算を火力へ転用しなければならない。心臓の格こそが必殺技の点火力だ。
必殺技は「ダメージダイスなし」の原則を破らない(
co-03-05)。火力を注いで「より痛く」ではなく「より大きく」(分隊多数の全滅・広域多重ゾーン・巨大妖魔の多重心部同時打・会心の拡張)打つ。常時の火力インフレは禁止だ——必殺技は戦闘1回の大型効果としてのみ存在する(05システム)。
#資-4. 格換算表 — 業物1・名品2・神器3 → 火力 2・4・6(zn13 正本掲載)
co-07は武器の品等を技数で定義する(普及品3・業物4・名品5・神器7)。zn13は活力・火力・部位予算を回すため、この7段スペックを格0~3へ縮約する。本換算表は zn13 専用であり、本文書に正本として1回掲載する——他文書(02・03・05・06・08)は本表を参照する。
| 心臓等級 | co-07 技数 | zn13 格 | 最大火力(格×2) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 未搭載(空缶) | — | 0 | 0 | 心臓なし。火力・必殺技の動力なし |
| 業物格 | 4 | 1 | 2 | 最もありふれた動力源。必殺技は火力の積み立てが必要 |
| 名品格 | 5 | 2 | 4 | 火力4の必殺技を1回点火可能 |
| 神器格 | 7 | 3 | 6 | 上限。必殺技後に過充電の余裕 |
格の上限3・火力の上限6は偶然ではない——格は名品・神器武器それ自体の判定補正の+3 共通上限(§資-5)と同じ天井であり、火力(格×2)はその上に載せる別個のオーバーチャージ・リザーブだ。心臓が神器格だからといって武器それ自体の補正が +3 の上には行かず、「より強く」は火力を判定に注いでのみ出す。
#資-4-1. 妖核動力 vs 純神器 — 二つの心臓系列
同じ格でも、心臓が何を燃料とするかによって性格が分かれる。本節は系列を定義し、暴走プロファイルの差は §選択ルール-3・§表-B に置く。
- 妖核動力(国友式)。 妖魔の霊核を燃料とする心臓。火力の出力が高く調達も容易だが(堺座の密取引・尾羽山の供給)暴走リスクが大きい。出典:国友座の試作型自律機人の「妖核動力機械」・「暴走リスク」(
co-02-03)。 - 純 神器(比叡式)。 妖核を拒み、神道・仏教の神器のみを点火する心臓。安定(暴走軽減)・妖魔特効(退魔・祓い・結界の制御技を使用可能)だが、対人戦の火力ボーナスは貧弱だ。比叡連の機体は純神器のみ可能である(法力加護・封印師、
co-02-03)。 - 合意動力(エンリョ館式)。 穏健な妖魔との合意によって駆動し、暴走免除(過負荷なし)だが、妖魔の意向に依存する(関係悪化時は拒否)。出典:エンリョ館「共存の学堂」・「交渉で妖魔を扱う」(
co-02-03)。詳細なシグネチャは06の管轄であり、本文書は系列としての暴走プロファイルの差のみを §表-B に置く。
#資-5. ★制限 — 「連動のみ、増幅禁止」
このボックスは本号における心臓設計の核心である。キャノン整合の最優先要求だ。
- 武器それ自体の判定補正 = 名品・神器共通 +3 上限。
ex2-00-05 §10:武器等級は技数で定義(普及品3・業物4・名品5・神器7)、名品・神器武器の判定補正は通常 +3 上限だ(例:2d10+勇+剣術+3)。心臓にいかなる神器を安置しても、降神太甲の武装攻撃の武器それ自体の補正は +3 を超えない。「より強く」はこの天井の上ではなく、火力の過充電(§資-3①、別個のリザーブ)でのみ出す。- 攻撃 +5 以上は EX2 §10 限定条件2個以上の同伴が必須。 心臓神器の献身/名品技が +5 以上なら、その技本来の限定条件(構え累積・指定標的・活力 −N・即死判定・環境・会心)がフレームにもそのまま適用される。「巨大スケール」だからと常時化・増幅しない。
- 献身技の限度は不変。 心臓神器の献身技「セッション1回」・名品技「戦闘1回」の限度は、フレームにおいてもそのまま維持する。必殺技(火力4↑・戦闘1回・ワインドアップ、§資-3-1)もこの限度体系の中の効果だ。
- ★回復 + 追加行動の同時大型化は禁止。 いかなる単一の心臓特殊技・必殺技も「回復 + 追加行動」を同時には与えない(聖杯事例)。
- 防備のみ等級差(武器補正とは別個)。
ex2-00-05 §10防具規約:名品甲冑 +1・異国の大型胸甲 +3(移動・潜入ペナルティ同伴)・神器甲冑は個別明示。フレームのベース防備(17~18、03・02)に心臓が加える静的防備は、この規約の上限である。- 鈍重・冷却勢は同一適用。 いかなる心臓も(伝説機を含め)§02 のペナルティ(鈍重 = 同順位最後・冷却勢 = 間合の終わりに活力1)を免除されない。
- 貫通は半分。 降神太甲は
[貫通]を半分だけ受ける——[貫通]が無視する甲冑追加分の半分のみ無効(切り上げ、残りは有効、§選択ルール-4・02)。鉄砲・攻城は天敵だが絶対的ではなく、心臓狙撃・封印が主力カウンターへ格上げされる。
#選択ルール — 心臓運用規則
#選択ルール-1. 同調(同調, Attunement) — 心臓と搭乗者の一致
心臓神器を点火するには、その神器を扱う搭乗者が神器の献身・理解条件を満たさなければならない。未充足なら、心臓は活力は供給するものの(駆動プールは作動)、火力・献身技は封鎖される——巨人は立つが、神の権能は眠る(火力0扱い)。
★キャノン引用 — 新規発明 0。
- 日本の神器:三道六心の一致に従う(
co-07-03献身条件——神道 = 玄道 眞/魔、仏教 = 空道 慈/虛、陰陽道 = 玄道または空道、妖魔由来 = 魔または無心)。心転時には献身封鎖もそのまま転移する。 - 異国の神物:[理解] 5経路に従う(
co-07-04献身技の理解経路——A 文化の名人・B 異国適応特技・C 外人は自動・D 英霊は自動共鳴・E GM付与)。未充足時は正反対の効果(50%)+ 次間合 神器使用不可がフレームにそのまま適用される。
誰が同調を握るのか。 基本運用では、神器運用の座である制御者が心臓の同調を担う。自家心臓クラスはその者自身が同調の主体だ(§選択ルール-2)。
★鏡(八咫鏡)= 名品、神器ではない。 本文書で鏡を心臓候補として言及することがあっても(伝説機 天照之改神との連携は
08の管轄)、必ず「名品(co-07-02八咫鏡の複製)・神器ではない」と表記する。 鏡は献身技がなく [理解] が不要(名品規則)だ。名品格ゆえ火力換算は格2(火力4)であり、心臓適性は情報・制御(真実看破)だ。本文書 §表-C の自家心臓表には鏡を含めない。
#選択ルール-2. 自家心臓(自家心臓, Self-Heart) — 神器不要、人が心臓となる
神格・変身の役割群(現人神・天人・英霊・半妖)と一部の魔人(祟り神・イタコ)は、神器を安置する代わりに自ら動力源となる。彼らの権能がすなわち神器だ。このとき:
- 神器スロットが空くか(追加神器の搭載でより強く)、その者自身が制御者の座を兼任する(2人運用 → 事実上1.5人へ圧縮)。
- 活力は §資-2 の公式(10 + 核等級)をそのまま使うが、火力はそのクラスの段数に連動する(下記)。その権能資源が枯れれば降神太甲も停止する——クラス固有のリスクがフレームに転移する。
★厳守 — 権能資源は既存ルールをそのまま再利用。 例えば現人神は信仰点(
co-04-07-16§核心資源 信仰:戦闘開始3・最大10・小康 +1・戦力 −1 時 −1・戦闘不能時に全量消失)を火力・点火資源へ直接マッピングする。新ゲージ・新判定系は0だ。(演出上の「神に捧げる供物」は修辞にすぎず、機構は既存の信仰プールの強制消費そのままである。)
★英霊(33)キャノン整合 — 自家心臓の特例。 英霊は「その者自身が神器」なのではなく、指定された神物(異国の神物 co-07-04 または霊界鬼物1個)に宿った霊体である(co-04-07-33 [素養] 前世の記憶)。したがって英霊の自家心臓 = 指定神物の格をそのまま心臓の格として使用(火力 = その神物の格 × 2)する。霊体の不安定(未保有時はセッション終了時に維持判定 2d10 + 美 ≥ 11、失敗なら 戦力 −1 永続、戦力 0 = 消滅)がフレームの停止リスクへ転移する。
自家心臓の火力公式(トラック分離)。 神器トラック(§資-3)は格で算出するが、自家心臓トラックはクラスの段数に連動する。
最大火力 = (クラス段数 ÷ 2, 切り捨て) × 2
1~10段の全区間をカバーする(例:6段の自家心臓 → 火力 = (6÷2)×2 = 6、神器格と同等)。活力は §資-2 の公式(10 + 核等級)を同じく使う。ただし英霊は神物依存クラスゆえ、指定神物の格を火力トラック(§資-3)に入れて算出する。
★自家心臓の自己補正。 1人が両座(操縦または制御 + 心臓)を兼ねると、投入資源が減って自己スケールが弱まりうる → 補正:自家心臓の兼任時は「メイン・補助のうち片方のみフルパワー」(自分の手番を割って使う)。火力は上記の段数トラックで算出するが、権能資源の枯渇 = 即時停止・リスク転移によってさらに相殺される。
#選択ルール-3. 暴走・過負荷(Overload/Rampage) — 心臓が器を壊す
★厳守 — 新状態0個、EX2 既製状態の再利用。
- 過負荷の本則。 冷却勢(間合の終わりに活力1強制、運用は
02)未払い時 → その間合 気尽(ex2-00-05 §9:一息の限界 5→4、明示間合維持)。活力が10~13と低いため、火力を過度に注いで活力を使い切ると冷却勢を払えず気尽が実際に発生する——火力未回復まで同伴する(§資-3)。新表は不要だ。 - 脱尽への悪化。 格超過・連続未払い2回・妖核暴走 → 脱尽(
ex2-00-05 §2:次間合 活力1・無防備1間合・構え/予約消滅)。「国友の暴走の軽量版」である。 - GM代替案(キャンペーン用)。 神器1間合停止(心臓 = 神器依存ペナルティと同線)または 戦力 −1。本則は気尽・脱尽であり、停止・戦力減はキャンペーンオプションだ。
心臓系列ごとの暴走プロファイルは §表-B にある——妖核動力 = 暴走の頻度・深度↑・純神器 = 安定(1段階軽減)・合意動力(エンリョ館)= 暴走免除・自家心臓 = 権能資源の枯渇がそのまま暴走の代替(現人神 信仰0 = 停止)。
★暴走の出典。
co-02-03試作型自律機人の「暴走リスク:毎小康 d100 01~10 で敵味方無関係に攻撃」を、降神太甲の暴走の巨大スケール原型として引用する。本則の過負荷はこの暴走の軽量版(気尽・脱尽)であり、d100 01~10 の敵味方無関係攻撃は妖核動力心臓のキャンペーン級・最悪の暴走としてのみGMオプション化する。本文書 §表-D は試作型自律機人の一般ベンチ 01~10を維持し、国友の妖核暴走のシグネチャ新規調整(01~15)は勢力文書(06)の管轄である。
#選択ルール-4. 心臓破壊(Heart Destruction) — 核を失えば停止
降神太甲の単一の急所は核(心臓)である。核が破壊されると即時停止(復活不可)する。これは co-05-04 巨大妖魔の「心府」——両軍が絡む阿修羅場であり巨大妖魔の心臓部——構造を対称に適用したものだ。降神太甲自身も「核 = 心府」構造を持つ。
貫通は半分 — 核が主力カウンターである理由。 降神太甲は [貫通] を半分だけ受ける(02・§資-5)。[貫通]が無視する甲冑追加分の半分のみ無効(切り上げ、残りは有効)ゆえ、防備18(基本10+甲冑8)の機体は [貫通 全体] に対しても 10 + 8/2 = 14 で耐える。鉄砲・攻城は依然として天敵だが絶対的ではない——巨人を確実に止めるには心臓狙撃・封印が主力カウンターへ格上げされる。
心臓狙撃(アンチ降神太甲 ①)。 核を直接打撃できる条件(下記)を満たした時 → 活力プールを直接減少させる。核の 戦力 0 = 即時停止。([貫通]・直撃の処理は co-03-05、貫通半分は §資-5。)
心臓狙撃の発動条件。 ① 操縦士が戦闘不能、② 頭・胴部位の破壊、③ 潜入の初撃([直撃]・自動会心)時——このとき核を直接打撃できる。核の 戦力 0 なら即時停止し、復活不可だ。
3種のアンチ降神太甲のうち、本文書は心臓に直結する2種を明示する(残り1種 = 風魔の潜入狙撃は操縦士・制御者を標的とするため 09)。
- 封印(比叡連の封印師)。 封印術「妖魔・神器を1間合行動不可」(
co-02-03)が心臓(神器)にかかると、降神太甲は全体が停止する。純神器・妖核を問わず——心臓 = 神器依存の本質的弱点であり、貫通半分でも封印は通るため格上げされた主力カウンターだ。(封印師は固有の兵種だ——33職クラスではなくフルネームの兵種。) - 鉄砲 [貫通 全体](神楽藩の鉄砲隊)。
co-07-01鉄砲 [貫通 全体]・co-03-05:甲冑の追加分を無効化するが降神太甲はその半分のみ受けるため(貫通半分、§資-5)核の露出を加速するが、一撃で崩しはしない。(3種表の全体は09、ここでは心臓破壊との連携のみ。)
応急復旧の限度。 損傷した核・心臓は制御技「損傷応急」で1等級・1戦闘の臨時復旧のみ可能だ(co-03-05 応急補修「+1のみ・1回限定」を引用)。核の 戦力 0(完全破壊)は復旧不可——応急は破壊の直前まで先延ばしするだけだ。
自家心臓の停止。 自家心臓クラスの権能資源0(現人神 信仰0・英霊 神物喪失・イタコ 降霊終了)は、心臓停止と同一に処理する。
★一向一揆の例外(停止本則の明示例外)。 一向一揆の廃資材の信仰機は不退の信仰で止まらない——核の 戦力 0 になっても次の小康段階に戦力 1 で1回再起動する(戦闘2回限度)。「核 戦力 0 = 即時停止・復活不可」本則の唯一の明示例外である(詳細は
03・06にも登録)。
人が心臓となったのだから、人が崩れれば巨人も崩れる。
#表 — 心臓データ
#表-A. 活力・火力 — 心臓の格・核等級別
活力公式
活力 = 10 + 核等級(神器の格は活力に寄与しない)。火力公式最大火力 = 格 × 2。
| 心臓 | 格 | 核等級(例) | 活力 | 最大火力 | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|---|
| 未搭載(空缶) | 0 | 1 | 11 | 0 | 鈍重な空缶(火力なし) |
| 業物格の心臓 | 1 | 1 | 11 | 2 | 最もありふれた動力源 |
| 名品格の心臓 | 2 | 2 | 12 | 4 | 必殺技(火力4)を1回点火 |
| 神器格の心臓 | 3 | 2 | 12 | 6 | 必殺技後に過充電の余裕 |
| 神器格 + フルビルド核 | 3 | 3 | 13 | 6 | 恐るべき機体——カウンター必須 |
活力は10~13へ低く固定される——プールが小さく、冷却勢(間合の終わりに1、
02)を払えなくなるリスクが常につきまとう。火力は神器の格が向かう座であり、活力とは別個のリザーブだ。余剰の部位予算1点 → 火力 +1 へ転用可能(03)。自家心臓トラック:活力 = 10 + 核等級、火力 = (段数 ÷2 切り捨て) × 2(例:6段の自家心臓・核2 = 活力 12・火力 6)。
#表-B. 心臓系列別のプロファイル
| 系列 | 火力出力 | 暴走プロファイル | 特効/制約 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 妖核動力(国友) | 高い | 暴走↑(過負荷悪化・d100暴走はGMオプション) | 調達容易(密取引)・対人強 | co-02-03 試作型自律機人 |
| 純 神器(比叡) | 中 | 安定(過負荷1段階軽減) | 妖魔特効(退魔・祓い・結界の制御技)・対人弱 | co-02-03 法力加護・封印師 |
| 合意動力(エンリョ館) | 中 | 暴走免除 | 妖魔の意向に依存(悪化時は拒否) | co-02-03 共存の学堂 |
| 自家心臓(神格・魔人) | 可変(段数) | 権能資源の枯渇 = 停止 | 制御者を兼任(1.5人)・リスク転移 | 各クラスの資源ルール |
#表-C. 自家心臓クラス — 火力・転移リスク (★神器不要)
活力は全クラス共通
10 + 核等級。本表は火力トラックと転移リスクのみを整理する。
| クラス(番号) | 権能資源(既存ルール) | 火力連動 | フレーム転移リスク | キャノン引用 |
|---|---|---|---|---|
| 現人神(16) | 信仰(開始3・最大10・小康 +1・戦力 −1 時 −1・戦闘不能で全量消失) | 段数トラック・信仰点火マッピング | 信仰0 = 停止・逃走時に神威損傷・敵の初標的 | co-04-07-16 |
| 天人(34) | 下降 → 昇天の曲線 | 段数トラック + 曲線変動 | 戦闘経過で火力変動・妖魔特効の転移 | co-04-07-34 |
| 英霊(33) | 指定神物(外部) | 指定神物の格トラック(§資-3) | 神物未保有の維持判定失敗 = 戦力 −1 永続・0 で消滅 | co-04-07-33 [素養] |
| 半妖(15) | 妖魔の血・変身 | 段数トラック・変身連動 | 変身の火力変動・味方結束ペナルティの転移 | co-04-07-15 |
| 祟り神(27・魔人) | 信仰吸収・呪い累積 | 段数トラック・呪い累積 | フレームが次第に呪い機体化 → 般若 §C 連携・人間性の消耗 | co-04-07-27 |
| イタコ(22・魔人) | 口寄せ降霊 | 段数トラック・降霊霊の格 | 降霊霊の交替で心臓スワップ・憑依式の動力 | co-04-07-22 |
★厳守:各資源は既存クラスルールをそのまま再利用(新ゲージ0)。英霊のみ神物の格トラック(外部神器の指定構造)であり、残りは段数トラック(火力 = 段数÷2×2)だ。鏡(名品)は本表に含めない。
#表-D. 過負荷・暴走の段階 (EX2 既製状態のマッピング・新状態0)
| トリガー | 結果 | 根拠 |
|---|---|---|
| 冷却勢1の未払い(本則) | 気尽(一息 5→4、その間合)+ 火力未回復 | ex2-00-05 §9・§資-3 |
| 格超過・連続未払い2回・妖核暴走 | 脱尽(次間合 活力1・無防備・構え消滅) | ex2-00-05 §2 |
| キャンペーンオプション(GM) | 神器1間合停止 / 戦力 −1 | §選択ルール-3 代替案 |
| 妖核の最悪暴走(GMキャンペーン) | 毎小康 d100 01~10 敵味方無関係攻撃 | co-02-03 試作型自律機人 |
| 純神器の安定 | 上記1段階軽減 | co-02-03 法力加護 |
| 合意動力(エンリョ館) | 暴走を全面免除 | co-02-03 共存の同調 |
表の d100 暴走ベンチは試作型自律機人の一般値 01~10である。国友の妖核暴走のシグネチャ新規調整(01~15)は勢力文書(
06)の管轄であり、本表は一般ベンチ 01~10 を維持する。
#表-E. 心臓破壊・復旧
| 事象 | 処理 | 根拠 |
|---|---|---|
| 核(心臓)の露出後の直撃 | 活力プールを直接減少 | co-03-05 |
| 核の 戦力 0 | 即時停止・復活不可 | co-05-04 心府対称 |
| 一向一揆の核 戦力 0 | 次の小康段階に戦力1で1回再起動(戦闘2回) — 本則の明示例外 | 不退の信仰(§選択ルール-4) |
| 封印(心臓 = 神器標的) | 神器1間合行動不可 → 全体停止(貫通半分でも通る・主力カウンター) | co-02-03 封印師 |
| 鉄砲 [貫通 全体] | 甲冑追加分の半分のみ無効(貫通半分)・核露出を加速するが一撃不可 | co-07-01・co-03-05・§資-5 |
| 損傷応急(制御技) | 1等級・1戦闘の臨時復旧のみ | co-03-05 応急補修 |
| 自家心臓の権能資源0 | 心臓停止と同一 | 各クラスの資源ルール |

