日本語版 v1.3.3 · fc-index

#百鬼傳承記 - 妖魔総覧

目次

百鬼傳承記 表紙

Data Catalog + Campaign Module + Reference Only。 本巻は co 妖魔図鑑を代替しない。既存の妖魔をより深く解釈し、時代別変形・強化背景・仲間化・妖魔PC運用を補助する。

核心の境界: 妖魔PCは 半妖の代替物ではない。半妖は二つの血の狭間にいる人間であり、妖魔PCは人間社会に入り込んだ怪異である。

シリーズ仕様: ../co/co-99-meta/co-99-03-fc-spec.md


#序文 - 百鬼が通り過ぎた道

戦が終わって三日目の夜、廃城の下の道にはまだ灯がともっていなかった。

僧は素足で泥を踏んだ。道端の田は乾いており、畦には折れた槍の柄が突き立っていた。彼はその槍の柄ごとに小さな紙を結んだ。名を知る者には名を、名を知らぬ者には「某」と書いた。

真夜中が近づくと、山の方から太鼓の音が聞こえた。初めは遠かった。次には近かった。最後には足元で鳴った。

黒い行列が道を渡った。頭に角の生えた壮丁、首が長く伸びた女、笑う面をつけた狐、折れた甲冑の中で燃え上がる青い火、水に濡れた笠をかぶった子ども。彼らは互いに似ていなかったが、同じ道を歩いた。誰も口をきかなかった。

僧が数珠を握って問うた。

「どちらへ行かれるのか。」

行列の端で、古い太鼓を背負った小さな鬼が振り返った。

「人々が我らの名をつけてくれた所へ。」

その言葉が終わると風が吹いた。紙に記された名が一斉に揺れた。僧はそこでようやく悟った。死んだ者の名だけが道の上に残ったのではなかった。人々が恐れたものごとに名がつき、名がついたものごとに夜の道が与えられた。

その夜から、その道は百鬼の道と呼ばれた。


#香 - 百鬼の書

この書は妖魔を目録としてのみ扱わない。妖魔は名、場所、噂、霊界の門、人間勢力の対応の中で生き返る。同じ鬼であっても戦場にいれば軍霊を食らい、山門にいれば禁忌を試し、怪談の中にいれば名となって帰ってくる。

百鬼傳承記はその差異を読むための書である。


#法 - この書の使用体系

本巻のすべてのデータと変形は coの妖魔図鑑 の上に載せる。既存の妖魔の戦力・防備・活力・制圧力は原文を優先し、fc08は次の四つの場合にのみ数値と規則を加える。

場合処理
時代変形平安・戦国・江戸・現代の情趣と小さな補正。
場所変形戦場、山道、井戸、倉庫、駅のような場所ギミック。
強化背景名、領域、門、眷属、怪談の増殖、人間との契約。
妖魔PC既存の妖魔の技法をPC用の職業特技へ下げて変換する。

#運用 - 章別の読み方

fc08は速い妖魔事件、戦国配置、データ変形、長期の敵手、妖魔の仲間とPCの運用を段階的に読むよう構成されている。必要な章だけ選んで使ってもよいが、妖魔PCと技法変換は必ず07章を併せて読む。

必要読む場所
速い妖魔事件01章と02
戦国配置03
時代変形04
データ変形05
長期の敵手と組織06-02, 06-03
妖魔の仲間とPC07-02, 07-03, 07-04

#メタカード

項目
シリーズfc 第08巻
題名百鬼傳承記
性格妖魔解説 + 怪談運用 + 変形データ + 妖魔組織・仲間・PC補助
中心時代戦国
補助時代平安、江戸、現代
依存co 必須 / fc02fc04fc07ex3 参照
権威Data Catalog (妖魔データ) + Campaign Module (妖魔PC・仲間規則) + Reference Only (怪談解説)
現在のバージョンv1.3.1 (fc08-VERSION)

#制作およびAI告知

項目内容
制作者シェルマン
問い合わせおよびフィードバックX(旧Twitter)@ds62hg, @trpg_ds62
生成AIの使用告知本資料の相当部分は、企画・初稿作成・文章整理・校正の過程で生成AI(LLM)の補助を受けて制作された。画像生成の過程にはGPT Image 2モデルを使用した。日本語版・英語版の翻訳にはClaude CodeとCodexを使用した。最終編集と公開責任は制作者にある。AI活用著作物に関する国内外の法律変動がある場合、該当法律に従う。
ライセンス別途表記がない限り CC BY-NC-SA 4.0 に従い配布される。

#範囲宣言

本巻は次を扱う。

  • 妖魔とは何か。
  • 妖魔は何を望むのか。
  • 妖魔にとって霊界の門とは何か。
  • co の主要派閥は妖魔の類型をどう扱うか。
  • 怪談を場面、手がかり、戦闘、交渉、後続の結果へ変える方法。
  • 戦国の妖魔の生態と、戦場・城・村・山道・寺院・川・海の妖魔運用。
  • 平安原型、江戸怪談型、現代妖魔型の変形。
  • 既存の妖魔の時代別・特色別の変形データ。
  • 妖魔をより強く扱う背景と妖魔の大悪党。
  • オリジナル妖魔組織。
  • 妖魔を仲間に使う方法、帯同分隊、妖魔PC汎用職業、技法変換。

本巻は次を扱わない。

  • co 妖魔図鑑の正本数値の全面差し替え。
  • すべての日本の妖怪・都市伝説の完全な目録化。
  • 現実の怪談・現代創作物固有のキャラクターの直接的な複製。
  • 人間の戦争の原因を妖魔のせいにする解釈。
  • 半妖 職業の削除や代替。

#書の骨組み

#00. メタ

#01. 妖魔の本質

#02. 怪談の趣

#03. 戦国の妖魔

#04. 時代変形

#05. 百鬼データ

#06. 強化妖魔

#07. 妖魔の仲間と妖魔PC

#99. 参照


#他巻との連結

連結点
co妖魔図鑑、半妖、勢力、戦闘・分隊規則の基準。
fc02戦国時代の妖魔事件の空気、民衆の反応、霊界開放の感覚を補強するときに参照。
fc04平安原型の妖魔、百鬼夜行、陰陽道、玉藻前系列の変形を扱うときに参照。
ex3江戸怪談型の妖魔、百物会、幕府の隠蔽体系、妖魔組織を扱うときに参照。
fc07魔人と妖魔、暗面組織と妖魔組織、悪役プレイと妖魔PCの境界を分けるときに参照。
fc01神性・祟り・妖魔の境界を判断したり、妖魔が神格化された事例を扱うときに参照。

#結びの句

「妖魔を斬る前に、その名がどこから来たのかを聞いてみよ。」


妖魔は夜からのみ来るのではない。人々が恐れに名をつけた所ごとに来る。